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プロフィール

誕生日C.E.55年10月29日
星座さそり座
血液型O型
年齢16歳(SEED)→18歳(SEED DESTINY)→19歳(SEED FREEDOM)
身長170cm(SEED)→174cm(SEED DESTINY以降)
体重63kg(SEED)→60kg(SEED DESTINY)
パーソナルカラーレッド
声優石田彰

「軍からこの戦闘については何の命令も受けていない。

 この介入は俺個人の意思だ!」


この、馬鹿野郎!


人物像

第二世代コーディネータープラント・ディセンベル市出身。

前髪を大きく分けたダークブルーのミドルヘアとグリーンの瞳が特徴的な母親似の美少年。


極めて誠実かつ生真面目、悪く言えば朴念仁な性格をしており、戦争で泥沼化していく世界情勢や実父とのすれ違いなどが原因で、思い悩む姿が見受けられた。


生身、MS戦通じて、戦闘力はSEED世界トップクラス。ただでさえ優秀なザフトの士官アカデミーにおいて、歴代1位の成績を誇る(モビルスーツ戦・ナイフ戦・情報処理1位、射撃・爆薬処理2位。爆薬処理1位はニコル、射撃1位はイザークだが、射撃は最終テスト日に熱があった。因みにナイフ戦は歴代で唯一生徒の身でありながら担当教官を倒している)。また、偶々ミネルバに乗り合わせた際はタリアをも上回る発想で艦の指揮に口を出し、短い期間ながらザラ隊を率いてアークエンジェルを撃墜寸前まで追い詰めるなど、指揮の能力も高い模様。戦闘技能において弱点はないらしい。

苦手なものは絵と歌。表現することが苦手なようで、自覚があるのかないのか、コミュニケーションも苦手である。


キラ・ヤマトの幼馴染であり、後のプラント最高評議会議長パトリック・ザラの息子。

母親レノア・ザラはナチュラル原理主義派による大規模テロ「血のバレンタイン」の際に死去している。

そのため当初はナチュラルに対して良い感情を抱いていなかった。

ラクス・クラインとは親同士が決めた婚約者同士であったが、最終的に当人たちの間で自然消滅した。


趣味は電子工作で、キラの持つマスコットロボット「トリィ」は幼年時代キラとの別れの際に贈った自作ロボットである。ラクスの所有する「ハロ」も彼の手製。初めて会った際に給仕用のロボ「オカピ」に対する振る舞いを見て、こういうのが好きなのかとハロを作ってプレゼントしたら思っていた以上に喜んでくれた。なのでその後、カラー違いのハロを贈るようになった。

「ピンクちゃん」には戦艦の電子ロックを解除できるほどの高度な開錠能力が搭載されていたが、DESTINYでは暗殺部隊の侵入とラクスに銃が向けられている事を察知。さらにFREEDOMだと複数のハロが催眠ガスを噴射、とペットロボットとは言い難い機能も搭載されている。何を思ってそんな機能をつけたのか不明。キラがピンクちゃんをメンテナンスしている場面がDESTINYにはあるのでキラが付けた可能性もあるがそれも不明。


キラやシンと比較しても生身で戦う事が多く、圧倒的な戦闘力を発揮する。当然SP、工作員としての能力も高い。

具体的な戦果としては

・カガリの拳銃射撃(レジスタンスとしてそれなりに訓練している)を全弾アクロバット回避し、一瞬のすきをついて制圧

・複数の刺客(デュランダル直属のコーディネーターの特殊部隊)を素手で制圧

・士官学校首席であるレイの不意討ち銃撃をメイリンをかばった上で回避し、反撃の銃弾一発でレイの銃を破壊

など。


モビルスーツ戦においてもSeed世界最上位の実力を持ち、劇場版に登場したキャラに「最強はアスラン・ザラ」というセリフがあるほど。福田監督らによれば「同じモビルスーツなら最強はキラ」とのことだが、作中唯一、同格機体による完全な1対1の決闘でキラを撃墜寸前まで追い込んだ(ただし、決闘に至るまでの過程はイージス側に有利な状態であり、例によってAAも撃沈寸前であった。が、それでもキラの被撃墜としては最も互角に近い)実績もあるため、実際の実力はほぼ互角と想像される。


ちなみに、漫画TheEdgeが顕著だが、キラの影響を受けてのことか、不殺戦法を選択する場面も多く見られる。


キラと異なり体系的な軍人としての訓練を受けているためか、機体フレームを光らせてしまう(=機体に過負荷をかける)ことは少なく、種割れもここぞという時にしか使わない。が、種割れ時の勝率は作中通してなんと100%

特に近接戦における強さには目を見張るものがあり、同じく近接戦を得意とするシンと比べると手数と攻撃バリエーションの豊富さを武器に相手を圧倒するタイプで、多数の初見殺し的手段を用いるのが特徴。ツインソードを好んでつかう、機体の自爆を躊躇なく行う、盾を投げつける、自力飛行できるバックパックをドラグーンのように使う、わざわざリフターに乗る、通話で敵を煽るなど、不意打ち・奇襲を躊躇わず、勝つためなら手段を選ばない。この点をターミナルも把握していたのか、物語が進むごとに、彼の専用機体には特異な近接武装が充実していった。射撃戦もソツなくこなすが、大火力砲はあまりこのまないらしい。


SEEDの常として、精神状態の良し悪しに戦闘力が左右される面が強く、迷いが無い時は一般機体でも無類の強さを発揮する反面、迷っている時は大幅に弱体化し、普通のエースパイロット程度の戦力にまで落ち込んでしまう。特にセイバー時代は弱体化が激しかった。


パーソナルカラーはレッドで、機体色も赤系統(むしろピンク寄りではあるが…)が目立つ。

…のだが、続編の『DESTINY』まで至ると同じパーソナルカラーのシンの方が優先されがちである。


強さの謎

ただの第二世代コーディネイターにもかかわらず、スーパーコーディネイターであるキラに比肩するほどの実力を持つ存在。

ミネルバでの射撃訓練のシーンを見る限り、アスランのスペックは通常のコーディネイターはおろか、赤服ですら比較にならないほどのものらしい。戦闘のみならず指揮やプログラミング、電子工作においても他のコーディネイターと一線を画す描写が存在し、おまけにコズミック・イラ世界では最も希少なスキルである「高度な空間認識能力」(※フラガ家の系統ではなく完全な自前)も持つが、いったいなぜ、アスランだけがこれほどの才能を持つのかは明かされていない。設定上は単なる第二世代コーディネイターである。


