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アリアンロード

ありあんろーど

日本ファルコム作のゲーム「軌跡シリーズ」の登場人物。舞台となるゼムリア大陸で暗躍する秘密結社「身喰らう蛇」の一員で、最高幹部である「蛇の使徒」の第七柱を務める女性。組織内では《鋼》の名を冠し、《鋼の聖女》と呼ばれている。あらゆる武術に精通する結社最強の武人で、中でも身長を遥かに超えるほどの長さを誇る馬上槍を得物としている。その佇まいは、大陸の歴史上の「ある人物」を連想させるが……
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CV:久川綾

容姿

中世の騎士甲冑を身に纏い、常に素顔を隠す仮面をかぶっている。

そしてその仮面に隠れている容姿は絶世の金髪美女であり、ランディ曰く『めちゃくちゃ好みの美人のお姉さま』とのこと。

だが、その素顔を見ることができるのは彼女の気分次第か、実力を持って兜を割るしかない。

しかし、彼女の武力は……

性格

非常に穏やかな性格で、常に丁寧な態度で人に接する。

反面、敵対する者には一切の容赦はしないが、非道な行いは決して許さない高潔な人物である。かといって戦争で行われる非情な手段を否定することもない。

その人柄から直属の部下「鉄機隊」を始め、組織内の人望は厚く、敵対する者たちさえ一定の信頼を置いている。

戦闘力

軌跡シリーズでは《剣聖》や《戦鬼》などと呼ばれる人外の強さの猛者たちが登場するのだが、このアリアンロードはそんな彼らよりも上に位置する最強の武人として君臨しており、武の世界では"至高"の存在と絶賛されている。

そのため、兜を割って彼女の素顔を見ることができる人物はほんの一握りである。


ワジ曰く『人間の身では勝てないことが決まっているような強さ』『太刀打ち出来るのは星杯騎士団の総長くらい』――デュバリィ曰く『武の頂点を極めし方』と称されている。


彼女に唯一実力で匹敵するのが、同じ《結社》の実働部隊「執行者」のひとりである《劫炎》のマクバーン

何度か手合わせしているらしいが、互いに負けることも勝ちきることもできないという微妙な結果となっている。

ゲーム上の性能

その設定通り次元違いの強さで、例え勝てなくてもストーリーを進めることができる。

しかし、最低でも一定のダメージを与えなければストーリーを進めることができないため気合いを入れて勝負に挑もう。

また、勝てば実績(PS4版『改』ではトロフィー)が解除される。

武技

シュトルムランツァー…神速の突きを叩き込む直線移動技。


アングリアハンマー…荒ぶる神の雷を戦場に呼び起こす全体魔法技、封技や駆動解除の追加効果あり。


アルティウムセイバー…自らを中心に回転しながら槍を振るう技、相手を吹き飛ばす事ができ、気絶やパラメータ下降の効果あり。(彼女から剣の稽古を受けていた剣帝レオンハルト(空の軌跡)の必殺技【鬼炎斬】は太刀筋やモーションからこの技を参考にしたものと思われる)


聖技グランドクロス…彼女の代名詞とも言える最強技。

巨大な闘気の渦を発して相手の動きを封じ、そこへ神速の突進突きを叩き込む。その後、技名を叫ぶと同時に巨大な十字型の光と共に大爆発が起きる。

その威力は対策なしでは例えHP全快でも一撃で力尽きるほど。

そのため彼女がこの技を放つ時に言う「さあ、耐えてみなさい!」と言うセリフに思わず「無理です」「処刑執行か」とツッコミを入れるプレイヤーもいるとか。


閃の軌跡III以降では、竜巻に飲み込まれた相手が空中に磔にされたような格好になり、突進突きを受けた後、背に十字の光が現れるという演出が加わった。

技名に合わせて追加された演出だが、攻撃を受けた相手が皆一様に両手を広げた格好のまま竜巻の中を上っていく光景は若干マヌケに見えなくもない。

素性(ネタバレ注意)

-RECOLLECT-

彼女の正体は、250年前のエレボニア帝国の争乱「獅子戦役」で、ドライケルス帝と共に争乱を収めた女武人《槍の聖女》リアンヌ・サンドロット……その本人である。

そして《緋》のローゼリアの導きによって、《銀の騎神》アルグレオンに選ばれた《起動者》でもあった。

………正直鬼に金棒というレベルを超えているのではないかと思う。


彼女はドライケルスの大望を叶えるため、一騎当千の実力者たち部隊《鉄騎隊》を率いて争乱の中を駆け抜けたが、紅蓮の魔王との戦いでドライケルスを庇い命を落とした……


しかし不思議なことに、遺体はまったく腐敗が起こらず、命を落としてから半年後に何の因果か蘇る。


その後、復活を見届けた《鉄騎隊》の副長シオン・アルゼイドにレグラムの統治を託し、以来ドライケルスにも告げることなく各国を放浪する旅に出た。

(この時シオン・アルゼイドに自身の名である「サンドロット(S)」も託し、以降アルゼイド家はミドルネームとして「S」を名付ける事になる)

