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コンパイルのパズルゲーム『ぷよぷよ』シリーズの第4作目にあたる作品。『ぷよぷよ』のナンバリング作品では、最後のコンパイル製作の作品となった。

また、セガ製作に移行したナンバリング次回作の『ぷよぷよフィーバー』以降はキャラや世界観等が大幅に変更されており、旧来の『魔導物語』の世界観をベースにしたぷよぷよシリーズは実質的に本作にて途切れる形となった(厳密には記念作品の番外編である『ぷよぷよBOX』『みんなでぷよぷよ』が間に挟まる形ではあるが)。


ストーリー

サーカスを見に来たアルル・ナジャカーバンクル。しかし、カーバンクルが団長のマジックで消えたままサーカスが終わり、アルルは消えたカーバンクルの行方を捜すため、さまざまな場所を冒険することとなった。


概要

機種タイトル発売日価格
ドリームキャスト (DC)ぷよぷよ~ん1999年3月4日5,800円
NINTENDO64 (N64)ぷよぷよ~んパーティー1999年12月3日5,980円
プレイステーション (PS)ぷよぷよ~ん カーくんといっしょ1999年12月16日4,980円
ゲームボーイカラー (GBC)ぽけっとぷよぷよ~ん2000年9月22日3,980円

※他にもケータイアプリ版「ぷよぷよ~ん&コラムス」があるが、こちらはストーリーや特殊ルールが一切存在しない。


ぷよぷよシリーズ第4作目。

本作はコンパイルの経営破綻後の波乱の中発売された。

本作発売時には既にセガへ知的財産権を売却しており、開発はコンパイルだが本作の著作権は最初からセガが保有した状態になっている。

そのような状況下故か、移植機種も前作より更に少なくなっており全シリーズでも知名度は低い。

本作はシリーズ初の家庭用ゲーム機のみ展開のナンバリングタイトルとなったが、アーケード版は発売こそされなかったが開発自体はされていたらしく、ドリームキャストと互換性のあるNAOMI基板で開発が進んではいたが没になった模様。

今作では『ぷよぷよ通』のルールをベースに、新たに「特技」システムが追加。GB版以外はキャラクターごとに特技が設定され、ゲーム中に特技を使用することで「一定時間おじゃまぷよがふらない」「特定の列のぷよをすべて消す」といったさまざまな効果が発生する。また、「ステージ」の概念も追加され、ステージによってはおじゃまぷよの降りかたが異なったり、高い位置でぷよを消すと高得点となるなど、特殊なルールで対戦することも可能となった。


キャラクターデザインは、これまでの多くのシリーズでキャラデザやパッケージイラストを手掛けた村長さわに代わって戸部淑が担当し、ゲーム中のグラフィックはなみへい(エナミカツミ)他が担当した。


各機種版の特徴

ドリームキャスト版(1999年3月4日発売)

最初に発売されたぷよよんで、当時としては一番ハイスペックだったドリームキャストからの発売だけあり後続の移植作品では何かしらの要素が本機種版からオミットされていたりしている。

ドリームキャストの性能を活かして綺麗になったグラフィックや等身の上がったキャラクター等が特徴だが、新たに取り入れられた特技システムが前作の大陽ぷよ以上に賛否を呼んだ。

本作のみの要素としては、背景のアニメーションに変化が起きたり、『とことんぷよぷよ』で最大108連鎖が可能な『す~ぱ~ちびぷよ』が収録されている等、当時はドリームキャストでしか実現不可能だったものがあった。

NINTENDO64版『ぷよぷよ~んパーティー』(1999年12月3日発売)

前作のN64移植版と同様、OPアニメーションや漫才デモのボイスはカットされ、機種性能の都合で画面レイアウトも若干異なる。

本作独自のモードに『ばくだんぷよぷよ』がある(後の『ぷよぷよ!!』などに収録されている『ばくだん』とは異なる)。

プレイステーション版『ぷよぷよ~ん カーくんといっしょ』(1999年12月16日発売)

4人対戦未対応な点以外はDC版に概ね準じているが、機種性能の都合で背景アニメーションの変化やキャラクター毎のぷよぷよの消去エフェクトはカットされている。

本作のみのモードに『さばいばるぷよぷよ』と『カレーすと~り~』があり、更にポケットステーションと連動したミニゲーム『カーくんといっしょ』も収録されている。

2017年にはセガからゲームアーカイブスでも配信された。

ゲームボーイカラー版『ぽけっとぷよぷよ~ん』(2000年9月22日発売)

コンパイル発売のぷよよんとしては最後発の移植作。

ストーリーは大筋こそ他機種版と同じだが、新たにシナリオライターを呼んだ事で結末などは大きく異なっている。

GB版の前作と同様、ルールが他機種版から大きくアレンジされ、基本的なルールはGB版の前作に準じている(つまり『太陽ぷよ』が登場する)他、ステージの概念がオミットされ特技がキャラクター別ではなく好きな組み合わせで使えるようになり、さらにその内容も大幅に変化している。