ある意味、性能に理由付けがあるキラ以上に謎の存在と言える。視聴者の間では、「第二世代にもかかわらず調整を加えられたのでは?」という説もあるが、詳細は不明である。



略歴

SEED時代

ザフト所属クルーゼ隊のエリートパイロットとして登場。

幼馴染のキラが成り行きから連合側についてしまった事で敵対してしまい、彼と戦うことに苦悩しつつもストライクを徹底的に追撃、その過程でカガリと偶然出会い、短いながらも交流をする。最終的に諸々の経緯からキラとの本気の決闘に発展。ついに無敵を誇ったストライクを撃墜するに至る。

(プラント側の認識では)ナチュラルでありながら単騎で当時最強のMS部隊であったクルーゼ隊(後のザラ隊)の執拗な追撃を莫大な損害を出しながらも凌ぎ切り、あまつさえ地球の英雄バルトフェルドをも返り討ちにしたストライクは、プラントにとって目下最大の脅威になっていたため、それを撃墜したアスランは、プラントのトップガンとしてさらに名を知られることになった。これをきっかけにネビュラ勲章を受賞。特務隊(後のフェイス)に任命されたが、アスランとしては、成り行きから親友を憎悪し、殺してしまった(と思いこんでいた)ことに深く傷ついており、カガリに救助された後も自暴自棄であった。

しかしキラは奇跡的に生き残っており、その後は紆余曲折を経て和解する。

最高評議会議長である父がナチュラルへの憎悪のあまり、すべてのナチュラルを滅ぼすことを目的とした「絶滅戦争」を推し進めている事実に驚愕。ザフトを離反し、キラと双璧をなす三隻連合軍のエースパイロットとして獅子奮迅の活躍を見せた。

最期まで父と和解する事は敵わず、息子として責任を取り地球への攻撃を行う砲台ジェネシスを破壊すべく死を賭した自爆を決行するが、 カガリ・ユラ・アスハの説得に応じ脱出、生存。

戦後は穏健派がプラントの実権を握ったことから、ザラ派の遺児で伝説的エースであるアスランは複雑な立場となり、厄介払いされる形でオーブへ亡命。キラ達と共にマルキオ導師の元で暮らすこととなった。


DESTINY時代

第1次連合・プラント大戦終結後、キラ、ラクスと共にオーブへ身を寄せ、カガリの護衛アレックス・ディノとして活動していたが、カガリがプラントを訪れた際の随員になったことで故郷へ一時的に帰還。ファントムペインのテロに巻き込まれる形でミネルバに避難し、そこで物語の主人公であるシン・アスカを始めとする当代のザフト軍パイロットたちと邂逅することになる。

その後はデュランダルの言葉に影響を受け、アスラン・ザラとして自分の中で燻っていたものを実感してザフトに復隊。ミネルバに乗艦し、MSパイロットとして復帰することでシンやルナマリアの上官として活躍するも、混迷を続ける戦況、連合の道具にされつつあるオーブ軍を止めようとするキラの武力介入やそれを起因とするハイネの戦死、キラやアークエンジェルを敵視するシンをはじめとしたミネルバクルーとの不和の重なりによって、艦内での孤立を強める。


ラクス暗殺未遂など、キラ達が再び行動を起こした理由を知らされても納得できずにザフトに留まっていたが、やがて、アークエンジェル隊が本物のラクスと共にある事を知っている筈のデュランダルが話し合いでは無く、討伐命令を出し、キラがシンに撃墜されて生死不明になる事態を目の当たりにし愕然。


明らかに勧誘時に交わした言葉とはまるで違う行動を起こしたデュランダルに疑念を抱き、ジブラルタル基地で対面した際に真意を問うが、表面上は正論を吐きながら、ミーア絡みの茶番を押し通そうとする態度を見て、キラ達の抱いた疑念が正しかった事を思い知る。


そして、復隊したにも拘らず、キラへの個人的友誼や感情を捨てきれなかったことからデュランダルから見限られ、アスラン自身も彼への不信感や、MSパイロットとして戦う自分しか求められていないことを悟り、逮捕寸前にメイリン・ホークの助力で再度ザフトを脱走。その後は追撃してきたシンやレイに機体を撃墜されるも辛くも生き残り、アークエンジェルと合流。

その後、ラクスより新型のジャスティスを受領したことで戦線に復帰。宇宙に上がって以降はエターナルに乗艦し、ザフト軍と対決。かつての仲間であるシンやルナマリアと戦闘を行いこれを撃破、ミネルバを撃沈しムウのアカツキと共にレクイエムを破壊するなど多大な戦果を上げた。

戦後はオーブ軍に所属している。階級は将官、佐官など媒体によって異なるが、HDリマスター Blu-ray BOX2のブックレットや、ドラマCD等によれば中佐となっている。


女性関係

DESTINYのOP映像や、本編等の印象からアスランは「女難」であると言われることもあるが、実際に女性が原因で何らかの災いを被ったことは殆どなく、逆にカガリやメイリンなど、女性によって助けられる立場。そして寧ろ、迷惑はかける側である。

しかし、イケメン且つ基本的には真面目で面倒見もよく、ザフトでは伝説的なトップエースという地位にあることから女性に関心を持たれやすいのも事実であり、本編だけでもラクス、カガリ、ルナマリア、ミーア、メイリンといった少女たちと関わりを持っている。が、けして気が多いわけではない。自ら女性にアプローチしたのは、カガリのみである。

余談となるが、アスランの初恋の相手は、幼馴染キラ・ヤマトの育ての母親カリダ・ヤマトである。


ラクス・クライン

ラクスとは親同士の決めた婚約者。ラクスがキラにフリーダムを託してことでパトリックは婚約を破棄してラクスを反逆者と報道し、当人同士の間でも自然と婚約の話や交際は解消された(キラとラクスが二人でいるのを見たカガリに「いいのか?お前の婚約者だろ?」と聞かれて「元、ね。俺はバカだから」と応答)。以降は友人付き合いとなっているが、DESTINY時代もプラントでは婚約者だと思われており、元一般人なミーアの認識は「お父さんを裏切ってもラクス様のとこ行っちゃった人」である。

SEED20話ではアスランが顔を近づけたことで、空気を読んで目を閉じ、アスランが顔を赤くして微笑んで頬にキスと婚約者らしい事をしていた。(とはいえラクスとしてはもっと焦って欲しかったとのこと。)が、20年後に監督はSEED11話でラクスの差し出した手を時に咄嗟に避けたシーンについて、このアスランのプライドの高さにラクスは「は?この男、何?」と内心気持ちが冷めていたとのこと。監督曰く「キラもラクスも個別の考え方を持っていますがアスランの考え方はラクスとはそもそも合わないというか価値観がちがうんですよ。」とも語っている

それゆえにアスランに対してはアイデンティティを問われる厳しい言葉を投げかけられることが多く、一度目のザフト離反前には「アスランが信じて戦うものはなんですか?「敵だというのなら、わたくしを撃ちますか? ザフトのアスラン・ザラ」と厳しい言葉を投げられ、二度目のザフト離反後には「あなたは確かに戦士なのかもしれませんが、アスランでしょう? 」という言葉に背中を押され、インフィニットジャスティスに乗って出撃した。


