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インビンシブル

いんびんしぶる

インビンシブル(Invincible)は、イメージ・コミックスから刊行されたアメリカン・コミック作品、および主人公の名称。
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曖昧さ回避

  1. 無敵を意味する英単語「invincible」のカナ表記。→インヴィンシブル
  2. アメコミ作品、および主人公名。本記事で詳述
  3. アクセル・ワールド』に登場する能力。→スカーレット・レイン
  4. ファイナルファンタジー3』に登場する戦艦飛空艇

概要

ロバート・カークマンとコリー・ウォーカーによって『インビンシブル』のシリーズとして2003年から2018年まで全144号が出版された。


2021年にアニメ化され、日本ではAmazonプライム・ビデオにて『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』のタイトルで配信されている。

※本記事での情報はアニメ版の情報基準が多く、一部原作コミックとは内容に差異があります


駆け出しのヒーローであるインビンシブルこと17歳の青年マーク・グレイソンの活躍と成長、そしてそれを無視するかのように事態が悪化していくハードな物語が特徴。アニメではスプラッタ要素が増している。ヒーローは他作品のパロディが多数登場する。原作コミックではスパイダーマンとクロスオーバーしたことがある。アニメ版では流石に権利問題のためスパイダーマンによく似たパロディキャラが登場する。ちなみにバットマンらしきキャラが(セリフなし)マントだけ登場する。


プロフィール

本名:マーク・グレイソン(Mark Grayson)(吹き替え:KENN


ヴィルトラム人と地球人のハーフ。マークが7歳の時、ノーランは自身が人類を助けるために地球にやってきたヴィルトラム人という平和的な宇宙人であること、そしていつかマークが同じ超能力を身につけることを明かす。マークが17歳になるとアルバイト中に超能力が発現し始め、怪力・耐久力・スピード・飛行・治癒の能力を得た。


オムニマンとして活躍するノーランのもとでトレーニングを受け、若いスーパーヒーローグループ「ティーン・チーム」と出会う。マークはスーパーヒーローの厳しい現実を知り、自分を見極めるために奮闘していく。また、戦いの中で戦闘狂としての一面を見せるが、これはヴィルトラム人の特徴であることがノーランから明かされる。


趣味はコミック集めで、コミックを買う為のお金を稼ぐ為にハンバーガー屋でバイトをしている。部屋の中はオタクグッズが沢山ある。

学業の成績はあまりよくないらしく、特に地理についてはあまり得意でなさそうな描写がいくつか見られる。


登場人物

グレイソンファミリー

ノーラン・グレイソン

マークの父。小説家であり、スーパーヒーローのオムニマン。(吹き替え:黒澤剛史


デビー・グレイソン

マークの母。不動産業を営んでいる。

ごく普通の一般的な人間だが、過去にオムニマンことノーランに命を救われて、恋に落ち結ばれる。

ノーランとマークを心から愛する、優しく芯の強い女性で、異星人のスーパーヒーローの妻として、地球人の価値観を理解できなかったノーランに物怖じすることなく、地に足のついた人間の生き方を教えていく。

何かと瀕死になって帰ってくる家族に涙を流すシーンも少なくはないが、ヒーローでいる事に反対をすることもなく、献身的に支え続けている。

(吹き替え:阿部彬名


オリバー

オムニマンがスラクサ星人との間に設けた子供。マークとは異母兄弟にあたる。

顔立ちはノーランやマークに似ているものの、肌の色が人間とは大きく異なる。

スラクサ星人のかなり早熟な血が混ざっている為、地球人と比べても速い速度で成長している。

それでもスラクサ星人よりも成長はかなり遅いため、アンドレッサ(オリバーの実母)からマークに地球で育てるように託され、グレイソン一家に引き取られることになる。


ティーン・チーム

アトム・イブ

意志によってエネルギーを自由自在に操る能力を持つ女性ヒーロー。本名はサマンサ・イブ・ウィルキンス。

あまりにも自由自在すぎて、思いのままに何でもできすぎてしまう、オムニマンとは別のベクトルのチート能力の持ち主。

その気になれば世界を大混乱に陥れることもたやすい能力だが、本人は能力を決して悪用することなく、人助けの為に使う心優しいヒーロー。

レックス・スプロードと交際していたが、彼の浮気が原因で破局している。それが原因となり、ティーンチームでも唯一、新生ガーディアンズ・オブ・グローブのメンバーになっていない。

ヒーローになる事を快く思わない両親との意見の対立などもあり、一時期はヒーローでいる事自体に疑問を感じていた時期もあったが、アンバーとの出会い・交流を経て、悪人と戦うヒーローではなく、人々を救うヒーローを目指す様になる。

