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アイアン・ジャイアント

あいあんじゃいあんと

「アイアン・ジャイアント」とは、1999年に公開されたワーナーブラザーズ制作のアニメ映画
目次 [非表示]

概要

テッド・ヒューズの絵本「アイアン・マン-鉄の巨人-」を原作とした、宇宙から来た巨大ロボットと少年の交流と大人たちの疑念に追い詰められていく様子を描くアニメ映画

作中では1950年代アメリカの生活、町並み、兵器が多く登場する。

ロボットはCGで描かれているが、手書きの質感を取り入れて、2D作画と違和感なく作られている。


前年にワーナーが大々的に製作したアニメ映画が大コケしたことや宣伝にまるで力を入れて貰えなかったこと、そも上映劇場が少なかったという二重三重のネガティブ要素のせいで興行的には振るわず制作費の半分も回収出来なかったが、当時のアニー賞の10部門中9部門を獲得。ロサンゼルス映画批評家協会賞アニメーション部門を獲得した。現在では隠れた名作として映画ファンからも評価されている。

この後監督のブラッド・バードはピクサーに移籍し、『レミーのおいしいレストラン』等の監督を務めた。

日本では2000年に吹替え版を収録したDVDが発売された。後にBlu-ray化も果たした。


2018年に公開された映画『READY PLAYER ONE』にアイアン・ジャイアントが登場している。なお、原作のゲームウォーズでは顔見せ程度の客演だが、映画版では権利関係で出演できなくなったウルトラマンの代理とも噂されている。


あらすじ

アメリカソ連冷戦の時代である、人工衛星スプートニクが打ち上げられた1957年。

メイン州の沖合にて巨大な流星と二つの光、そして巨大な影が目撃された。


数日後、郊外のロックウェル出身の少年ホーガースは森の中で巨大ロボット「アイアン・ジャイアント」と遭遇。いかつい見た目とは裏腹に子供っぽい性格のアイアンとホーガースはすぐに親友となった。


大人たちに見つからないよう過ごしていたホーガースだったが、彼の前にアイアンをソ連の兵器と断じるマンズリー捜査官が現れる。


登場人物

  • ホーガース・ヒューズ

CV:イーライ・マリエンタール(吹:進藤一宏

本編の主人公。アメリカはメイン州郊外ロックウェル生まれの少年。母のアニーと二人暮らし。父親が軍人であったためかミリタリー好きで、玩具のライフルとヘルメットをよく持ち歩いている。

動物とホラー映画、漫画のスーパーマンが大好きだが、友人たちからはがり勉呼ばわりされ、少し浮いている。

アイアンとの交流で「命の大切さ」「友情」を学ぶ。


  • アイアン・ジャイアント

CV:ヴィン・ディーゼル(吹:郷里大輔

ホーガースが森の中で出会った、宇宙から降ってきた巨大ロボット。鉄や金属が好物でよく囓っている。

武器に過剰反応して、我を忘れ攻撃してしまう程の自己防衛機能と無限の戦闘力を持っているが、しっかりとした自意識を持っており、性格は子供っぽく、「兵器」であることよりも「ヒーロー」になることを望む。

地球に飛来した時に頭をぶつけたせいで記憶喪失になっており、その正体と目的は本人も解っていない。

自己再生機能があり、バラバラになっても集合電波を発しネジ1本に至るまでのパーツ単位で招集し元に戻る。モノを食べたり眠ったり夢を見たりと生き物っぽい仕草が多く、ロボットでありながら生命体に近い存在である。


レディ・プレイヤー1では主人公の仲間が普段のアバターに変わって操作するキャラとして登場(割と序盤から製造途中の姿が映っており、出撃の際は別々だった上下半身をドッキングさせている)。メカゴジラと激闘を繰り広げるなど活躍するが、自己再生機能はなく、最後は溶岩流れる渓谷を渡るための橋となり落下、親指を立てて見送った


  • アニー・ヒューズ

CV:ジェニファー・アニストン(吹:日高のり子

ホーガースの母。シングルマザーで、女手一つでホーガースを育ててきた。

気は強いが優しくて面倒見のいい普通のお母さん。

裏設定では戦闘機パイロットだった夫を朝鮮戦争で失っている。


  • ディーン・マッコーピン

CV:ハリー・コニック・Jr(吹:井上和彦

自称芸術家で、収集した廃材を組み合わせてアートを製作しているスクラップ場のオーナー。

ホーガースとアイアンの理解者であり、ホーガースに「なりたい自分になればいい」という言葉を送る。変わり者だが、故に偏見を持たずに人と向き合える良い意味で大人な人物であり、最初は厄介者扱いしていたアイアンとも友情を育むこととなった。


  • ケント・マンズリー

CV:クリストファー・マクドナルド(吹:大塚芳忠

苗字がどう見ても卑猥なDQN

表向きは政府から派遣された捜査官だが目的のためには手段を選ばず後先考えずに行動する独善的な性格。コメディリリーフめいてはいるが、頑固で思慮が足りない愚かな大人である。

「空から落ちてくるものは全てソ連の兵器」という先入観で凝り固まっており、アイアンをソ連の兵器と断じて追い詰め、最終的には軍の許可なくアイアンに核ミサイルを発射してしまい、逮捕された。


  • ローガード司令官

CV:ジョン・マホーニー(吹:池田勝

マンズリーの報告でロックウェルに軍隊を引き連れた軍司令官。厳めしいが根は善人で、核ミサイルを迎撃するために散ったアイアンの捜索を行い、唯一見つかったネジをホーガースに送った。


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