カガリ・ユラ・アスハ

カガリはSEED時代に敵味方として出会うも、その後の再会やキラに関することでの衝突。「殺されたから殺して… 殺したから殺されて… それで最後は本当に平和になるのかよ!」 というカガリの言葉は、深くアスランに刻まれた。

その後、オーブと地球連合軍の戦闘に個人の意思で介入し、アスランの三隻同盟への加入などを経て、急速にカガリとの関係が深まっていった。父との確執を気にかけるカガリを「ごめん」と言いながら抱きしめたり、最終決戦のストライクルージュで出撃するカガリに対して「カガリに会えてよかった。君は俺が守る」と言って、キスをした。

だが、それもDESTINY時代になるとカガリのオーブ代表としての立場や、婚約者であるユウナ・ロマ・セイランの登場によって関係性が変化。アスランも一時はカガリに指輪を渡すなどして、お互いの気持ちを強固なものにしようとしたが、アスランがザフトに復隊し、カガリがアークエンジェルによって事実上拉致されたことですれ違いが生じてしまう(後にキラが危惧した通り、政略結婚も復隊もマイナスの結果にしかならず、焦って大きな失策を犯した事を自覚した2人は互いに謝罪している)。オーブでの立場のなさと無力感、そして父の残した憎しみの残滓に苦しみ、「自分の為にも、オーブの為にも」とザフトに複隊したが、皮肉にもオーブを討つ側に回ってしまう。後にアスランはデュランダルに不信を持ち脱走。大怪我を負いながらもオーブに戻る。再会したカガリに「俺は、焦ったのかな。嫌だったんだ。何もできない自分が。カガリは国という重い責任を負って毎日死にものぐるいなのに」と吐露している。

その後、デュランダルと明確に対決姿勢を示したオーブの代表としてカガリは指輪を外し、メイリンに事後を頼むなど自身の気持ちよりも国家の代表としての責務を優先するようになる。二人を心配したキラとラクスにアスランは「いいんだ、今はこれで。焦らなくて良い。夢は同じだ」と答え、宇宙に上がるアークエンジェルを見送るカガリを、自ら抱きしめた。


ルナマリア・ホーク

ルナマリアは前大戦の英雄、敬愛する先輩パイロットということもあり、アスランに対して積極的なアプローチを仕掛けていたものの、アスランが若干の予防線を張ったり、彼自身が苦悩の末にザフトからの脱走、それもルナマリアの妹であるメイリンを連れ立ってしまったため、憧れが最悪の形で裏切られる結果となり、戦後までその関係はギクシャクすることになった。


ミーア・キャンベル

ミーアはアスランに会えるのを楽しみしており、会えた際はとても喜んでいた。カッコよくて素敵な人だとミーア自身として気のある素振りを見せ、抱きつくだけでなく、同衾や口へのキスを試みるなど積極的に接する。婚約者なら同衾も普通だと言うミーアに「ラクスはそんなことしない」と口走ってしまい「しないの?なんで?」と不思議がられて頭を抱える。ザフトを脱走時、自分と同じくデュランダルに利用されているミーアの身を案じて手を差し伸べたが、民衆に必要とされ、愛される「ラクス・クライン」を捨てることがミーアはできなかった。


メイリン・ホーク

メイリンは当初、アスランに対してそこまで興味を抱いていなかったが、彼が特務隊フェイス所属のトップエリートとしてミネルバに乗艦して以降、強い関心を持つようになった。それでも物語中盤までは姉のアプローチに対して僅かな対抗を試みたり、艦内で孤立する彼を心配そうに見つめる程度でしかなかったが、アスランがザフトを脱走する際、偶然にもメイリンの部屋に逃げ込んだことで関係性が大きく変化することになる。

アスランから差し出された手を掴んでザフトを脱走して以降は常に彼の隣におり、戦後も共にオーブ軍に所属する。が、付き合いが長くなるにつれてアスランの本質的な性格を理解し、「好きですよ。てか嫌いな人じゃないですよ。すごく面倒見いいし、真面目だし。でも…なんか…ちょっと面倒くさい…」と評してキラとラクスは「あぁ…」と同意。アスランがいつも「ごめん」「すまん」などの謝罪ばかり口にすることを、冗談めかしながらも不満に思っているらしい。カガリとの関係をどこまで知ってるか不明だが「カガリさんのこともありますしね」と言い、自分がオーブに行くのは成り行きだと説明している。

映画の描写からすると、アスランとしては本当にただ巻き込んだことを謝っていただけで、女性として見たわけではないと考えられる。

劇場版では相棒として、ともにターミナルに所属。最強のエージェントと最強のハッカーのデンジャラス過ぎるツーカーでファウンデーションの潜入調査を行っているようだ。


ガンダムシリーズ屈指の裏切り者?

劇中では誠実な人物かつ、2019年に行われた歴代ガンダムキャラ投票では総合ランキングでベスト10位を獲得するなど、非常に人気の高いキャラではあるが、一方で本編での「何度も所属陣営を裏切る」という行動からアスランと言うキャラに対して否定的な意見も多い。

実際に本編内ではザフト→三隻同盟(※当時の主力はプラントのクライン派)→オーブ→ザフト→三隻同盟(※この時点ではオーブが中心)→ターミナル(オーブからの出向扱いで所属)と、劇場版も含めれば実に5度も鞍替え・所属変更している。(ガンダムシリーズどころかスーパーロボット大戦に参戦している歴代の作品の中でもダントツであり、しかも周囲に散々迷惑を掛けているため、演じた石田彰氏ですらアスランの行動に批判的である)ファンの中には「シリーズ屈指の裏切り者」としてネタにされる事も少なくない。


一応、プラントのいずれかの派閥、永世中立のオーブ、あるいはオーブ・プラントの共同組織以外に属したことはない。アスランとしては常にこの世界とプラントの未来を考えての行動であり、外患誘致も行わず、個人的利益を得たこともないため、厳密な意味での『裏切り物』ではない。が、問題行動ではないということは難しい。


HDリマスター Blu-ray BOX4のブックレットには「FAITHでザフトに復帰したのに、脱走してシンに撃沈され、今度はメイリンを巻き込んでアークエンジェルに戻り、ミネルバのエンジンを撃ったという、またややこしい立場。多々の協議、交渉の裏で取引され、メイリンと共に今はオーブ軍。身分は中佐」と記されており、作中でも厄介な人扱いされている感が否めない。


