一応の解説
イソップ寓話の『金の斧』をモチーフとした、ドラえもんのひみつ道具の一つ。
泉の中に品物を入れると女神型のロボットが現れる。この場合の「品物」は道端に落ちている小石や、生きている生物(人間を含めた動物)でもいい。女神ロボットは泉に落とした品物と同じ性質だがランクの高い品物を手にしており、「あなたが落としたのはこの○○(品物の名称)ですか」と尋ねてくる。
ここで正直に「いいえ、私が落としたのはこれこれの物です」と伝えると「正直のご褒美にこちらを差し上げましょう」と告げられ、そのランクの高い品物がもらえる。
ちなみに、最初に泉に入れた方の品物は取り戻せなくなる(後述)ので、上記の童話の解説とは違う。
尚、欲張って嘘をつくと何ももらえない。原作では描写はないが、アニメ版でスネ夫がその失敗を犯している。
女神ロボットはかなりの怪力であり、アニメ版でスネ夫が逆恨みで石を泉に投げ込んだ際は、スネ夫の身長くらいの大きさの岩を持ち出して片手で投げつけていた。現実ならば即死していた事は間違いなく、ギャグと解っていても、かなり痛そうで恐ろしげな描写である(ちなみに、大山版・わさドラ版共に女神の顔をよく見ると額に小さなたんこぶが出来ており、石が当たっていたことが分かる。そりゃ怒るわな…。更にわさドラ版だと声が明らかに怒っているようなトーンであった)。
また、アニメ版第2期の1度目では使用回数が5回までに制限されていたが、2度目のアニメ化でその設定は無かったことにされた。
2013年ののび太のひみつ道具博物館にて改造型が登場している。
本編にて…
のび太が綺麗なグローブで、ジャイアンのグローブがズタボロになったので、それが気に入らないジャイアンはスネ夫の話も引き受け無理矢理交換してしまう。
その頃、のび助が誤ってドラえもんのどら焼きを食べてしまい、泣きつく。
仇を取ろうとする形で上記の通り、豪華などら焼きと綺麗なグローブを交換してもらう。
きれいなジャイアン
「きこりの泉」の効果を知ったジャイアンが欲張っていろんな物を泉に入れようとするが、うっかり自分が落ちてしまう。
以降は「きれいなジャイアン」の項を参照のこと。
ちなみに”きたない”方のジャイアンが泉から抜け出そうとしたところ、女神ロボットに引きずり込まれそうになり助けを求めて溺れていた。
とあるゲームのコラボ内の会話で語られた内容によると、やり方は不明だが一度落とした物を取り戻す事は出来るらしく、本編でも落ちてしまった本物のジャイアンを救出した事が語られた他、さらなる犠牲者も(かなり苦労しながら)救出している。
その際に、きれいな方がどうなるのかは不明。もしかしたら再交換するのかもしれない。