ここには、僕が守りたい人たちがいる。
概要
ニトロプラスの第4弾タイトル。
主人公・友永和樹はロボットであり、感情を持ちあわせない。経験と学習によって人間のそれを学び取っていくことが目的であり、その過程がシナリオの重要な骨子になっている。
一周のプレイ時間が平均30時間以上に達する長さはニトロプラス作品の中で最大であり、それに次ぐ『斬魔大聖デモンベイン』を大きく引き離している。これはいまだ破られていない。背景枚数、3D描き起こしのオブジェクトなどの資源も豊富に投入されている。
虚淵玄が製作にあまり携わっていない(主人公をロボットにしよう、というアイデア出しなどはしている)初めての作品である。
脚本:南條しかし
原画:きんりきまんとう
音楽:ZIZZ STUDIO
ストーリー
主人公、友永和樹は“ロボット”である。
“グローバルイルミネーション”の為に“HIKARI”によって作られた和樹は、“役立たず”がロボットの代名詞であるこのじだいに、無機でありながらも人間と違わぬ程に精巧な擬態機能と頭脳を備えていた。
自分を作った存在が何なのか明らかにされないまま、人間の感情を調査する事を命じられる和樹。しかし、その為に生み出された和樹に反論の余地はなく、調査に適した環境の一つ“皇路学園”へと潜伏する。和樹は、目的の為に様々な女の子と出会い、交流を始めるのだが、彼女たちは彼に理解出来ない感情を持って接してくるのだった。翻弄されつつも、それこそが情報価値で在るが故に、彼女たちの情報価値は、次第に、確実に上昇していく。深まる交流により情報価値は“興味”や“好意”となり、命令ではない、彼だけの価値観を作り上げていった。近い未来、“運命的な決断”を迫られる事を、彼は知らないままに……。
登場人物
エテコウ (CV:七瀬舞)