もちろんアスランなりに、自分の生まれの立場や自身のパイロット技能、その他諸々の規格外のスペックを持ちながら、実際には何も出来ない自分に苦悩を抱えているが故の行動であり、陣営を鞍替えするたびに、明確且つ仕方がない理由もあるし、大抵は相手にも非がある。だが、だからと言ってアスランに全く落ち度がないとも言い切れないのも事実である。


また、稀に「勝ち馬に乗る」と言われることもあるが、アスラン本人にはそのようなつもりはない。ただ、キラ・シン以外ではまともに対抗できないほど強いために、アスランの陣営移動がそのまま戦局の変動につながってしまうだけである。

特にデスティニーでは、前大戦からの度重なる大量破壊兵器の使用、条約による軍縮、戦争の泥沼化による損耗などにより、戦場に存在する機体総数自体が激減していたため、アスランの陣営離反とシンによる追撃の失敗(あれで生き残られてしまったのを失敗というのは酷だが…)が、結果的に議長派の敗北を決定づけることとなってしまった。


そして他にも…

  • デュランダルとの対談において、「どんな相手でも敵ならば戦うべき」だと主張したシンの言葉を否定するかの様な発言をしたにも拘らず、キラとの口論ではそのシンと同じ言葉を使った所為で怒りを買ってしまう。
  • 命令違反を犯したシンを二度も平手打ちして叱責しておきながら、今度は逆に(ステラを殺された私怨が混じり且つ挑発してきたとはいえ)軍の作戦に忠実に従ってキラ=フリーダムを討ったシンにキレて彼を殴り飛ばす(その後、レイから「理不尽だ」と非難されてしまった)。
  • 『DESTINY』第34話ではミネルバ艦長タリア・グラディスからも「あなたももういい加減とらわれるのはおよしなさい、アスラン!かつての戦友と戦いたくないのはわかるけど、でも、時が経てば状況も人の心も変わるわ!あなただって変わったでしょう!ちゃんと今を見て!」と叱責される。
  • ザフトを脱走する際、メイリンを巻き込み、彼女ごと自分を討ったシンを精神的に追い込む。(※これは気軽に便乗したメイリンも悪いが)
  • メサイア攻防戦では、散々世話になったミネルバの戦闘力を奪った上、ダメ押しでファトゥム-01でスラスターを貫通させ、大破させる。(流石にグラディス艦長への不義理を悔やむかのような描写があった。なお、この攻撃の際、ネームドキャラである整備班の人員が犠牲になった可能性が極めて高い。なお、後日談が描かれたドラマCDでは、ミネルバの副長であったアーサー・トラインが街で偶然出会ったアスランに気さくに話しかけている)

…等かなり問題点が多い。


というか、『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』はアスランがギルバート・デュランダルの甘言に乗せられてのこのこザフトに戻ったことがオーブとカガリの迷走の一因とさえ言われている。

アスランがカガリを置いてザフトに行ったために、カガリはオーブ政権内で孤立しユウナ・ロマ・セイランの口車に乗せられどんどん自信を失い「ユウナと政略結婚するしかない」とまで思い詰めるようになってしまった。カガリの弟キラとしてはアスランが裏切ったに等しい。

その後もオーブはセイラン家にいいようにされ続け、国家存亡の危機に立たされることとなった。

なお、オーブ滞在中のアスランはあくまでカガリの個人的なボディーガードであり、特に政治的権限を持たないため、オーブにいたから何かができたというわけでもない。特にTheEdgeではアスラン本人がその点に苦悩し、ザフトに向かった点が強調されており、わかりやすくなっている。


また、劇中を見てみると、アスランは(本心はともかく)周囲に自分の都合を押し付けている様な描写が多く、特にシンに対しては彼が何かを成し遂げる(またはデュランダルに発言をする)度に複雑な表情を見せていて、「単にシンが気に入らないだけ」と受け取れる描写が目立った。

媒体によっては、シンを追い込んでしまった件を含め、自分の独り善がりな行動で周囲に散々迷惑を掛けてしまった事を悔やむ描写もある等、心情をフォローされている場合があるが、どの媒体でも到底コミュ二ケーションが上手いといえるような話し方はできていないし、シンは結局アスランと仲良くなれない関係に落ち着いてしまっている。


『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY PERFECT PHASE FAN BOOK』に収録されている監督インタビューには「キラの考え方(身近な人たちを守れれば良い。誰が何を言ってもやりたくないものはやりたくない)が、アスランは嫌いなんだと思います(自分の役目とか、やるべきことをきちんと認識して、大きなもののために戦おうとしているのがアスラン)。なのに、いつもキラのやることのほうが、人の支持を受けたりする。アスランが考え、悩んでいる時にキラがサッと決めてやっちったことがうまく運んだりする。アスランとしては忸怩たる思いがあるはずなんです。終盤、アスランはキラと行動を共にしましたが、これしかないと思いつつ、内心ではお前たちのやってることは本当に正しいのか、とずっと考えていたと思いますね」とある。デスティニー・プランについても、キラは絶対反対。アスランは一応反対なんだけど、やり方は悪いがあれはあれでありかもしれないと思う部分があると思惑は違う(シンは内心迷いつつも、半ばやけっぱち、成り行きで従っていく。レイは絶対的な肯定)。キラとアスランは単なる仲良しじゃない、友だちだからこそライバル心も強くなるとも見解を述べられてる。


また、彼が乗るガンダムタイプはいずれも赤系のカラーリング」「頭部メインカメラが縦長」という共通点がある。


ファーストネームの「アスラン」はテュルク語圏における「獅子」の意味を持ち、トルコ系ユダヤ人の中で多く使われるものである。ヤコブの子息であるユダは異名としてアスランの名を冠していた著名な人物として知られる。


搭乗機MS

「SEED」

GAT-X303 イージス

PHASE-01にてヘリオポリスで地球連合から奪取、彼の専用機となる。以降幾度となくキラのストライクと戦闘を繰り広げる。親友との戦うことに煮え切らない中、ニコルが殺されたことで状況は急変、PHASE-30にて、ストライクと1対1での死闘を繰り広げ、最終的にストライク>を巻き込んで自爆し失われた。その後、特徴的な機体頭部は、劇場版の頃でもオーブに残っている模様。

ZGMF-X09A ジャスティス

PHASE-36、父から受領し、キラに奪取されたフリーダムの捜索任務にあたる。だがフリーダムを発見した際、アスランはザフトを裏切りキラを助ける。そのまま三隻同盟に加入し、ジャスティスを駆り、連合やザフトと激戦を繰り広げる。PHASE-50、ジェネシスを止めるため内部で核爆発(また自爆)、失われた。この時アスラン自身も自爆して果てるつもりだったが、カガリの説得で生還する。


「DESTINY」

ZGMF-1000 ザクウォーリア

PHASE-01、(後の呼称だが)アーモリーワン強奪事件に巻き込まれカガリを助けるため倒れていた本機に搭乗、セカンドステージシリーズ相手に量産機で食らいつく活躍を見せた。

