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アミバ

あみば

アミバとは、どんな辞典にも必須とされている人物であり、辞典のトップを常に狙っているが、なかなか達成することができない。
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ん!?間違ったかな…

概要

武論尊原哲夫の漫画『北斗の拳』の登場人物のひとり。

かつては南斗聖拳を学んでおり、南斗水鳥拳のレイとは顔見知りだった。己を「どんな拳法でも人より早く習得できる天才」と自称していたが、どこからも奥義を授けられなかった。

そんな中、奇跡の村で北斗神拳の秘孔の技術を医療に応用するトキの評判を聞き、自分もそれと同じ事をしようと、道端にいた老人の足の秘孔を突き施術を行うが失敗。
(その時の「ん!? まちがったかな…」 はアミバを代表するセリフである。なお、老人を助けようとする意志は不明だがトキ外伝では最初から木人形としか見ておらず、「ちっ、失敗か!」と吐き捨てて見捨てようとしていた。)

そこへ偶然通りかかったトキに、顔を軽くぶたれた挙句に生兵法を咎められてしまう。自尊心を大いに傷つけられたアミバはトキに対し異常なまでの憎悪と恨みを抱くようになる(トキ外伝ではZEEDをけしかけて村を殲滅させようとするが、患者を守ろうとするトキ、防衛のために立ち上がった村人達、更には偶々村に滞在していたジュウザの抗戦で逆に追い返されている)。

服装、髪型、さらには顔の形まで変えてトキに成りすまし、カサンドラに幽閉された彼と入れ替わるように奇跡の村に再び侵入し(ケンシロウに語った惨劇も実際はアミバ本人が仕組んだものであり、「悪党を怒り任せに皆殺しにした」というのも単に口封じと演出の為の処刑に過ぎなかった)、その評判を落とす作戦に出る。トキの噂を聞きつけ訪れた患者を木人形(デク)と呼び、新秘孔究明のための実験体としていった。さらには「木人形狩り隊」を結成し、奇跡の村の住人たちを無理やり実験体にするために捕えるなどしていた。

木人形狩り隊の中には、彼の秘孔究明により腕力や脚力が強化された者がおり、作中でもプロボクサーに「パンチのスピードが倍になる秘孔」を施そうとしていたことから、主に「肉体の強化」を目的とした実験を行なっていたことが窺える。

ケンシロウの目を持ってしても最初はトキと信じ込ませるほどの変装ぶりであり、また、付け焼刃とは言えども北斗神拳を使いこなしており、「模倣の才覚」としての天才的なセンスを持っていたことが伺える。

闘いの序盤こそ、北斗神拳や「激振孔」という新たな秘孔を見せ付けるなど、ケンシロウに対し有利に戦っていたが、次第にケンシロウが本領を発揮していくとピンチに陥り、追い詰められたアミバは女性を盾にしてその隙に秘孔を突いてケンシロウの動きを封じる。

ここでトドメを刺せばいいのに、調子に乗ったアミバはケンシロウを傷つけ始める。そこへレイに乱入され、ケンシロウにアミバがトキの偽者であると明かされる。動きを封じたと思っていたケンシロウも、「秘孔封じ」によりその呪縛から逃れられており、慕われていた部下たちからも「本物のトキだと思って従っていた」と見捨てられ、さらに自分一人だけの都合の為にトキだけでなく北斗神拳までも傷つけたことからケンシロウにも「きさまは長く生きすぎた」と宣告される。

最後の手段として、自ら究明した新秘孔を使い筋肉を増強させ反撃を試みるも、直後、手の指が吹き飛び増強した筋肉も萎んでしまう。
(ケンシロウに事前に秘孔を突かれていたのか、彼が間違った秘孔を突いていたのかは不明。秘孔の力に耐えきれなかったという説もある。連載当時は間違った秘孔を突いた説が有力であった)

最期はケンシロウの北斗神拳奥義「残悔積歩拳」を受け、命乞いも叶わずにビルから転落、「うわらば」と断末魔を残し空中で爆散した。後に、アミバは拳王(ラオウ)の命令で働いていたことが判明している。(そのためなのか、アニメでは断末魔が「拳王様ー!」に変更されている)

容姿

前述の通りトキに成りすますために、彼に近い服装(白い衣装・鉢金など)をひと通り身に付けている。髪色は原作では黒、アニメでは白に脱色している(アニメでの彼の元々の髪色は金)。

目付きが悪く、目の周りに深い陰が入っている。また、本物より少しアゴがしゃくれている印象を受ける。鼻はトキに成りすますために変形させていたらしく、ケンシロウに殴られて腫れた鼻をみたレイは「昔の顔に戻った」ともらしていた。

また、トキはかつて滝で修行中のケンシロウを落下してきた巨大な流木から身を呈して守ったことがあり、その際に背中に大きな傷を付けたことをどこからか(トキ外伝においてはジャギから)聞きつけ、己の背中にも大きな傷を刻みそれを再現していた。結果的にこれは、ケンシロウとの対戦時に己が本物のトキだと信じ込ませる大きな要因となった。

拳法・技・流派

アミバ流北斗神拳

アミバが北斗神拳と己が研究によって発見した新秘孔を組み合わせて創りだした拳法。ラオウ外伝にはこれの前身と思われる「北蛇鍼拳(ほくだしんけん)」という拳法を自称している。

激振孔(げきしんこう)

アミバが新たに発見したという経絡秘孔で、心臓の活動を劇的に亢進させて動脈を破るまで血圧を上昇させる効果がある。これを止める秘孔はなく(発見されていないだけかもしれない)ケンシロウはユウの父を救うことが出来なかった。

戦癰(せんよう)

こちらもアミバが新たに発見したという経絡秘孔で、相手の上肢を外転させ、その状態で動けなくする。ケンシロウの動きを止める為に使ったが、秘孔封じによって破られた。

鷹爪三角脚(ようそうさんかくきゃく)

正体がバレたアミバがケンシロウに放った脚技。壁を利用した三角蹴りの要領で相手を襲撃する技だが、ケンシロウにあっさりと避けられ追撃を喰らう。
ちなみに、『DD北斗の拳』のED「ほくとのけん 言えちゃうかな」では、彼を代表する技としてその名が上げられている。

余談

当初はジャギ同様にトキも悪役として描く予定があったが、
「伝承者候補をみんな悪役にするのもどうか。トキ良い人だしキャラ変えよう」
というようなやり取りが原作者と編集者の間で交わされていたらしい。ケンシロウがトキの正体を見抜けなかったり、ケンシロウをしのぐ技の切れを持っていたのもその名残だろうか。

TVアニメ版では、死後もモブキャラとして何度か背景に登場しており、『北斗の拳』『北斗の拳2』の両シリーズ最終回にはギャラリーに紛れる彼の姿が確認できる。
(ただし、いずれもセリフ等は無い。)

また、アニメ回想シーンでは金髪ピンク服な過去のアミバを見ることが出来る。そのシーンでトキに顔を叩かれたときにアミバの髪色が一瞬だけ白髪に変わっている。おそらくは作画のミスと思われる。

ファンロード毎号の「シュミの特集」では『北斗の拳』のみならず、あらゆるジャンルの漫画やアニメ、小説の回であっても「アミバ」の項目があることで知られていた。毎回トップにアミバが来るかどうかでネタにされていた(実は何度かトップにたったことがある)。

声優

作品によって声優のキャスティングは異なるが、大抵、各作品でトキを演じた声優がアミバの声も担当するのがお約束となっている。
(ただし例外も存在する。)


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