特別エピソード"アトム・イブ"では彼女の出生から能力の謎、ヒーローになるまでの過程が描かれる。

高校を卒業後も変わらずヒーロー活動を行っているが、自身の能力を過信しすぎた結果、失敗を立て続けに起こしてしまい、自身の人間的な未熟さを痛感することになる。


ルドルフ・コナーズ

無人の高性能ロボットを遠隔操作して活躍するヒーロー。本人は生命維持ポッドの中でギリギリ生存している状態だった。

そういった事情もあり元々は一匹狼的なヒーローだったが、セシルの命を受けてティーン・チームに所属。参謀として高い指揮力を発揮する。

その後もセシルの指示により、新生ガーディアンズ・オブ・グローブのメンバー選定を行い、新チームの司令塔として奮闘する。モンスターガールに想いを寄せる。

モーラー・ツインズのクローン技術に目をつけ、脱走を手引きする。

彼らと取引することで、若く健康な肉体のクローンへと自分の記憶を移植して、自身は息を引き取る。

2代目となってからは自身もロボットに搭乗して直接作戦現場に赴くことになるが、死の可能性のある作戦行動に恐怖を感じるようになり、繊細さを欠く行動が目立つようになる。果てはセシルから指揮官の座を降ろされてしまうが、自身もそれは認めており受け入れている。


レックス・スプロード

触れた物体を爆発させる能力を持つ男性ヒーロー。

口を開けば次々に失礼な物言いが飛んでくる超毒舌家。

自意識過剰でプライドが高い。軽薄な行動も目立ち、顔立ちが端正なのも相まって、女性関係にもだらしがない。彼の浮気が原因で交際していたアトム・イブとは破局、彼女がティーンチームを離脱する原因にもなっている。

一方で、実力を認めた者にはそれなりの敬意を表し(減らず口は相変わらずだが)、仲間には親しげに話す。また、ヒーローとして現場に赴けば真面目に活動を行うなど、イヤなヤツではあるが、悪人というわけではない。戦いでは、意外にもキモが座っており、どんな強敵相手でも逃げる事なく戦い抜く勇敢な漢。

普段はあまり表に出さないが、過去には悲惨な時期があった事が仄めかされている。

シーズン2になってからも、軽い性格は相変わらずだが、人間的な成長が見られるようになり、失言には素直に謝ったり、マークやアトム・イヴが落ち込んでいる時には相談に乗るなどの他人を気遣う言動ができるようになってきた。

リザードリーグとの交戦で、片腕を吹き飛ばされ、頭を銃で撃ち抜かれるが、それでも生存しており、自身の能力と併せることで手から強力なビームを出せる義手を装着して戦うようになる。


デュプリケイト

自身を複製し増殖させる能力を持つ女性ヒーロー。レックス・スプロードの浮気相手。

戦闘になれば、次々に分身を生み出しては、次々にエグイ殺され方を披露してくれる。

人がたやすく死んでいく容赦ない作品であるということを表現することに大きく貢献しているキャラクター。

分身した体が一体でも無事ならば完全に死にはしないものの、感覚共有をしているような描写もあり、あまりに立て続けにやられすぎると、力尽きてダウンしてしまうこともある。やられ役としても考えても、結構気の毒なポジションにいる。

シーズン2では、同じく何度も死を経験しているインモータルに共感して急接近する。

彼が地球を不在にしている間に、リザードリーグの野望を阻止する為に交戦する。分身もろとも、一体残らず殺害されて完全に死亡したかに思われていた。葬儀まで行われていたが、本体ともいえる1体だけは別の場所に身を潜めており、生存していたことが判明する。


ガーディアンズ・オブ・グローブ

オリジナルメンバー

インモータル

超人的な怪力と耐久力そして不老、飛行能力を持つスーパーヒーロー。

1000年以上前から生存しているようで、作中でもその記憶の一端が描写されている。

その間に、何度も死ぬような経験をしているらしく、同じく何度も死ぬ思いをしているデュプリケイトには特別な感情を抱く。

シーズン2にて、ガーディアンズ・オブ・グローブの新リーダーに抜擢されるが、地球を離れている間にデュプリケイトが死亡したことで心に大きな傷を負い、引退を考えるようになる。