ミネルバに着艦した後、ユニウスセブンでの戦闘で正式に借り受け搭乗。敵のジンハイマニューバ2型を圧倒、カオスをも抑え込み量産機とは思えない活躍を見せた。その後大気圏に突入してしまうも何とか生還した。

ZGMF-X23S セイバー

PHASE-12、デュランダル議長よりフェイス勲章と共に受領。ミネルバに合流し、連合・オーブ同盟軍やフリーダムと幾度となく戦闘する。PHASE-28にて(マジギレしたキラの駆る)フリーダムにより五体を刻まれ、修復不可能となり失われた。

ZGMF-2000 グフイグナイテッド

PHASE-36、ザフトから脱走する際に逃走のため強奪。アークエンジェルを探そうとするもデスティニーレジェンドに追いつかれ、新型2機に追い詰められ最後はコックピットを貫かれて撃墜された。コックピットが対艦刀に貫かれているものの、流石の技量でギリギリ直撃も機体の爆発も回避。アスランとメイリンはレドニル・キサカに救出されて何とかキラ達と合流できた。

ZGMF-X19A インフィニットジャスティス

PHASE-42、ラクスから受領しキラのストライクフリーダムを援護する。メサイア攻防戦ではデスティニー及びインパルスを圧倒、その後ミネルバのメインスラスターを潰し、レクイエム破壊にも貢献した。アスラン乗機としては初めて、機体がほぼ無事な状態でエンディングを迎えた。


「FREEDOM」


???(リンク先ネタバレ)

???(リンク先ネタバレ)

???(リンク先ネタバレ)



他媒体において

「機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘」

タイトルの通り、キラとアスランの戦いを主軸にした作品なので、もう1人の主人公。

最終決戦では地球を滅ぼそうとする父を止めようと通信で説得しながらミーティア装備のジャスティスで特攻。最終的に集中砲火を浴びたことでジャスティスは中破することになったが、運良くジェネシス付近へ流れつき、そのまま内部に侵入、アニメと同様自爆を行う。アスラン自身はムウを犠牲にしてクルーゼを倒したキラの説得で脱出したが、その行動が多くのザフト軍人の目を覚ますきっかけとなり、パトリックに反乱、終戦へと導いた。


「高山瑞穂版機動戦士ガンダムSEED DESTINY」

本作でも、もう一人の主人公を務める。

シンにはかつての自分やキラ、そして父親のようになって欲しくないと思っており、厳しく当たったり、行き過ぎた行動を咎めることもあった。

しかし、アスラン自身が至って不器用な性格であるため、気持ちがすれ違ったまま道を違えることとなってしまった。

最終話における決戦では、アニメ本編以上に自身の過去と本心をシンに吐露し、彼を必死に説得しようとした。


「機動戦士ガンダムSEED DESTINY THE EDGE」

こちらでは主人公を務める。本作ではアスランの視点で物語が進むため、彼の葛藤が詳しく描かれている。

主人公になってやや口下手は改善されたが、それでもなお言動には多大な問題があり、シンとは衝突が絶えなかったが、2年前の自分やキラとよく似ているシンを心配していた。

また、カガリとの関係がより深く丁寧に描写されている。

最終話にて、激突するシンの本心が吐露された際、シンを絶望させ、短慮と盲目に追い込んでしまった原因の一つが己にあったことに愕然としながらもシンを絶望から救い出すために戦う。

その後、メサイア内部でデュランダルと対峙した時、自身がザフトで見てきたことと、シンや今は亡きミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている(その時の言葉が、本作のレイがデュランダルを銃撃した理由の1つとなった)。


ゲーム作品での活躍

スーパーロボット大戦シリーズ

搭乗機はもちろん、ステータスも即戦力にするのに十分な高さであることが多い。

キラとも合体攻撃ができるので、セットで出撃させているプレイヤーも多いと思われる。

キャラ的には原作に忠実だが、戦闘能力は高い。

基本的な能力はキラとほぼ互角だが、「加速」「直撃」「魂」を覚えるなど、精神コマンドはキラより優秀。小隊長能力「移動力+1」を活かした切り込み隊長としても優秀であり、特殊技能「援護攻撃」や精神コマンドを活かした援護要員としても強い。

イージスを味方で使いたい人は、リアル系女主人公を選ぼう。

ストーリーの序盤から登場。原作通りに最初はセイバーで戦う。

中盤で使える∞ジャスティスは、セイバーとは性能や運用方法が全く異なっているため スキル習得の方針を変える必要が出てくる。

後のシリーズでも、他の指摘されたメンツのようにナンパな印象は無いはずなのにオズマ・リー有害認定されたりキラの召喚攻撃扱いになったりと不遇な扱いになってしまっている。

ストーリーの最序盤から登場するが、猿渡ゴオら歴戦の戦士からのアドバイスで完全に迷いを振り払った超本気仕様。

ユニウスセブン落下事件の時点でSEEDが発動し、ザクでも無双が可能。

シンとの関係も改善されていて良き師弟関係を築けている。

終盤で、一時的にデュランダル議長のもとに戻ったレイの素性が嘗ての上官と同じアル・ダ・フラガのクローン人間だと知った際は、キラと共に衝撃を受けている。

「DESTINY」原作終了後の設定だが、序盤は再び「アレックス・ディノ」と名乗っている。

第一部終盤で某グラサン張りの演説を披露し、アンノウン・エクストライカーズの政治的劣勢を覆す活躍を見せた。

その後、ELSの地球圏襲来に際し、キラと共に援軍に駆け付ける。

∞ジャスティスの武装の最大射程が短くなったため、キラとのパートナー相性が更に悪化している。

ちなみに今作にて『リアルアスランと言うべき人物』と共演している。

無印の孤島での一件で、カガリ共々タスクと知り合いになったり(パロディの逆輸入設定と思われる)、ロザリークリス「アスラン様」と呼ばれて言い寄られたりとクロスアンジュのキャラとの絡みが多い。

最初は無印の設定で登場し、敵対の後にプレイヤー部隊「ディバイン・ドゥアーズ」に仲間入りする。

そして、3章より「DESTINY」準拠となり、序盤のデュランダルやシン達とのやり取りが再現され、原作通りデュランダルに唆されてザフトに復隊してしまうのだが、無印のイベントから原作とは異なる展開になった影響は大きく、本作のアークエンジェル隊は異世界の存在に与している事でザフトを含めた各勢力から既に「危険分子」と見なされており、シンに至ってはオーブでの戦いの彼らを覚えていたせいで「家族の死の元凶の1つ」として早い段階から敵意を向けており、彼らを戦力として組み込んでいるディバイン・ドゥアーズに対してはその強大過ぎる力に警戒心を抱いている状態。

