- ゲーム『ときめきメモリアル』を題材とした、文化放送系列のラジオ番組『もっと！ときめきメモリアル』
- そのラジオ内で放送されたラジオドラマ、『ステレオドラマ もっと！ときめきメモリアル』
- そのステレオドラマを収録したCD『もっと！ときめきメモリアル』
本項目では2.をメインに一連の同一世界観の作品について主に触れる。
先行CDドラマ
発売日：1994年6月～1995年2月
- 1. CDドラマ ときめきメモリアル
┗ 対戦ぱずるだま対人戦BGM『あなたの瞳にうつる時間(とき)』アレンジ元初出
┗ 同最終戦BGM『この想いのせて』アレンジ元初出
- 2. CDドラマ ときめきメモリアル パート2 featuring藤崎詩織
┗『もっと！モット！ときめき』初収録
- 3. CDドラマ ときめきメモリアル パート3 featuring片桐彩子
┗『恋はほどほどに』初収録
元祖PCエンジン版から僅か1週間で発売されたCDドラマ。ゲーム版主人公とは無関係のオリジナルキャラクター、芹澤勝馬が主役。
パート2以降と続いたが、1巻目のみでもストーリーは一応完結している。
その他トラックにはイメージソング、各キャラクターの単発モノローグドラマ『おしゃべりピアス』等が収録された。
| 話数 | タイトル | 劇中時間軸 |
|---|---|---|
| (表記なし) | 素顔のポートレイト | 2年目秋 |
| パート2 | ポシビリティー | 2年目冬 |
| パート3 | ハートのポジション | 2年目冬～3年目春 |
細かい矛盾はあるが、後述のステレオドラマ版と世界観は繋がっている。
ラジオ番組『もっと！ときめきメモリアル』
ONAIR：1995年4月～1996年3月
文化放送系列にてONAIRされた『ときめきメモリアル』のラジオ番組。
パーソナリティは「あなたの恋のサポーター」、丹下桜。
合言葉は、「あなたのハートに、ときめき、LOVE」。
なお今日におけるときメモ1はプレイステーション版が最も有名であるが、ラジオはその半年前からスタートしており、PS版のタイアップでありつつも元祖PCエンジン版が準拠である。もともとの予定では発売に合わせて9月までの放送だったようだが、大好評により半年延長されて1年間になった模様。
『ステレオドラマ もっと！ときめきメモリアル』
ONAIR：1995年4月～1996年3月
ラジオ番組『もっと！ときめきメモリアル』内にて第一部と第二部が放送された。ストーリーの区切りで二部構成になっているが、放送自体は特にインターバルを挟んだわけではない。
ゲーム版主人公に相当する、高見公人が初登場。
本作で初出となった各キャラの友人設定等は、後にゲーム作品や小説版にも採り入れられていった。
第一部
幼馴染で憧れの藤崎詩織と恋人同士になるべく奮闘する高見公人の物語。
PS版発売前後の時期ながら、セガサターン版のある要素を先取りしている。
| 話数 | タイトル | 劇中時間軸 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 入学 | 1年目春 | |
| 第2話 | 体育祭 | 1年目春～初夏 | 虹野沙希と如月未緒の親友設定初出 |
| 第3話 | 夏祭り | 2年目夏 | 清川望と片桐彩子の親友設定初出 |
| 第4話 | 修学旅行 | 2年目秋 | 朝日奈夕子と古式ゆかりの親友設定初出 |
| 第5話 | クリスマス | 2年目冬 | |
| 第6話 | 告白 | 2年目冬～3年目春 | EDが『二人の時 forever』に変更 |
第二部
第7～10話はサブキャラクターにスポットを当てた幕間。
第11～12話は卒業間近を迎え気持ちの揺らぐ公人と詩織の物語。
CD『もっと！ときめきメモリアル』
発売日：1995年6月～1996年5月
ラジオONAIRされたステレオドラマを全て収録。
その他トラックにはイメージソング、各キャラクターの単発モノローグドラマ『おしゃべりピアス』、楽屋裏の『きらめき高校投書箱』等が収録された。
ONAIRの約2ヶ月後にCD化となる為、放送月とCD版の名称にはズレが生じている。
- 1. もっと！ときめきメモリアルJun. featuring鏡魅羅
- 2. もっと！ときめきメモリアルJul. featuring虹野沙希
- 3. もっと！ときめきメモリアルAug. featuring清川望
- 4. もっと！ときめきメモリアルSep. featuring朝日奈夕子
- 5. もっと！ときめきメモリアルOct. featuring館林見晴
┗ 『フィフネルの宇宙服』初収録