ダークウィング

様々なガジェットを使って犯罪者と戦うスーパーヒーロー。元ネタはおそらくバットマン。

自身にスーパーパワーが宿っている様子はなく、身体能力自体は人の域を出ていない様子なのは元ネタと同様。

孤独を好んでいたとオムニマンが語るように、何かと情報の少ないヒーロー。


ウォーウーマン

メイスと超人的な身体能力で戦う女戦士のスーパーヒーロー。元ネタはおそらくワンダーウーマンもしくはホークガール。

ヒーロー活動外では経営者として活動。会社のコニーという女性(秘書?)には正体を明かしている。

オムニマンから「別時代の人」と少しだけ正体が語られている。


グリーンゴースト

緑色の無形で透過能力を持つスーパーヒーロー。元ネタはおそらくキティ・プライド。

ヒーローであることは隠している様子で、モデルのカメラマンとして仕事をしている様子が描かれている。

透過能力は、自身が触れた者にも与える事ができる。高速で空を飛ぶ描写もある。

シーズン2にて恋人がいたことが判明する。


レッドラッシュ

超人的な高速移動能力を持つスーパーヒーロー。元ネタはおそらくザ・フラッシュ。

オルガという女性と交際しているが、ヒーロー活動と、彼女との付き合いの板挟みにあい、公私ともに中々うまくいかない様子。

高速移動の代償として、周りの時間の流れが遅く感じてしまい、穏やかな時間は退屈に感じてしまうのが悩みの種。


アクアラス

ハイドロキネシスの能力を持つ魚人のスーパーヒーローで、海底王国アトランティスの国王。元ネタはおそらくアクアマンもしくはネイモア・ザ・サブマリナー。

普段は海の中で暮らしているが、海の世界は平和なようで、退屈そうにしている様子が描かれている。招集があった際には歓喜しながら地上にあがっている。


マーシャンマン

シェイプシフトの能力を持つ火星人のスーパーヒーロー。元ネタはおそらくマーシャン・マンハンター。

ニッキーという名の少年と、廃屋で能力の訓練を行っている様子が描かれている。飛行能力もある様子。種族から追放された過去があることが、オムニマンから語られている。


再編以降のメンバー

モンスターガール

怪物へと変身する能力を持つ女性ヒーロー。元ネタはおそらくハルク。

能力の代償として変身すればするほど、素体状態時の体がどんどん若返ってしまう。

素体の状態だと幼い少女の見た目をしているが、実年齢は24~25歳とのこと。

肉体のみ若返っているようで、知能に関しては実年齢相応。


シュリンキング・レイ

身体を縮小させる能力を持つ女性ヒーロー。元ネタはおそらくアトムあるいはアントマン。

再編メンバーの中ではスポットを当てられて描写されているシーンは少ないが、相手の体内に侵入して嘔吐させる、首を絞めた状態で縮小することで急激に頸動脈を圧迫してシメ落とす、狭い場所に閉じ込められた被災者を救助することに貢献するなど、所々で応用力の高さを見せている。


ブラックサムソン

ガーディアンズ・オブ・グローブのメンバーだった過去がある経験豊富なベテランヒーロー。

何らかの原因で能力を失って、メンバーから離脱していたが、その実力は衰えても一級品。

規律を重んじる真面目な熱血漢であり人格者。真面目すぎて若干融通が利かない部分もあるものの、その精神は模範的なヒーローそのもの。

周りのメンバーが若くて自由すぎる部分がある為か、少々口うるさくなりすぎるところがたまにきずだが、年長者として彼らを正しいヒーローへと導く事に一役買っている。

強化スーツを纏い戦っているが、アーマーをパージして戦っている場面もある。

物語が進むにつれ、仲間とも打ち解けあっていき、お堅い性格も多少は軟化している。

特別エピソード"アトム・イブ"にて、先代ガーディアンズ・オブ・グローブ時代の彼も登場する。


シェイプ・スミス

火星人のヒーロー。火星人全般がそうだが、自分の体を自在に変形させる能力がある。

火星での地下生活に嫌気がさしていたところを、地球人が火星探索にきたのに際し、クルーの一人に化けて、入れ替わりで地球にきた。

その結果、火星に取り残されたクルーがセクイッドに体を乗っ取られてしまい、火星人はセクイッドに攻撃されることになり、更には地球に侵略してくることになる。

同じ火星人で、地球でヒーローとして活躍していたマーシャンマンに憧れて、自分の能力をいいことに使おうと考えた末、ガーディアンズ・オブ・グローブのメンバーになる。とんでもないトラブルをもってきてはいるが、根は善良で陽気な憎めない人物。

当初は火星人であることを隠していたが、割と早い段階でバレている。


GDA(地球防衛局)