アスランは彼らの事情と本当の外敵の存在を知っているが、下手に別の世界に関する情報を漏らす事ができないため、ある意味では原作以上にもどかしい思いをしてしまっている。


ガンダム無双2

∞ジャスティスと共に参戦。

パプテマス・シロッコに懐柔されてキラと敵対し、ストライクフリーダムと∞ジャスティスが激突する夢のイベントシーンが描かれる。


Gジェネレーションシリーズ

(C.E.71)「行くよ!アスラン!」/(C.E.73)「アスラン!この戦いを終わらせよう!」 - キラ・ヤマト

(C.E.71)「何をモタモタやっている!アスラン!」/「ええい………!アスラン!今は援護をしてやる!」/(C.E.73)「何をもたもたやっている!?アスラン!」 - イザーク・ジュール

(C.E.71)「アスラン!俺がフォローしてやるよ!」/(C.E.73)「アスラン!あの頃のタイミングでいくぜ!?」 - ディアッカ・エルスマン

「アスラン!あまり無茶はしないで!」 - ニコル・アマルフィ

「アスラン、援護する!役立てろよ!」 - カガリ・ユラ・アスハ

「アスラン!俺から行きますよ!」 - シン・アスカ

「アスラン!実力、見せてくださいね!?」 - ルナマリア・ホーク

「殺されるくらいなら、行った方がいいです!」 - メイリン・ホーク

「頑張って~♪アスラン♪」 - ミーア・キャンベル


デビューは『SEED』。『PORTABLE』からはC.E.73バージョンも参戦。

原作で部隊指揮官を務めただけあって、指揮値が高め。

更には格闘値も高いため、ジャスティス以外の格闘戦特化機体を与えるのもオススメ。

『WARS』からは特殊セリフ(ファングトランザムなど)も発する。


機動戦士ガンダムVSガンダム

イージスと共に参戦。

先に述べたような「生真面目」キャラに反して相方イージスと自爆→自爆という原作の感動と悲劇をぶち壊す様なコンボがあり、二重の意味でファンは唖然とした。


尚、V2ガンダムが相方にいるとハロと試合開始と勝利時に特殊ボイスがありハロが戦場にいることに驚いていることと余り迷惑をかけないように注意するものがある。


機動戦士ガンダムエクストリームバーサス

∞ジャスティスと共に参戦。

先に述べたような「生真面目」キャラにしては異様に勢いのある謎の雄叫びが大半で構成された戦闘ボイスにファンは唖然とした。

「トゥ!トゥ!」 「ヘアアアアアアアアアア!!!」 「ヌオオオオオオオオオ!!!」 「モウ(溜め気味に)ヤメルンダッ!!!」


当初は2500級最弱候補と言われたものの、アップデートにより走攻守の揃った万能機となる。

キラと異なりPVのミーティアがゲーム中で使用できないのはご愛嬌。


機動戦士ガンダムエクストリームバーサス フルブースト

前回に続いて∞ジャスティスで参戦、コストも2500のまま、ボイスもそのまま。

特殊格闘の差し替えによる変更で開幕に「ヘアアアアアアアアアア!!!イヤアアアアアアアアア!!!」というボイスが流れることが無くなった

代わりにフリーダムのアシストとして射撃チャージにジャスティスで出てくる、でも突撃しはじめた瞬間雄たけびを上げるのでまず当たらない、哀れ。


前回は2500一強と言われたものの、システムの変更やブーメラン飛距離弱体化などがあり

「走攻守の揃った万能機だけどボイス以外特徴も無いから使うなら他の2500コストを使った方がいい」と言われてしまっている。

(それでも初心者用としては扱いやすく、相方機としては優れているほう)


今回からPVでもおなじみのミーティアがゲーム中で使用可能になった(覚醒技限定)

横斬り→縦斬り→斬り抜けとキラとは違い格闘となっている。一応ドリル回転などはしない


機動戦士ガンダムエクストリームバーサス マキシブースト

前回に引き続き∞ジャスティスで参戦、コストもボイスもそのままだが、新たに(覚醒時限定だが)格闘チャージでミーティアとドッキング可能となった。但しドッキング中は覚醒技が使えない等の制約がある。

更に、新しく参戦したブリッツガンダムのアシストとしてイージスが登場し、スキュラで援護したり敵に組み付いて自爆してニコルをサポートする。


また、ミーティア装備の∞ジャスティスはボスとして登場するが、こちらはプレイアブルと違って控えめなボイスとパイロットイラストが新規グラフィックなっている。

ボス機体としては珍しく、ミーティア装着以外の形態ではプレイアブル機体同様攻撃を受けるとよろけたり吹っ飛んだりするが、MS形態でもダウン値が非常に高く設定されており、長いコンボを叩きこむことが可能。

関連イラスト

アスランアスラン・ストラトス

【イラリク】アスラン・ザラ少年


関連項目

機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY

アスラン キラ・ヤマト シン・アスカ カガリ・ユラ・アスハ ラクス・クライン

∞党ゥ! トゥ!ヘァー! バカヤロー!!

アスカガ アスラク アスキラ ヅラじゃない アスシャニ アスアウ


そして…

アスランの裏切り行為をはじめ、多くのガンダムファンに後味の悪さを残したSEED DESTINYの放送からおよそ20年後の2024年、ついに待望の劇場版が公開決定

多くのファンが期待を胸にする中、一方でこれまでのアスランの劇中の行動から考えて、ある憶測が飛び交っている。


それが逆襲のシャアならぬ逆襲のアスランである。


SEEDは無印、DESTINYはZをモチーフにしているため、劇場版は「逆襲のシャア」をモチーフにするのではないかとネタにされている。

そして、本シリーズのシャアのリスペクトキャラはアスランであり、「もしかしたらアスランが新たなる敵対勢力の最高指導者としてラクスをも裏切るほどのヤバい事をしでかすのではないか?」と憶測するファンも少なくない。

また今作において、「DESTINYで扱いが散々だったシンを大いに活躍させたい」という制作陣の意気込みもある事から、「今度はアスランがシンに敗北するのではないか?」という意見もある。

いずれにせよ、前者が現実になれば、流石のラクスやシンもアスランを到底許さないだろう。

また、「どうせ最終的には裏切って就いた組織を更に裏切って戻ってくる」という呆れ混じりの意見も存在するが…。「ネオザフトを率いたアスラン総帥が地球にプラントを落とそうとするもネオザフトの理念に疑念を抱いたアスランが離反しプラント落とし阻止の為に立ち上がる」というネタ構文も存在する。


2023年8月8日に公開されたPVにてアスランも登場。私服にかつてのアレックス時代のようなサングラス姿で壁に隠れ何かの様子を探っているかのような様子を見せている。更に、マリューとムウの場面にジャスティスらしき赤いモビルスーツの部分がチョイっと映っており、ガンダムエース10月号にて劇場仕様のアスラン・ムウ・イザーク・ディアッカの4名のパイロットスーツのデザインが初公開された模様。


果たしてアスランは劇場版でもまたもキラ達を裏切ってしまうのだろうか…?それとも…。

なお、先述のPVのラストではアスランではなくキラの方が裏切ってラクス達に襲いかかるとも取れるセリフがあったが…?


