概要
イオンのグループ会社であり、イオンのショッピングモールに併設される事が多い。
元々はイオンシネマズが運営していたシネコンのブランドだったが、店舗展開の進捗はイマイチであった。
しかし、マイカルが再建の過程でイオングループ入りしたため、マイカル系列のシネコンだったワーナー・マイカル・シネマズもグループ入り。
そしてワーナー・ブラザーズがワーナー・マイカル・シネマズの株式を全てイオンへ売却した事で、両者は統合される事になる。
ワーナー・マイカルはイオンシネマズを吸収してイオンエンターテイメントになり、シネコンの屋号はイオンシネマに統一、統合前の劇場数が13だったのが一気に74に迄拡大した。
当然ながら統合後も新規開業を進めており、長野県・和歌山県・岡山県・徳島県・愛媛県等は統合後になって初進出した(富山県のようにワーナー・マイカル時代に撤退し、統合後「イオンシネマ」として再進出した地域もある)。
尚、イオンのショッピングモールでも他のシネコンがテナントに入っている事がある。
旧マイカルの運営を離れた商業施設に引き続き入居していたり、そもそも最初からマイカル・イオンとは無関係の施設内で営業していたりもするが、イオンが資本参画して後に傘下に収めたダイエーが入居する施設には一度も進出した事がない。
また、映画館だけで出店したことは無いが、逆に入居施設が閉鎖されてもイオンシネマだけが営業を継続する事により後から単独店舗になったケースはある。
2024年には初めての居抜き出店としてコロナワールド跡に新青森を開業する(これ以前に新利府がMOVIX利府の後継になった例もあるが場所・建物は別なので、純粋な居抜きは新青森が初)。
イメージ的には典型的なシネコンで郊外に店舗を構え、10スクリーン前後で売れ筋作品を常時公開するのが基本だが、店舗によってはこだわりの作品があったりミニシアター系の作品を上映する事もある。
スクリーンとしては通常の物の他、Dolby Atmos、4DX/MX4DやIMAXのある店舗もある。
又、イオン独自の規格としてULTIRAという大スクリーンと高品質スピーカーを備えたスクリーンも存在する。
最近はイオンシネマ自体が配給業務を行う様になっている。