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アパトサウルス

あぱとさうるす

ジュラ紀後期の北米に棲息していた、代表的な竜脚類の一つである
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データ

中生代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の北アメリカ西部に棲息していた、ディプロドクス科の大型竜脚類
名前は「惑わす爬虫類」の意。現在までに4種類が見つかっている。
全長21~26m。推定体重約18~32t。
細長い体形をしたものの多いディプロドクス科としてはやや太めの体つきで、首の可動性は竜脚類の中では高いほうであった。といっても普段は筋肉より靭帯や自体の構造を利用して首を支えていたとされる。
長く伸びた口の先には細長いが並んで熊手のようになっており、植物を漉き取って食べた。この歯で食物をすりつぶすことはできないので、のような胴体に納まった長い腸の中で時間をかけて細菌に分解させることで食物を消化した。
尾も首とバランスを取るように長く、振り回して身を守る武器にしたという説もある。
その巨体から、当時の生態系の上位に位置していたアロサウルストルヴォサウルスであっても、健康で成長し切った本種を襲うにはかなりのリスクが伴っただろう。
図鑑などでは群れで行動していたと記載されているが、知名度の割に他の竜脚類と比べて化石の産出が少なく、単独行動だったとする説もある。

日本では上野の国立科学博物館と熊本の御船町恐竜博物館でA.アジャックスの同一個体の骨格を見ることができる(上野の骨格は一部実物)。

ブロントサウルス問題

かつてはブロントサウルス(雷竜)と呼ばれていた(命名は古生物学者のオスニエル・チャールズ・マーシュによる)。
その後、以前マーシュが命名していたアパトサウルスが、“ブロントサウルスと同属である”という事が判明。「先に発表した学名に優先権がある」(先取権)という規則の下、1903年にアパトサウルス属に統合され、ブロントサウルスの名は使われなくなった。
さらに、ブロントサウルスの復元に用いていた頭骨が別の竜脚類のもの(近縁とされていたカマラサウルスの頭骨を復元骨格に取り付けていた。また、ブラキオサウルスの頭骨が付近で発見されたため、それをベースとして論文中の図が描かれていた)だったこともあり、かつて図鑑に載っていたブロントサウルスの姿そのものが消え去ることとなった。

しかし世間一般にはなかなか浸透せず、加えて子供向け図鑑や、特撮テレビ番組などの影響もあってか、ブロントサウルスの名に馴染みがあるという者が多い。無効名となってから100年余りが過ぎた現在でも、竜脚類全般を指す俗称として「ブロントサウルス」が用いられることがままある。

だが2015年、イギリスポルトガルの研究チームが衝撃的な研究結果を発表した。彼らの調査によると、ブロントサウルスとアパトサウルスには別の属とされる程度の違いが十分にあることが判明したのだ。しかもこの違いは種の間に見つかる違いよりも多かったようだ。これが事実なら、ブロントサウルスの名が表舞台に戻ってくるのも近いだろう。

フィクションでのアパトサウルス

ティラノサウルストリケラトプスステゴサウルスに並ぶほどの人気恐竜で、竜脚類の中でもブラキオサウルスと並んで知名度が高い。そのため数多くのアニメ映画などに登場している。
ロストワールド』や『キング・コング』では、何故か肉食の恐竜として登場していた。
特撮テレビ番組怪獣王子」に登場するネッシーは“ブロントサウルス”時代のアパトサウルスである。ただし、口から火を吐く。

1980年に公開された『ドラえもん のび太の恐竜』では、舞台が白亜紀にも関わらず登場している。
2006年リメイク版では、同時代のアラモサウルスに差し替えられている。プテラノドンも生息場所の違い(映画で登場した場所は渓谷だが、実際に生息していたのは海岸)により、ケツァルコアトルスに替わっている。

ジュラシック・パーク』シリーズでは、1作目と2作目の小説版で登場するものの、劇中ではブラキオサウルスマメンチサウルスに置き換えられてしまった。だが4作目『ジュラシック・ワールド』にてようやく登場が決定した。

ユニバーサルスタジオのアニメ「リトルフット」では主人公のリトルフットがブロントサウルスである。

ディズニー作品ではピクサーの『アーロと少年』の主人公アーロの種族がアパトサウルスである。

関連タグ

恐竜 竜脚類 ブロントサウルス ディプロドクス カマラサウルス ブラキオサウルス

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