ぷよぷよBOX』のぷよぷよ~んスタイルはこちらのルールをさらにアレンジしたものになっている。

過去作との通信対戦もこれまで通り可能。


登場キャラクター

本作では最初からプロ声優でのボイスとなり、以降のシリーズでもこの形態を採っている(全員プロ声優の作品は外部移植作のPCエンジン版『ぷよぷよCD』シリーズ以来)。

ただし、GB版では連鎖ボイスが少し異なり、一部のキャラはぷよぷよSUNでのボイスを流用している。


声優と特技はDC・N64・PS版のものを前に、GB版独自のものを後ろに記載する。

GB版では特技が完全新規のものになり、自由に付け替え可能になっている。

参考として『ぷよぷよBOX』でのぷよぷよ~んスタイルのCPUの使用特技も記載。


名前声優特技GB版声優GB版特技BOX版特技
アルル・ナジャ本井えみるいぱんこおじゃまバリアバリア
カーバンクル間宮くるみぐっぐぐー(カーバンクルビーム)姫月あやめおねがいカーくん(無し)
ドラコケンタウロス三浦智子ドラコバーニング姫月あやめダイエットスプリット
セリリ川崎恵理子みんな仲良くしてねシンパシーシンパシー
ウィッチ水谷優子フォーリンサンダーカラーコートサンダー
チコ南杏子ガイアキューブワイルドカードトリプルウェーブ
ハーピーこおろぎさとみ変わるわよ〜ジャマーウォールワイルドカード
キキーモラ引田有美お掃除大作戦さかなやさんトランスファースイープ
シェゾ・ウィグィィ松本保典アレイアード・スペシャル大塚雄史郎ネオスラッシュネオスラッシュ
ルルー星野千寿子真・女王乱舞てつぷよドロップネオブレイク
スケルトンT緒方賢一スーパーダイナミックお茶ボンバーほねののろい(無し)
アーちゃん後藤邑子ホーミングシュートストレートピンポイント
パノッティ水田わさびイタズラしちゃうぞっスローダウンテレポート
のほほ緒方賢一のほほ〜んスロットラインクリアパラレルウェーブ
すけとうだら長島雄一(チョー)フィニーッシュビルドアップ(無し)
ドラゴン星野千寿子ゴガゴゴゴーッ!フリーズフリーズ
サタン小野健一サタンクロスバニッシュトランスファー
ドッペルゲンガーアルル本井えみヴォイドホールダークスラッシュハイパーバリア
ピエロ本井えみ(デモのみ)つかわない(特技無し)(未登場)
ハニービー政野早希子(なぞぷよのみ)けみサンダー(無し)
インキュバス松本保典(なぞぷよのみ)小竜ウォールボムハードストライク
ラグナス・ビシャシ三浦智子(なぞぷよのみ)さかなやさんかたぷよドロップスライス
ミノタウロス長島雄一(チョー)(なぞぷよのみ)(ボイス無し)たのむぞBIGぷよカット
ももも政野早希子(なぞぷよのみ)-(未登場)(無し)
ブラックキキーモラ(未登場)(未登場)ソリチュード

「援助キャラ」システムによりドラコ、セリリ、ウィッチ、チコが途中でアルルと同行することになる。

ただしシステムの違うGB版は終始アルルソロとなる。


デモにのみ登場のキャラクター

GB版のオープニングデモに登場

ナスグレイブ マミー ぞう大魔王 サキュバス


その他の特技

GB版の秘密の特技(隠し)ハードシールド / スラッシュ / おじゃまドロップ / アイアンボム / バーチカルクリア / だいトランスファー
BOX版のプレイヤー専用特技スラッシュ / ブレイク / ソーラーレイ / ストライク / ダブルストライク / ネオトランスファー / レジスト / ヒーリング

GB版の過去作との通信対戦

GB版『ぽけっとぷよぷよ~ん』は、従来同様に過去作の『ぽけっとぷよぷよ通』や『ポケットぷよぷよSUN』と通信対戦が可能。

ただし、『通』の「みんなでぷよぷよ」や「KEIJOU変更」、『SUN』の「とこなぞたいせん」など特殊なルールには対応していない。

『SUN』と『よ~ん』で対戦を行った場合、どちらかにしか登場しないキャラクターは似た雰囲気のキャラクターに変換される。


SUNよ~ん
ちょっぷんピエロ
コドモドラゴンドラゴン
スキュラアーちゃん
ふたごのケットシーチコ
ふたごのケットシーパノッティ(よ~ん側)
ぞう大魔王(SUN側)ドッペルゲンガーアルル
アルルドッペルゲンガーアルル(よ~ん側)

『SUN』側でぞう大魔王、『よ〜ん』側でドッペルを使用した場合、『よ〜ん』側での表示はドッペル対ドッペルだが、『SUN』側での表示はぞう大魔王対アルルとなり同キャラ対戦ではなくなる。



関連タグ

ぷよぷよ 魔導物語 ドッペルアルル


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記念作ぷよぷよBOX

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