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アルベド(オーバーロード)

おーばーろーどのあるべど

ここでは丸山くがね作のライトノベル及びこれを原作としたアニメ、『オーバーロード』に登場する人物兼メインヒロイン的存在について記載する。なお原典のWEB版は書籍版とストーリーが異なっており、彼女は登場していない。
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CV:原由実

データ

基本レベル100(種族レベル30+職業レベル70)
役職ナザリック地下大墳墓守護者統括。正妃(自称)
住居玉座の間。後に第九階層の部屋の一つ
属性極悪(カルマ値:-500)
種族レベル小悪魔(インプ)10lvほか
職業レベルガーディアン10lv、ブラックガード5lv、アンホーリーナイト10lv、シールド・ロード5lvなど
二つ名慈悲深き純白の悪魔
創造主タブラ・スマラグディナ

概要

ナザリック地下大墳墓の守護者達を統括する最高位の悪魔(サキュバス)。

黄金の瞳に漆黒の髪が麗しい傾国の美女である。

気高く、大墳墓に侵入してきた者達には圧倒的上位者として振舞う。

たとえ力や知恵を備えた勇者であろうとそれが変わることはない。

それは自身に与えられた地位の重みを知り、誇りを持っていることの証左である。


彼女の実力は折り紙つきである。戦闘力ではシャルティアに、智謀策謀ではデミウルゴスと、個別の点では及ばない部分があるものの全体的には極めて高いレベルに至っている。

内政能力、実務能力、編み物や掃除といった家事にも長けた万能家(ゼネラリスト)である。


本棚の並びに拘るなど几帳面な性格が伺われるが、自他をはっきり分ける性分で、掃除も自分以外に要求するということはない。綺麗好きであるが同時に収集癖があり、コレクションしている物品を置いたスペースは乱雑になりがちである。

家事関連も合わせて自身を女性的に見せるための演技なのではないかとするむきもあるが、それを確認しようという者はいない。


他者に対して優美な微笑を絶やすことなく、淑女のような語り口は、少なからぬ者に天使か女神だろうか、と思わせる。

その見方は一面の真実をついている。彼女はもともと最高位の天使として生まれる筈であった。

しかしその際に夢見る国の化け物と融合した醜悪な姿で誕生した。

内面もまた捻じ曲がり、残酷で、他者に苦痛と絶望を与える事を悦びとし、暴虐を行うためには手段を選ばない非道で狡猾な精神を持ってしまった。

彼女の本性が無制限に解き放たれた時、ナザリックの外で生きる者たちは、地上の暴君と呼ばれた女王や女帝たちの暴虐は所詮人間のやることでしかなかったと知ることになるだろう。


今の彼女の正気を支えているのは守護者の長という立場、そしてそれにより彼女という存在が注視されているという事実である。

ナザリックの住人以外にとっては幸いなことに、現状では彼女の精神が決壊する恐れはなさそうである。


常に浮かべる微笑は一種のポーカーフェイスであり、他の感情を顔に表すこともある。

ちなみに、どんな愚者でも、その相手が敵であろうと、彼女が淑女のような態度を崩すことはない。

見た目だけならまさに非の打ち所の無い美女である。



……という設定のプレイヤー自作のNPCである。デザインしたのは、ギルド《アインズ・ウール・ゴウン》のメンバーであるタブラ・スマラグディナ

タブラの設定魔としての真骨頂は、姉妹設定のニグレドにも発揮されている。


人物像

《ユグドラシル》運営終了を皆で迎えようとしたが1人になってしまったギルドマスター・モモンガが、遊び心で設定文の最後にある「ちなみにビッチである」「モモンガを愛している」に書き替えたためか、モモンガが異世界に転移した後本当にモモンガに惚れている

なお設定を書き替えた事は伝えられているが、本人は寧ろ喜んでいる


そんな経緯もあり、モモンガ改めアインズへの忠誠心と愛情は極めて高く、彼が望むなら自害も辞さない程。

しかし普段はとにかくアインズへの愛が行き過ぎるために、アインズの寝室へ忍び込みベッドに自分の香りを擦り付ける、アインズの自分達に対する慈悲深い言葉に感極まり、押し倒してその場で事に及ぼうとするといった変質者じみた奇行を繰り返してはその度にアインズをドン引きさせているなど、転移後はいわゆる残念な美人のポジションに収まっている。

