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つらら女

つららおんな

日本の民話に登場する人間の女になったつららの妖怪。雪女と混同される場合が多い。
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概要

東北地方新潟県の伝説に出てくる妖怪で、氷柱女房(しがまにょうぼう、つららにょうぼう)とも言う。

独身の男が、家の軒下にぶら下がったつららを見て「このつららのように美しい妻が欲しい」と嘆いていると、その願いの通り美しい女が現れ、妻にして欲しいと願う。この女はつららの化身だったのだが、その顛末には諸説あり、

  • 「女は男と夫婦になったが、なぜか風呂に入るのを嫌がった。男は無理に勧めて入浴させたが、女は一向に上がってこない。心配した男が風呂を覗くと、女の姿はなく、湯船に氷の欠片がわずかに浮かんでいた」
  • 「女は男と結婚したものの、春になると、女は姿を消してしまった。男は女に逃げられたものと思い悲しんだが、その年の内に別の女と再婚した。そして冬。男のもとへ、あの女がまた現れた。男が再婚したことを知った女は怒りのあまり、つららに姿を変えて男を刺し殺してしまった」

という話。


結婚した話ではないが、

  • 「大雪の夜に、とある夫婦の家を1人の女が訪ね、宿を借りたいと頼んだ。夫婦は快く承知した。そのまま雪で外出もままならない日々が続き、女はその家に泊まり続けた。夫婦は気を利かせて風呂を沸かしたが、女はなかなか入らない。しかし夫婦の勧めを断りきれず、女は悲しげに入浴した。ところが女は一向に上がってこない。心配した夫婦が風呂を覗くと、女の姿はなく、天井から1本のつららがぶら下がっていた」

という話もある。


類似の話で「すが女房」「かねこおり女房」という話もある。前者は妻になった女が事故で誤って溶けてしまい、後者はつららに戻って男を殺す話である。


ゲゲゲの鬼太郎のつらら女

ゲゲゲの記憶補正108

ゲゲゲの鬼太郎(第3期)に登場。

「地獄一周!!妖怪マラソン」に参加したほか、鬼太郎の支援に第90、94話にて登場した。口振りから鬼太郎の事は相当買っている。

ちなみに94話では鬼太郎と一度敵対した雪女雪ん子も駆り出されているが、以前の関係で力を貸すのは彼女と違って不本意だった模様。

なお、エンディングに水木しげるの原画で登場している妖怪の1人でもある。


地獄先生ぬ~べ~のつらら女

ゆきめの幼なじみで「つらら」という名前。幼少時は散々ゆきめのことを甚振っていたいじめっ子だった。触れた物を氷でコピーする。人間界では胸元を見せた派手なライダースーツを見せ、つらら女の姿になると胸元が見え、帯を前で結んだ短い着物を着た花魁のような姿になる。

ぬ~べ~とゆきめの愛を引き裂くべく、山の神が童守町に送り込んだ第3の刺客として登場。しかし実際はゆきめのことを実の妹のように心配しており、ゆきめを連れ戻そうとしたが敗北、ゆきめとぬ~べ~の二人に情けをかけられ、町を去って行った。

幼少期は雪ん子時代のゆきめと東北の雪国で過ごしており、「ゆきめって雪でできてるんだよね」と発言している(つまりつららの幼少期は氷でできている)。つらら女の幼少期の名称はつららん子や氷ん子だろうか?

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