又、同年11月19日に勢力図が公開された。劇場版でのアスランの所属はオーブ軍だがメイリンと共に非政府機関ターミナルに出向しているため、少なくとも序盤のアスランはラクス率いる世界平和監視機構コンパスには所属していない事が確定。余談だが、同日のイベントでキラとラクスとシンと同じ組織にいないことから、本当に所属をよく変えると話を振られた石田氏は「流浪の民なんですよ」とアスランを擁護?された。


先述の通り、PVでもキラとラクスとシンの立場にアスランが不在である事が判明し、彼の劇場仕様のパイロットスーツが勢力図よりも先に公開されているが、どう見てもコンパス所属のパイロットスーツのため、劇中の終盤にてアスランが至急ジャスティスに乗り込むべくターミナルからコンパスに所属が移籍する事は確定事項のようだ。なお、あっさり組織を移動する事が明示されているのはアスランくらいである。


もっとも、今回のアスランは監督から、いろんな意味でかっこよかった(のでいかに落とそうかと)。第2弾ムビチケ絵に触れ、今回はそういうのを抜きにして純粋にかっこいいアスランと言い切っている。もしかして劇場版のアスランは迷わず裏切らず、頼りにしかならない男なのか…?


そうした事前情報もあり、「少なくとも安易な裏切り展開は無さそう」と一部のファンは安堵し、成長したアスランの活躍を心待ちにしていた。

そして…





























【警告】以下、『SEED FREEDOM』本編のネタバレが記載されています。



「心を読めるんじゃなかったのか?

使 え な い な

「殺ス!!!!」


現在はオーブ軍からの出向という形で、国家間の情報伝達などを担う情報機関であるターミナルに所属しており階級は一佐となっている。前半は表立った行動はせず、メイリンと共にファウンデーション王国内部の情報を密かに調査していた。

スラム街で横暴を振るうファウンデーション兵に、王国の「真の実態」を見て渋い顔をしながら…。


そして本編前半の終わり際、ブラックナイトスコードシヴァの猛攻とアグネス・ギーベンラート裏切りを受け、ライジングフリーダムを破壊され窮地に陥ったキラを救うべく、ズゴックで颯爽と登場。守り抜いた後そのままキラを伴い、メイリンが駆るキャバリアーアイフリッドで戦地を離脱。


その後、シンやマリューたちとアカツキ島で合流し、黒幕の正体とその目的を伝え、ラクス救出を提案するが、僕らが何をやっても無駄なんだ、ラクスは僕を裏切ったとキラは不貞腐れる。そんなキラをぶん殴り、そのまま喧嘩に発展していく。(やりとりは真面目でシリアスなのだが、キラの拳をすべて躱し、一方的に殴る。アスランを止めようと仲裁に入ったシンをキラと一緒にそれぞれ一発殴った。アスランが「俺の知ってるラクスはそんなこと言わなかったはずだ」と言うや周囲が反応し、それに気づいたアスランが睨んで周囲は視線を逸らす。などといった描かれ方から中々に笑いを誘う場面にもなっている


その後、「ラクスに会いたい..ただ隣で笑っていてほしい。」と嘘偽りの無い人間味溢れるキラの本音を聞き、手を差し伸べ、共にミレニアムで仲間たちと共に宇宙に上がる。


宇宙要塞アルテミスでのラクス救出の際には、キラたち救出チームをアルテミスに侵入させるために、囮としてストライクフリーダム弐式に乗り、シュラ操るシヴァと再戦し、作戦の時間を稼いだ。

この時アスランは、第1世代ドラグーンと同様に特異な空間認識能力を必要とするストライクフリーダム弐式のスーパードラグーンをも使いこなしており、結果として、デュランダルが彼をレジェンドのパイロットにしようとしていたことは(才能的な面では)決して間違いではなかったことを示す形となった。


最終決戦ではカルラとシヴァの短針砲からキラをズゴックで庇い、ズゴックの真の姿で反撃に転じる。

そして、シュラの読心対策としてシュラ曰く「破廉恥」な妄想地球からのリモート操縦を交えつつ、(ちなみに通信越しで一部始終を見ていたカガリにも「破廉恥な妄想」発言が聞こえていて頬を染めて怒った様な呆れた様な反応を見せている)その果てにインフィニットジャスティスの片腕を切り落とされシュラから「やはり俺の方が上だ!!」と勝利を確信されるも