そのため、同じくアインズを愛するシャルティアとは正妃の座を巡って頻繁に争っており(ただしアインズの寵愛に関する事を除けば、そこまで仲は悪くない)、更にアニメ一期では、アインズが創造した存在であるパンドラズ・アクター嫉妬の念を抱いている様子すら見られた。

オバロまとめ3OVERLORD


ちなみに、上述の設定通りの卓越した裁縫の腕を駆使してアインズの抱き枕やぬいぐるみ、更にはまだ見ぬアインズとの子供のための服などを大量に作成している。

自室のドレスルームにはそれらが大量に溢れかえっているため、掃除目的のメイドすら立ち入り禁止にしている。

センシティブな作品


以上の挙動により、アニメ視聴者からは「ビッチ設定消えてないんじゃないか」と疑われている。


その一方で、アインズを『主人』としてだけでなく『自身の愛する男』としても見ているため、洗脳されたシャルティアと戦わざるを得なくなった際は、単騎で出陣しようとするアインズを最初こそ懸命に止めようとしていたが、最後は覚悟を決めた彼の意志を尊重し涙を呑んで危地へ送り出すなど、他の守護者とは違った感覚で主人の意志を深く理解している節もある。

だがそれ故に、アインズの身の安全を何より最優先するデミウルゴスとは意見の食い違いから衝突する事もあり、前述の一件の際には冷静沈着な彼を激昂させている。


自身のカルマ値にタブラの設定も加わった結果、ナザリックの他の面々の例に漏れず人間を『下等生物』と見なして激しく毛嫌いし、見下している。

しかし例外が1人だけいるらしく、読者の間ではナザリックにおける唯一の人間であるオーレオール・オメガの事ではないかと推測されている。


容姿

アルベド

瞳は金色で瞳孔は縦に割れ、頭から突き出した山羊の様な角、腰から漆黒の天使の翼が生えている。ちなみに翼は飾りではなく、実際に飛べる

作中では、「純白のドレスをまとった美しい女性だ。僅かな微笑を浮かべた顔は女神のごとく。ドレスと正反対の黒髪はつややかに流れ落ち、腰のあたりまで届いている」と記述されている。


本心と暗躍

一方で、生みの親のタブラを含めた他のギルドメンバーを「自分達を捨てた者達」と激しく憎悪、軽蔑しており、本心ではモモンガが“アインズ・ウール・ゴウン”と名を改めた事も嫌がっている程(そのため、心の中では未だに「モモンガ様」と呼んでいる記述がある)。ナザリックでは誰もが敬服する筈の《アインズ・ウール・ゴウン》のギルドの旗ですら、埃まみれの状態で自室の片隅に放置されている

彼女が愛し敬服しているのは、飽くまでもモモンガという個人である。

(これらについては「モモンガに設定を書き替えられた事により、サービス最終日のモモンガのギルドメンバーへの怒りが性格に反映された可能性がある」と、一部の読者の間では考察されている)

OVERLORD  オーバーロード


書籍版7巻において『至高の御方々を探索する』という名目で非常に強力なモンスター達に加え、長姉のニグレドスピネルという蔑称らしき呼び名で呼ぶ程危険視している1対1なら守護者はおろかアインズでさえフル装備でも勝てない第八階層の『あれら』に世界級(ワールド)アイテムを併用してようやく上回れるナザリック単体最強のNPCである妹ルベド、更にはアインズが創造したNPCであるパンドラズ・アクターで構成される、アインズを含め至高の御方々すら殺し得る戦力を有した部隊の指揮を任されている。


更に14巻の冒頭では何かしらの陰謀を企てている事が判明しており、己に匹敵する頭脳を持つデミウルゴスやラナーを始め、各階層守護者達の動きを警戒している。

当然極秘裏に進行させる必要があるため、自分のための人員や資金が足りない事に頭を悩ませている。


ちなみにアインズに対して最上位の忠誠を捧げているという点においては、パンドラズ・アクターにはそれなりの信用を置いている様で、例として前述の陰謀の一環で情報機関の設立に関する権限をデミウルゴスから奪い、他の御しやすそうな人物を機関のトップに据えられないかと企んでいる場面では、「(機関の設立における最高責任者に)私がなれなかった場合、10歩ほど譲ってパンドラズ・アクターぐらいかしら」と考えている。

ちなみにそれ以前にも、10巻で王国へ赴いていた間パンドラズ・アクターに臨時の守護者統括を任せた事がある。

We needed to only you.


