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概要

かつて日本で盛んに行われた筋トレの手法。


両手を後ろで組んだ状態で膝を曲げてしゃがみ、そのままの姿勢で膝を勢いよく伸ばして飛び跳ねながら前進するというもの。

発祥は不明だが、戦前から既に存在したもので、歴史は長い。

脚力を鍛える効果があるとされた。


実態

実はうさぎ跳びは筋トレとしては全く効果が無く、むしろ体に無理なダメージを与えるだけである。

これは、うさぎ跳びのような運動を通常のスポーツや生活において全くしないこと、同じ理由で人体がそのような負荷に耐えうる構造になっていないのが理由。

それでも長らく支持されたのは、日本の島国特有の閉そく性と、精神論根性論に依存した国民性からと言えよう。


しかし、戦後しばらくして海外のスポーツ科学が伝わるようになると、上記のようなうさぎ跳びの実態が浮き彫りになる。

この頃になるとうさぎ跳びが原因の疲労骨折の症例が相次いで報告されるようになっていた。


決定打となったのは、1978年に静岡県中学校野球部のコーチが部員にうさぎ跳び2kmを強制したところ、15人が疲労骨折を起こした事故である。

本件が広まったことでうさぎ跳びの効果は否定され、急速に廃れていった。

その後も一部のスポ根論者は体育の授業などでうさぎ跳びを用い続けたが、年号が平成に移る頃にはほぼ駆逐され、現在では行われることはまず無い。


その他

日本における類似の慣例に、「運動中に水分補給をしない方がいい」というものがあり、昭和時代に広く実践されてきた。

こちらも科学的な根拠が無い上、脱水症状熱中症によって命を落としかねない重大な危険性があり、現在では否定されている。


関連項目

スポーツ 筋トレ 体育

スポ根 精神論 根性論 疑似科学

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