それ以来、彼女は"不死者"として生き続けており、実年齢は七耀暦1206年時点で280歳(肉体年齢は26歳)である。


魔女のローゼリアとは長く友人関係を続けていたが、閃の軌跡開始より20年前、アリアンロードから関係は断たれた。

そして同時期にアリアンロードは《身喰らう蛇》の長である《盟主》に出会い、己の主として忠誠を誓うようになったらしい。

目的(ネタバレ注意)

彼女が《結社》に入り、その末に帝国全土を巻き込む《巨イナル黄昏》に加担した理由――

それは、かつて愛した男・ドライケルスが抑えていた“帝国の呪い”を消滅させるためである。


ドライケルスから離れたリアンヌだったが、それでも晩年を迎えた彼がこの世を去る前に今一度目にしたかったのか、彼の寝所を訪れた。

そこで目にしたのは、「全テヲヨコセ……」とドライケルスの側で囁く黒いモノ……

それはリアンヌの気配を悟ると消え、彼女は残されたドライケルスから“黒いモノ”の正体……七の機神の1体、黒のイシュメルガの呪いを知る。

(おそらくこの時に自分が呪いの影響で甦ったことも知ったと思われる)

さらには、今生のドライケルスが死を迎えても生まれ変わった先に再び現れるであろうことも……

それを聞いた彼女はドライケルスを看取った後、彼の生まれ変わりを見つけ出すべくエレボニア中を旅して回った。


そして、250年の旅路の末にようやく見つけたのである。

ギリアス・オズボーンを。


既に壮年の身で、出世街道の末に軍の要職に就き、カーシャという妻を娶り、赤ん坊のリィンを見て微笑む幸せな姿を見て心から安心した。

しかし黒の呪いが消えたわけではないため、対抗策として《盟主》に前々から勧誘されていた《結社》に加入することを決めたのである。

だが……


久方振りの《盟主》との対面で、彼女はすぐさまオズボーンの元へ戻るよう告げられる。

胸騒ぎを抱きながら駆けつけるが、その時には全て終わっていた……

リアンヌがほんのわずかに目を離した隙を狙ったかのように、イシュメルガは呪いを各地に撒き散らし、オズボーン邸襲撃事件を発生させ、彼の妻と息子……リィンの母と心臓を奪い、オズボーンに息子の命と引き換えに起動者となることを強要したのである。


そうして彼女は悟る。

呪いは防げない。防ごうとすれば、より歪みを増して現れる。

残された手段はただひとつ……自らが起動者のひとりとして《銀の騎神アルグレオン》を駆り、イシュメルガが目論む、騎神たちの力を一つにする儀式《七の相克》に挑む。

そこで他の5体の騎神の力を得て、それをもって《黒の騎神イシュメルガ》を滅ぼす……

それこそが彼女の積年の願いであった。


そのために《結社》の《幻焔計画》に協力し、世界を滅ぼしかねないほどの大戦《大いなる黄昏》を推し進めたのである。

たとえ、愛したエレボニアを焼き尽くすような大戦争を起こしても……

たとえ、愛する男の生まれ変わりとその息子に槍の穂先を向けようとも……

真にエレボニア帝国とドライケルスを呪いから解放するには、最早それしかない……


こうして、救国の聖女は修羅の道に足を踏み入れたのである。

最期

帝国による世界大戦の第1段階「大地の竜」作戦が近づく中、帝国と隣接するクロスベルの地に現れた星の霊場でリィンたちを迎え撃つ。

共に戦争に先んじて相克の儀式を終わらせ、犠牲を抑える心算だったが、馴れ合いで協力してもこの先の戦いは生き残れないと、互いの全力と意地をもってぶつかり合う。

そして……

自らの元を離れていた隊員・デュバリィ達との闘い、《灰》《蒼》の騎神との第三相克での闘いの末に敗北。


相克で破れた不死者の運命は消滅……次代の成長を目の当たりにした彼女は潔くそれを受け入れようとしたが、ローゼリアやリィンたちの説得で、もう一度ドライケルスに会うためにも生きようと決意する。