強さ

アルベド【完全武装】

戦闘力はシャルティアとマーレに続き、セバスコキュートスに並ぶ序列3位に位置する。

守りに長けたクラスとスキルを中心に取得している事により、そのHPと防御力は守護者トップを誇る最硬のタンクで、本気になると邪悪なデザインの全身鎧(フル・プレート)とカイトシールドに身を包み、長物を片手で軽々と振るう暗黒の重騎士となる(上部画像参照)。


前述の全身鎧『ヘルメス・トリスメギストス』は内部が三重装甲になっているアルベド専用の防具で、これにダメージを鎧に受け流すスキルを組み合わせる事により、結果として超位魔法すら3回耐える事が出来る事から主を始めナザリックを守護する盾と呼ぶに相応しく、前線に赴く際はアインズの盾を任せられる。

また単に打たれ強いだけでなく、敵の物理系飛び道具を弾き返す《パリィ》などのカウンタースキルも、所持している。


戦士職であるだけに攻撃力も高く、対物体に対して特攻を持つ世界級アイテム『真なる無(ギンヌンガガプ)』を与えられ、それを形状変化させ主武器にしているが、完全装備を初披露したカルネ村戦では所持が許可されなかったため、『3F』と呼ばれるバルディッシュを持ち出している。


しかし前述の様に防御に特化した分、攻撃能力は他の戦士職取得者であるコキュートスやセバスに劣り、特にコキュートスの様な自身の防御を貫く与ダメージに特化したスキルやクラスを習得している相手は、相性最悪の天敵である。


他には100レベルの強大なバイコーンを召喚して使役する事が可能で、自身の騎乗手段とする事で更なる戦闘力の増強が図れる…のだが、アインズがビッチ設定を消してしまった為かサキュバスでありながら処女であるためバイコーンには乗れず(跨ったらバイコーンが酷く消耗した)、今のところ戦力になる見込みは無い

例の馬元旦快乐


主な使用スキル

  • 相手をスタンさせる(仮称)

対象者を気絶(スタン)させる。作中では、逃走した『クラルグラ』のメンバーを捕獲するために使用された。


  • イージス

ドラマCD『封印の魔樹』で使用。敵の攻撃のダメージ量を減らす効果があり、劇中ではコキュートスの《倶利伽羅剣》を防ぐのに使われた。


  • ウォールズ・オブ・ジェリコ

ドラマCD『封印の魔樹』及び、『ショー・マスト・ゴー・オン』などで使用。全体防御技。

異世界かるてっと2』や『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』では、城壁の様な壁が現れている。


  • カウンターアロー

飛び道具攻撃を打ち返すスキル。《ミサイルパリー》と一緒に使う事が多い。


  • ダメージ軽減

種族スキル。詳細不明。


  • ダメージを鎧に流す(仮称)

漫画版1巻に掲載された書き下ろし小説、『かしましい』で話していたスキル。

1日3回まで使用出来る被ダメージを鎧に流すスキルで、アルベドの切り札。だが、鎧が壊れても露出が増えない事に本人は不満がある。


  • 位置交換(トランス・ポジション)

ドラマCD『封印の魔樹』で使用。魔樹ザイトルクワエ戦で、自分とコキュートスの位置を入れ替えた。


  • パリー

ドラマCD『封印の魔樹』で使用。魔樹ザイトルクワエの触手を弾いたが、詳細は不明。


  • ヘイトを押し付ける(仮称)

アルベドが使えるスキルと思われるもの。魔法詠唱者(マジック・キャスター)が召喚したモンスターのヘイトを術者に押し付けて、同士討ちをさせる事が出来るらしい。


  • ミサイルパリー

飛び道具攻撃を迎撃するスキルと思われる。大体《カウンターアロー》と一緒に使い、相手に打ち返している。


装備

  • 真なる無(ギンヌンガガプ)

.

