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概要

第一話から登場する謎の少女。白い体に赤いラインが引かれたような姿をしている。

政府から「イカツチ」と名付けられた巨大な竜とともに現れ、作中では一度も言葉を発さないものの、何度も主人公玉依シイナのピンチを救ったことから何か関係があるものと思われる。


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実は玉依家の長女「玉依実生」でシイナの姉に当たる人物である。シイナが生まれる前辺りから様子がおかしくなっていたようであり、彼女が生まれた後に他殺体で発見される。(漫画原作では生前の姿が初めて描かれた第63話のサブタイトルから13歳前後で亡くなったと思われる)

しかしそれは竜の子の力を使って作られた実生の体をコピーしたものに傷をつけたものであり、後になって死因であるはずの外傷が死後につけられたものということが判明している。

乙姫になったのはシイナがある竜骸のリンク者であることを竜の子を通じて知り、自分の魂を渡すことで彼女を守ると決めたからである。


玉依家には実生の遺影や仏壇は無く、存在そのものを隠されていたためシイナは自分に年の離れた姉がいたことを全く知らなかったが、最終話近くにて佐倉明からイカツチの乙姫の真実を聞かされたことでやっと知った。

また実生が乙姫になったことで玉依美園が生まれた子供に、『いつまでも子供のままでもいいから、(実生のように)自分のもとからいなくならないで欲しい』という願いを込めて『シイナ(秕)』という名前をつけたが、当然その真意をシイナが知ることはなかった為、親子仲が冷たくなるきっかけになってしまった。

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