概要
駅番号09が付けられている。
1909年12月6日に、大日本軌道浜松支社の共同駅として開業する。駅名の由来は諸説あるが、駅が浜名郡積志村大字下大瀬と大字有玉の境界上にあるため、2つの地区が共同で使う駅という由来ではないかといわれている。
1919年10月12日に遠州軌道(→遠州鉄道)に譲渡され、1923年4月1日に遠州共同駅に改称した。
1966年4月1日に現在の駅名である『さぎの宮駅』に改称。
駅の近くにある八坂神社が、鷺がたくさん降りたことから『鷺宮神社』と呼ばれるようになり、これが現在の駅名の由来。鷺宮駅は難読駅名となるため、ひらがな混じりの駅名になった。
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅。
駅の両側に細い道路があり、地下道経由を通って線路に挟まれた駅へ入る。
利用状況
住宅街にあるため、通勤・通学客による利用が多い。
2019年度の乗車人員は約42万人、降車人員は約41万人で、遠州鉄道18駅の中で9番目に乗降数が多い。
利用客は増加傾向にある。
隣の駅
都市伝説
2004年1月8日、2ちゃんねる掲示板のオカルト板にて、『はすみ(葉純) ◆KkRQjKFCDs』と名乗る人物が、『新浜松駅23時40分の列車に乗ったが、20分以上走り続けた後きさらぎ駅という知らない無人駅に着いた』(要約)という書き込みがなされた。
詳細については同記事を参照。
この話は2ちゃんねる以外でも語られる有名な都市伝説となった。
遠州鉄道はきさらぎ駅の都市伝説について把握しており、「さぎの宮駅を見間違えたのではないか?」としている。
ただし、新浜松駅からさぎの宮駅までは片道14分であり、都市伝説の「20分走り続けた」とは話が合わない。
2022年に入ってからは、さぎの宮駅=きさらぎ駅の舞台ということをアピールする企画を行っており、同年1月8日には、さぎの宮駅を本当にきさらぎ駅にしてしまった。
また、切符をイメージしたクッキーなどのグッズも発売。
更に特設サイトまで作ってしまった。
映像化
- テレビアニメ『新幹線変形ロボ_シンカリオンZ_THE_ANIMATION』第21話にて、さぎの宮駅がきさらぎ駅として登場。都市伝説の通り新浜松駅から乗車し、きさらぎ駅に行ってしまうというストーリーで、異空間の駅(京福電鉄嵐山線も発着していた)とされていたが、外観や場所はさぎの宮駅のままだった。
- 2022年6月3日に、映画『きさらぎ駅』が公開される。(公式サイト)遠州鉄道も出てくるが、きさらぎ駅のロケ地は上田電鉄別所線八木沢駅。
関連タグ
比奈駅…きさらぎ駅ではないか?と言われているもう1つの駅。Googleマップできさらぎ駅と検索すると、比奈駅が出てくる。