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イスカンダール

いすかんだーる

スクウェア・エニックスのコンピュータRPG『アンリミテッド:サガ』のキャラクター。メイン画像はどれも彼であり、年齢別のバージョンとなっている。
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概要

CV乃村健次

人々の間で語り継がれる英雄。かつて「終末の日」によって荒廃した世界を人の住める世界にするため、世界の大部分にわたって征服事業を行った。魔道士「リース・トーレス」「アリス・アンブローシア」と共に、当時強大だったモンスターの頭目を打ち倒し、平定した後の時代に姿を消した後も、伝説は根強く残り、イスカンダールの名前を子供に名付ける者も非常に多いことから、彼の功績が窺える。

経緯

英雄と呼ばれる活躍をしたのは、ゲーム本編の時代から1000年ほど前のこと。

世界は、かつて黄金時代として栄えたのも過去のこと、黄金時代の終わりと共にモンスターが溢れ、高度な文明も崩壊していた。


彼は、人々が住める環境にする為、人々を脅かすモンスターたちの頭目を標的とした。最強の龍「ドラコ・アルケイオス」および、最強のアンデッド「ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブル」を仲間と共に打倒・封印。前者はリース・トーレス、後者はアリス・アンブローシアの協力なくして出来なかったとも言われる。


また、リース・トーレスは、古代から使われている魔法の力を、誰でも学べるよう体系化することで、いわゆる「術」として身近に使えるものとし、また世界を破滅させうる力を呼び出す危険な術を容易に知られないよう細工した。作中で禁術という系統を簡単に覚えられないのはこのため。


その際に使用していた武具が、黄金時代に作られたものであるとの言い伝えがあり、その黄金時代に造られた「七大驚異」と呼ばれる巨大な施設が文字通り7箇所にある。


こうしたことから、彼が七大驚異から力を得ていたという伝承も根強い。

彼が姿を消した後も、人々は彼の功績を忘れず、彼の配下だったディクソンによって各地にイスカンダールの霊廟が作られたほど。


そんな彼がなぜか、1000年後の時代にて、多くの一般人のように成りすまし、「ただの人であるイスカンダール」として姿を見せる。偽名も使わずに現れても人々に怪しまれなかった理由は、それこそ英雄である彼にあやかってイスカンダールと名付けられた一般人があまりにも多かったこと、そして彼自身の格好が一見ただのナイスミドルだったことだろう。


とはいえ様々な偉業を成し遂げた古の英雄という経歴は伊達ではなく、唯一仲間になるルビィ編では豊富なHPとLPによる頑丈さと”技”と”力”に優れ他三つの素質も低くないという高いバランスの取れた能力値のおかげで最初から最後まで主戦力として使っていけるのは流石といった処か。


彼に施された秘術

かつての時代、英雄である彼が突然消えたことに、人々の間ではさまざまな説が囁かれた。

暗殺、病死、駆け落ち···諸説あるが、一般的には死亡説が強いとされている。しかし実際は、人々の想像を超えた原因で消えていた。


原因は、別次元へと旅立ったことである。


一見すると突拍子も無い理由だが、その直前にイスカンダールは、リース・トーレスからある秘術を施されている。

それは、「故郷であるこの世界では今までと変わらない普通の人間」だが、別次元に移動する能力が身につくほか、そして最大の特徴である「別次元では不老不死・完全無敵」というものだった。アンリミテッドと名付けられたその秘術は、まさしくチートキャラを極限まで昇華させたものに他ならず、別次元においてはどのような手段をもってしても彼を打ち倒すことは絶対に不可能


しかしその秘術を施してもらう代わりに、リース・トーレスとある誓いを結んだ。それは、別次元においては「単なる一般人の旅人として戦うことなく大人しく過ごせ」というものだった。