だが……


「いいや、伝説にはここでご退場願おうか」


突如背後に現れた《金の騎神エル・プラドー》の刃に胴体を刺し貫かれた。

これが致命傷となり、アルグレオンの力はルーファスに横取りされてしまう。


それでもわずかに残された最後の力をヴァリマールとそのに託し、ルーファスへの恨み言もなくリィンにオズボーンとの対決について助言をする。

そして――


ふふ……あの時の赤子が感慨深いものですね……

勝手な話かもしれませんが……息子がいたらこうなのかとも夢想したこともあります……


これで……私の旅もようやく終わりです……

ドライケルス……いつかまた女神のもとで――


友や教え子たち、大勢の人に見守られながら、250年もの永い時を戦い続けた《槍の聖女》の生涯は最期を迎えたのであった。




彼女が使用していた槍と兜を墓標とし、結社でも既に脱退した者達一時的に離反している者達も含めて多くの者がその死を悼み弔いに来たのであった。


大戦終了後、鉄機隊によりエルム湖の湿地帯に改めて正式な墓を建てられる。

エレボニア皇帝であるユーゲント陛下もかつて国を救った英霊である彼女の墓にいずれは参りに行こうと考えている。

対人関係

盟主―――《身喰らう蛇》の長。アリアンロードが絶対の忠誠を誓っており、作中では《盟主》の望みを叶えるために動いている。


鉄機隊――― アリアンロードがその身を引き取り、鍛えた3人の戦乙女達で構成された《結社》最強の戦闘部隊。3人共、主であるアリアンロードに絶対の忠誠を誓っており、特に"筆頭隊士"であるデュバリィはもはや崇拝に等しい。アリアンロード自身も3人を自らの娘のようにも思っていた。


レオンハルト ―――《剣帝》の異名をもつ《執行者》NoⅡ。"至高"の存在である自分をも超える武人になれると多大な期待を寄せていた。それゆえか、いつも彼に手合せを申し込んでいた。ただレーヴェ本人はあまり気乗りしていなかったのか、無理を言って付き合わせていたらしい。スピンオフ作品『レーヴェ物語』では、その場面が少しだけ書かれている。


マクバーン ―――《劫炎》の異名をもつ《執行者》NoⅠ。自分と同じ《結社》最強の使い手。実はアリアンロードから剣の作法を習っており、彼女曰く、もう少し身に着ければ勝負の結果は変わっていたとのこと。ただマクバーン本人はめんどくさいらしく身につける気はないらしい。なお、この話はアリアンロードの直属である《鉄機隊》の3人共『閃の軌跡Ⅲ』まで知らず、《鉄機隊》が結成されたであろう8年前よりも二人の関係は長いと考えられる。


ギリアス・オズボーン―――エレボニア帝国の《鉄血宰相》。かつての戦友であり恋仲でもあった《獅子心皇帝》ドライケルス・ライゼ・アルノールの生まれ変わり。晩年のドライケルスから呪いの事を聞かされ、リアンヌはドライケルス=オズボーンに宿るイシュメルガ=呪いから解放するために《七の相克》で勝ち上がり、イシュメルガを倒す事を目的としていた。自身が不死の存在になって、彼と結ばれなくなって、子を宿す事ができなくなっても長年ドライケルスの事を想っており、生まれ変わってもその人生を見守っていた。また過去に生まれ変わった後の彼の前に一度リアンヌが訪ねている。


リィン・シュバルツァー―――自身の義理の息子にして《灰色の騎士》《灰の起動者(ライザー)》《八葉一刀流・剣聖》の異名を持つギリアス・オズボーンの息子で《トールズⅦ組》リーダーにして《灰の騎神》ヴァリマールに選ばれた帝国の英雄。『閃の軌跡シリーズ』の主人公。二人の面識(リアンヌ自身は赤子時代のリィンを見ている)は閃Ⅲからだが閃Ⅰの時にレグラムにいたⅦ組を窮地から救っている。のちにこの時の行動はオズボーンの息子であるリィンを助けるためのものと判明する(インタビューにて)。稀にであるだろうが息子のリィンを陰から見守っていたことが示唆されている。オルディスのブリオニア島で初対面を果たし、《八葉一刀流の剣士》として、《騎神の起動者》としてリィンから一騎打ちを望まれ善戦はしたものの、途中でリィンの【鬼の力】が暴走しそうになり、間一髪ガイウスとミリアムの介入で戦闘は中断となった。この時リィンに「そのまま鬼となるか」、「我が軍門に下るか」と選択を迫った(内心では息子としてリィンを近くに置きたかった、武人として指南もしたかったのかもしれない)。《七の相克》での死の直前にリィンに上記の言葉を言い渡しリィンの成長を喜び、そして実の息子のように思っていたと告白する。後にリィンがオズボーンと対決する際にリアンヌもリィンの母親の一人であるとオズボーンが発言し、リィン本人も否定せずに母親と認めている。ある意味リアンヌの夢が叶った瞬間といえる。

また最後の決戦では思念体としてリィンの前に現れ、“母”としてリィンを名前で呼び、力を貸して激励する。


立体化

2023年12月9日、グッドスマイルカンパニーのキャラクタープラモデルブランドであるプラマテアからアリアンロードがリリースされることが発表された。


関連タグ

碧の軌跡 閃の軌跡Ⅲ 閃の軌跡Ⅳ 身喰らう蛇 蛇の使途 母は強し

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