┗ タイトルロゴがPCE版準拠から現在の形へと変わる。(※)
┗ PS版ミニゲーム スターダストシンフォニーEXのBGM収録
- 10. もっと！ときめきメモリアルMar. featuring早乙女優美
- 11. もっと！ときめきメモリアルApl. featuring伊集院レイ
- 12.もっと！ときめきメモリアルMay. featuring美樹原愛
※：ロゴのラインが『－』から『～』に変わったと言えばわかりやすいだろうか？
なお、後半の時期に片桐彩子役の川口雅代氏がNY在住となった為、次項の『月とき』を含め片桐の出番が極端に減少し、全員集合回でも彼女だけ不在ということが多々見受けられた。
月刊ときめきメモリアル
発売日：1996年8月～1998年4月
ラジオの『もっと！ときめきメモリアル』とCDの『もっと！ときめきメモリアル』を融合させたようなコンセプトの企画CD。
その名の通り毎月発売されたほか、2回の増刊号やアンコール盤等が存在する。
丹下桜のトークパートのほか、追加ドラマパート、イメージソング、各キャラクターの単発モノローグドラマ『バスルームトーク』、楽屋裏の『きらめき高校男子更衣室』『きらめき高校進路指導室』等が収録された。
コーナーBGMにはスナッチャーやポリスノーツのBGMも流用されている。
ドラマパートタイトル
| 巻数 | タイトル | 劇中時間軸 | ピックアップキャラ |
|---|---|---|---|
| 1～6巻 | 最後の夏休み | 3年目夏 | 朝日奈夕子 |
| 7,8巻 | 一日だけのサマーホリデー | 3年目夏 | 清川望 |
| 春の増刊号 | ボーイ・ミーツ・レディ | 鏡魅羅 | |
| 9,10巻 | ゆかりの理由ある反抗？ | 古式ゆかり | |
| 11,12巻 | 史上最大の決戦？ | 紐緒結奈 | |
| 13～16巻 | ラブソングを君に | 3年目秋 | 館林見晴 |
| 秋の増刊号 | キミのそばに…… | 美樹原愛、鏡魅羅 | |
| 17,18巻 | 卒業式のその後で | 3年目冬 | 伊集院レイ |
| アンコール | 風の記憶…… | 1年目秋(※) | 早乙女優美 |
※：入学前(中3)の早乙女優美視点
基本ストーリーはラジオドラマ版で完結している為、主に補完や幕間、ギャグ回に始終。
最長話数となる1～6巻では朝日奈と、オリジナルキャラ藤堂ひろしとのロマンスが描かれる。
1～6巻のEDは『もっと恋しよう』、7～18巻のOPは『教えてMr.Sky』を採用。
ED曲は全て金月真美の歌唱だが、ときメモと無関係の楽曲も多い。
ドラマオリジナルキャラクター
鞠川と十一夜は、展開晩期に1回きりながらコナミオフィシャルのテレカが販売された。
奈津江の幼馴染。幼い頃に両親を火事で亡くし一人暮らしをしている。帰宅部だが内に秘めた運動能力は悪くなく、バスケ部のヘルプに呼ばれたり紐緒結奈に目をつけられたりも。
- 戎谷淳（cv：緒方恵美）
バスケ部所属。勝馬の友人。伊集院レイと並ぶプレイボーイという設定で女子からの評価の浮き沈みはあるが、勝馬、公人、藤堂ら視点の劇中では兄貴分的ないいヤツとして描かれている。
実名で登場。公人や館林見晴が聴いている劇中のラジオ番組『ハートフル・カフェ』のDJ。
- 藤堂ひろし（cv：高木渉）
戎谷の友人で、クラスは片桐彩子と同じD組。海でミニFMを開いている。
伊集院の側近。外井雪之丞を差し置き、名無しに反した濃いめのキャラ付けで度々登場する。
雑記
- 『今日のお題』
1995年6月の『もっと！ときめきメモリアルJun. featuring鏡魅羅』を皮切りに、以降全てのCDのドラマパートEDで行われた企画。事前用意あるいはリスナーから募集した多種多様なお題に、声優陣がキャスト紹介も兼ねて回答していく。
ドラマシリーズのラジオドラマ版が収録されたCDでも継続され、その後もOVA版のED、さらにときメモ2CDドラマ版のED等、6年以上に渡り継がれていった伝統。
- 「あなたのハートにときめきLOVE」
上述の通り展開中に丹下桜が用いた合言葉だが、神田朱未がパーソナリティを務めたときメモ3のラジオ『もっと！モット！ときめきメモリアル』や、大亀あすかと滝田樹里がパーソナリティのときメモ4のラジオCD『あなたと！ときめきメモリアル』にも受け継がれた。
一見なんの接点も無い作品だが、アニメ版4期にて1話15分まるまる学パロに始終した回があり、この時だけの為に詩織役の金月真美が降臨し1回限りのオリジナルOPを歌唱。その名も『もっと！エンジェル』。さらに高見公人役の小野坂昌也が恋人役として登板した。