チートキャラが我が物顔で暴れまわれば、ましてや誰も逆らえない絶対者ならば、相手にとっては抵抗するだけ無駄であることを意味し、それが人々に知れれば、無力感のあまり、自分の意思で生きることを止めてしまう。ある人にとっての正義が、他の人にとっての悪であることは、珍しくもなんともない。たとえそれがどんなに正しいことであっても、絶対者の意思で決めたものであっては、異を唱える者を完全に否定することに繋がる。


実際イスカンダールは、それまでの征服事業にて、古い秩序を数々打ち破っている。すなわち、古い秩序を正義と信じて戦った人々を容赦なく殺した経歴も持ち、血まみれの圧制者の異名すら付けられていた。自分たちが信じている常識・観念···それが末永くそのまま続くと信じていた人にとって見れば、かけがえのない日常を壊して大量の屍を築き、旧い常識の上に立つ歴史を終わらせた「魔王」以外の何物でもないことは想像するに難くあるまい。また、かつての古代文明の生き残りである銀髪の少女から、真人たちが七大脅威をはじめとした便利なクリスタルの力を使いすぎて狂気に浸りすぎた結果異次元から混沌を招いてしまい長らく世界が荒廃する原因を作ってしまったことを告げられ、これ以上の戦いは彼ら真人の二の舞になりかねないことを知る。


彼にとっては良かれと思って行ったのに石を投げつけられた形だが、この経験があるからこそ、絶対者として力を振るうことがいかに危ないものかを知った。そのため、彼は誓いを固く守り、別次元ではただの旅人として悠久の時を過ごしている。


しかし、故郷が今、終末の日と同じ脅威に見舞われていることを知る。だが、放っておけばその世界が消える。自分が異世界に旅立ってから、そのことを何も知らずに彼の跡継ぎとなって世界を支えた人々の努力が、全て無に還ってしまうことだけは、どうしても承伏できなかった。こうして彼は、故郷に戻れば普通の人間の力しか出せないことを承知で、時には助言をし、時にはパーティに加入する。解体真書においてはイスカンダールは「文明が再構築され発展すると自分たちが危険性を認知し触れずにいた七大脅威に無防備に触れ混沌を誘導してしまう存在が出るかもしれない。それに対する対抗策が必要としてリースは自分をアンリミテッドにしてキープしておいたのかもしれない。すごい洞察力だ。」と回想している。


ちなみにルビイが彼に”短剣のありかを探してほしい”と依頼されたとき彼女は占いの結果を基に自宅にあった短剣を洞窟において誤魔化そうとするという手段をとるが、実はその短剣こそが彼の目的のブツであった。彼の真の目的は”昔の親友のアリスに送った短剣を探してその子孫を見つけ出して彼らとともに今回の災厄に対抗する”ことであり、ルビイとサファイアの姉妹こそが今回の災厄に対抗する”カギ”だったのである。


余談

FF:Uにも同じ設定のアンリミテッドがあるものの、あちらは異世界でも傷を負うことがあり、致命傷を負えば復活はするものの一時的には死ぬ。しかも復活した時に何がしかの不具合を抱えてしまうなど、サガシリーズのアンリミテッドよりもやや欠点を持つものになっている。もともとは両者の作品を同じ世界観で展開する予定だったのだが、FF映画の失敗でそのプロジェクトが立ち消えになってしまったので、両者の設定がどこまで一致しているのかはわからないが。

関連タグ

アンリミテッド:サガ Sa・Ga チートキャラ

リース・トーレス :イスカンダールの知恵袋にして最大の盟友。

アリス・アンブローシア:同じくイスカンダールの盟友で、ルビイ&サファイア姉妹の先祖。

ジーン・ムーア:嘗てのイスカンダールのように行き過ぎた正義感に燃えすぎ、さらには彼以上に純粋すぎたがために混沌に染まってしまい他人の忠告に聞く耳を持たなかったため、自身のメインルートでは最終的に破滅してしまったイスカンダールのIFともいえる女騎士。ちなみに暴走した彼女を止める戦いにはイスカンダールも参加している。

ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブル

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