世界級アイテム。主武器に形状変化させている。対物体最強の世界級アイテムだが、対人ではさほど強くないらしく、特化した神器級(ゴッズ)アイテムに劣る。

なお元はタブラが勝手に持ち出して、アルベドに装備させていた物であった。


  • 3F

アルベドさん

病んだ様な緑色の微光を宿した、巨大な斧頭を持つ武器。カルネ村戦で持ち出されたが、使用する事は無かったため効果は不明。


  • ヘルメス・トリスメギストス

センシティブな作品

神器級アイテムの三重装甲の全身鎧。物理的な強固さに特化しているため、その他の力は皆無。

外側は漆黒の全身鎧にして、二層目の各所を覆っている追加装甲鎧。中間はスーツアーマーの全身鎧。内側は液体に似た同化鎧となっており、アルベドの真の姿の皮膚と同化して肉体を硬質化させる。

ちなみに漫画版では原作及びアニメと比べると、全体的なデザインこそ変化は無いものの、アルベドの体型よりも大きめに描かれている様に見える。


真の姿について

上述のタブラが考えたアルベドの設定の中に、「夢見る国の化け物と融合した醜悪な姿で誕生した」との表記があるが、これはクトゥルフ神話に登場する怪物“ガグ”を指しているのではないかとファンの間で考察されている。


主な理由としては、


  • ガグは、『ドリームランド』という場所の地の底に生息している(上述の『夢見る国』に当てはまる)
  • アニメ一期の第2話で、シャルティアがアルベドを「大口ゴリラ」と罵っている(ガグは巨大な口を持つ怪物として描かれている)
  • 8巻にてアインズが守護者達と風呂に入った際に、女湯からアウラの「(アルベドは)下の毛が濃い」という声が聞こえてきた(ガグは下半身の体毛が特に濃い)

などが挙げられる。


ちなみに、オーバーロードを担当したアニメーターの方によると、アルベドの下半身はFFアルテマウェポンの様になっているらしい。


歌詞に籠められた重い、もとい想い

アニメ一期のエンディング曲『L.L.L』の歌詞は、アルベドの胸中を歌っていると思われる。和訳付きの歌詞は一読の価値あり。


これは余談になるのだが、アニメのエンディング曲の映像はキャラクター原案のso-bin氏の描き下ろしイラストが流れる様になっており、前述の『L.L.L』の曲は全てアルベドで統一されている。

その出来栄えは、劇中の残念な彼女とのギャップが凄まじく感じられる程美麗であったため、ファンからは「誰?あの美女?」などと言われネタにされている(なお、スピンオフ『不死者のOh!』でもネタにされた)。


様々な縁もあって

上述のエンディングテーマも収録された『MYTH&ROID』のファーストアルバムCMで、ナレーションを担当。バリエーションの1つとしてOAされている。


関連イラスト

無題アルベド(ฅ´ω`ฅ)

センシティブな作品センシティブな作品

センシティブな作品Albedo


関連タグ

オーバーロード(アニメ) ナザリック地下大墳墓


アインズ・ウール・ゴウン タブラ・スマラグディナ


女悪魔 サキュバス インプ ガーディアン 残念な美人 ヒドイン


アルベドは担当階層を持たないが、全体の統括を任されている。


オーバーロード及びログ・ホライズンのコラボCMで登場して、アインズを驚かせた。中の人が同じと言う事で実現したネタでもある。


他作品の類似キャラ

『メインヒロイン』『イメージカラーが白』主人公に行き過ぎた愛情を抱き、過激なアプローチを繰り返してはドン引きされている』という共通点がある。

現に、アプリゲームの『MASS FOR THE DEAD』におけるコラボで共演した際は、似た者同士意気投合していた。


同じく『小説家になろう』発の、異世界もののキャラクター。『防御力が高ステータスで、戦闘においてはタンク役を務めている』主人公に好意を抱いている』『スタイル抜群の美女だが、中身は残念な性格をしている』という共通点がある。

なお『このファン』のコラボイベントでは共演を果たしており、恒例のコラボ先のキャラの衣装着用では、アルベドの衣装を彼女が着用している。

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