「強さは力じゃない.....生きる意志だ!!!」


と言い放つと共にSEEDを発動、決めの一手として使わずに温存していた頭部センサーのビームブレードでシヴァを真っ二つに両断。見事勝利をつかみ取った。


全てが終わった後は、カガリとの通信で互いが贈りあった「ハウメアの守り石」と「指輪」を見せ合い、笑い合った。


劇場版の余談

  • 「またアスラン裏切るんじゃないか」とか「シンと機体交換してイモータルジャスティスに乗る」と予想されていたが、公開後、「こんなの予想できるか」「裏切ると思ってたら裏切らなかった」という声が観客から続出した。
    • そもそも劇場版は公開前から「シンが意外な機体」以外情報統制されていたが、実はアスランの方がインフィニットジャスティスの他に意外な機体に乗っているのである、しかも2度も。
    • 裏切りに関してはそもそもファウンデーションに対する諜報活動が予告で取り沙汰されただけで、劇場版本編では終始頼れる有能な最強の味方である。また終始アスランがキラと敵対することが無かったのもシリーズ初だった。
    • 強いて言えば、一部から冗談交じりで「視聴者とシュラの予想を裏切った」と言われてるとかなんとか…。
    • 本作の脚本は前半のユーラシアの戦いまでは故・両澤千晶によるもので、ミレニアムとルナマリアを残して全滅という流れは決まっていて、その意思を前夫でもある福田己津央監督とノベライズ版の著者でもある後藤リウが引き継いた物である。まさにアスランの登場が、両澤の死によって切れていた原稿が後藤へと受け継がれた合図だったと言える。
  • 元から何かしらネタにされやすいアスランだが、「キラの窮地をズゴックで颯爽と救う」「キラとの殴り合いで終始優位に立つ(石田「殴り合ってはいません、一方的に殴っています」)ついでにシンに一発お見舞いする(しかもキラからも一発殴られる)」「『アスラン・ザラ、ズゴック、出る』と言い出す」「ズゴックの中にインジャを隠し持つ」「エロい妄想で読心能力を持つ相手を狼狽させ、ついでに煽る」というネタが増え、「公式がアスランの扱い方上手すぎる」「こいつが1番FREEDOMしてる」「こいつが出てから映画の展開変わった」「これからアスカガの公式イラストどう見たらいいか困る」という感想が飛び出た(裏を返せば、ここまでの成長を遂げたのは前大戦で散々失敗した事を心底猛省し、今度こそ真にカガリやキラ達の力となる為にたゆまぬ努力をし続けた結果と解釈する事もできる)。
    • ネタ抜きにしても、「終始迷いの無い最強パイロット・アスラン」をSEED公式媒体では初めて描いた件は視聴者から好評を博している。福田監督から石田氏は最初に「今回のアスランは悩まない」と指示を受けたとのこと。元から「作中最強候補は迷いの無いアスラン」とファンに言われていたり(福田監督も「戦闘面で一番強いのはアスラン」という認識であることがインタビューで語られている。ただしこれは監督の個人的な認識であり、あくまでも設定の原案は森田氏に帰来する。公式設定でも作中でもパイロットとして最強と呼ばれているのはキラである)、映画本編でもシュラから「やはりアスラン・ザラが最強か」と称されて好敵手と見られていた。ちなみに石田氏は「このセリフが僕としてはとっても嬉しくて!」「これまでシンに散々「アンタなんか」と言われていましたから。けれど、実際に強いのはアスランだということが第三者によって証明されたような……。「やっぱりそうでしょう?」と気分がよくなりました(笑)」と語られている。
    • 前述通り、本作ではキラを厳しく律しなければならない立場だったアスランだが、当初石田氏は監督の想定以上に愛おしげな発声をしていたらしく、「アスランはそこまでキラを好きじゃない。前作でされたことを思い出せ」と指導したということが、舞台挨拶にて明かされている(監督いわく「すぐ恋人に話すみたいな声になる」)。
    • 一応、エロ妄想についてはアスランはカガリを想っていて、カガリはアスランに赤面して怒るくらい想っていると好意的に見ることができるし、なんならラストシーンのお守りを見せて笑い合うシーンは必見ものである。
    • 妄想に関しては、逆に言えばそのような奇策を取らなければ勝てないくらいシュラが強敵であったとも捉えられる。なお古くは『ダッシュ勝平』でも使われた戦法である(ただし勝平は「素」。一応、仲間達の方は狙ってやった事なのでアスランに近い)
    • エロ妄想について監督は「いつもエロいことを考えているわけじゃない(笑)。あれは彼なりの論理的な戦路ですから」「そうしないとアスランがカッコよすぎたんですよ。もうちょっと落とさなきゃダメだ、変な戦法使わせてもまだ完璧すぎるから、少しぐらい人間的にダメなところを入れとこうとか思ってやったんですが、ちょっと破壊力が強すぎたかな(笑)」「ちょっとやりすぎだったかもしれないとも思っていて」とのこと。
      • 一方で最後の最後までSEEDを発現させなかったことから、(前作でも彼のSEEDは最後の必殺技的に使われていたとはいえ)「十分に勝てる相手であったがより確実に勝つために精神的な揺さぶりをかけた」という説も一部のファンは推測してたが、単純な実力では明確に敵わない為に行った戦法である事がインタビューにて語られている。
    • ターミナルの諜報従事者はその任務の性質上、歴史ある格闘技の体得が必須なのかもしれない……。

新作SEEDでのアスランの勇姿破廉恥…颯爽のアスラン

結果として本作におけるアスランは、作品のムードを良い方向に持って行った立役者だったと言えよう。


  • また、本作で対決することとなったファウンデーション勢だが、その行動の全てがアスランにとっての大事なものを踏み躙る行為をしてきたためか、徹底的なまでの塩対応であった。SEEDの序盤から中盤までは親友であったキラに、終盤ではジェネシスが発射されようとする中でもかつての友軍であったザフト兵に、DESTINYではミネルバに同乗していたシン、ルナマリア、レイになど曲がりなりにも知己や同じ立場だった者達には本当にそれでいいのかと向き合って言葉を投げかけているが、騎士を気取った虐殺者達でしかないファウンデーションにはその気取った流儀を無視して倒した。葛藤しながら人に向き合う時は真摯ではあるが、完全な敵認定をした場合は言葉も煽りのみを言うなど別方面で凄まじい一面を見せることとなった。
  • とはいえ、アスランに対して「最強の好敵手」と見定め三たび戦ったシュラ・サーペンタインに対しては「アスランが鬼畜過ぎる」「最強の相手としてアスラン・ザラに目を付けたのがシュラ・サーペンタインの運の尽き」「(アグネス・ギーベンラートのことは利用しても一線は越えてなかったんだろうし)シュラってそんなに悪いやつじゃなかったんじゃないかな…」と、観客にシュラの方が判官贔屓的な同情をされる事態になってしまっているが…。
  • 蛇足だが、監督のXによれば台本ではカガリのアスランに対して「帰ったらシメる」というセリフがエロ妄想のシーンで予定されていた。アスランが不憫だったので変更したとのこと。引用
  • ちなみに2024年の月刊ホビージャパン4月号における監督インタビューによれば、「カガリとしては数年以内にオーブ代表の座を降りて、アスランのところに行くつもりだと思っていて、今のうちから後継者としてトーヤを仕込んでいます。」との事。
  • 一部のファンからは、今回の活躍から「階級や命令に縛られる軍隊のような組織が元々不向きで、ある程度自由に動ける諜報員の方が天職なのでは?」という考察が挙がっている。
  • またラクスがコーディネイターの上位種なアコードで、同じくアコードのオルフェとは対であるという新設定により、そのラクスと婚約していたアスランもまたアコードに匹敵、ないしそれに次ぐレベルのコーディネイターだったのではないかと推測する一部のファンもいるが、ふたりの婚姻はプラントの婚姻統制によって決まったもの。舞台挨拶で監督はアスランとラクスが婚約者だった件について「子どもが出来やすいという理由」と回答されている。
  • 今作ではストライクフリーダムガンダムとズゴック(とインフィニットジャスティス)に搭乗したアスランだが、実はこの2機を先んじて操縦していたキャラクターがいる。ガンダムビルドファイターズユウキ・タツヤ/メイジン・カワグチである。
    • ビルドファイターズは2030年代の近未来という設定であり、現実世界と同時期にSEEDFREEDOMが公開されていたのなら、当然ユウキ先輩こと3代目名人もその内容を把握していたはず。そんな彼が製作したガンプラにアメイジングストライクフリーダムアメイジングズゴックが含まれていたのは、劇場版のアスランから影響を受けたのでは…という考察も上がっている。

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