セシル・ステッドマン

GDAの指揮官。見た目は老齢で、常に冷静沈着な人物。

テレポートの能力を持つが、発動には条件がある模様。

タブーといえる技術や、犯罪者でも、使えそうと判断したなら利用する、目的の為ならば手段を選ばない人物。

ヒーローを束ねる立場にありながら、その真意は見えない、掴みどころのない男。



ドナルド・ファーガソン

GDAのエージェント。セシルへの忠誠心は確かなもの。

ある事件の最中に死亡したかに思われたが、その後も何事もなかったかのように再登場してデビーに驚かれている。

実は任務中に何度も死亡しており、その度にセシルによって死亡時の記憶のみ抹消させられて、再生されている。現時点で体の殆どはサイボーグ化している。

その事実を知ったきっかけで、一時はセシルに対し不信感を抱いていたが、記憶を消す事を選択したのは、紛れもない過去の自分であることも知り、現実を受け入れる。



その他

アンバー・ベネット

マークと同じ学校に通っている、彼が想いをよせている女子生徒。

真面目な性格で学業優秀、ボランティア活動なども精力的に行っている優等生。優しい性格だが、非常に強気な性格で、不良男子生徒に絡まれれば金的を入れるなど肝も据わっている。

何の能力も持たない普通の人間だが、アトム・イブにとって彼女との交流は、なりたいヒーロー像の形成に大きな影響をあたえる人物となっている。

(吹き替え:東内マリ子


ウィリアム・クロックウェル

マークの友人の男子高校生で、お互い親友と認め合っている。

親友故に遠慮のない物言いだが、アンバーとの恋愛相談にものって、彼の為に色々と手引きをしたりなど、口は少々悪いが基本は友達想いのイイヤツ。

マークの正体がインビンシブルだとわかってからも、彼の正体については秘密を守ろうと努め、親友として彼の身を案じている。

大学生の恋人がいる。

(吹き替え:虎島貴明


アダム・ウィルキンス

サマンサ(アトム・イブ)の戸籍上の父親。実父ではないが、その経緯については特別エピソード"アトム・イブ"にて描かれている。アダムはサマンサが実娘でないことは認知していない。

頑固で厳格な人物で、サマンサがヒーローになることを快く思っておらず、常に言い合いばかりしている。

20年間家具店に勤務しており、営業所が破壊されて失職した後も、家族を支える為にハンバーガー屋で「これも立派な仕事」と文句の一つも言わずに勤務している。経済的にも苦しくなり、それを見かねたサマンサが自分の能力で楽に裕福な生活ができる様にと施しを受けさせようとしたが、外法であるとそれを突っぱねる。不器用だが非常に真面目な人物でもある。

あまりにも言葉足らずで不器用すぎる性格なだけで、決して彼女を見捨てることはしない、娘の誕生日に夜遅く娘が帰ってくるまでパーティーハットを被りながら只管待ち続ける、万能の人ならざる力を持つ娘がどんなに癇癪を起こしても決して怯まず父親としての態度を崩さない(娘が決して自身を傷つけ無いと信じている)など彼なりに愛情を注いでサマンサを育ててきた事が端々からみられる。

本人にはうまく伝わっていないが、スーパーパワーで何でも解決しようとするサマンサが浮世離れた思考にならないように、地に足のついた視点から物事を伝えるアンバーと並んで重要な人物でもある。

その一方で、幼少期の彼女の才能を見抜けず変人と結論づけたり、レックスの浮気に関しては許すよう提言するなど、時折爆弾発言をかますこともある。


オルガ

レッドラッシュと交際しているロシア人女性。故郷はモスクワ。

ある出来事がきっかけでデビーに住まいの売却を依頼して、帰郷を決意する。


アート・ローゼンバウム

ヒーローのスーツを扱う仕立て屋。

オムニマンの紹介でマークのヒーロースーツをデザインする。

彼の仕立てたヒーロースーツは非常に頑丈で、大気圏を通過してもびくともしない。

ノーランからの信頼も厚く、マークやデビーからも頼られており、心の拠り所となっている。

(吹き替え:ふくまつ進紗


アレン

ユノーパ星人という一つ目の異星人。惑星連合なる機関に所属している調査員。

テレパシー装置を身に着けており、宇宙空間でも相手と対話が可能。

宇宙空間を自由自在に飛び回り、戦闘の実力も確かなもの。オムニマンとも交戦した過去をにおわせており、お互いに知り合ってはいる。

ユノーパ星人はかなり強い種族らしく、とある凶悪な種族に母星を侵略されても、抗い続けて最後まで支配されなかった(その代わりに、最終手段として星を破壊されて一族は散り散りになってしまっている過去がある)。

なんだかんだで善人が多い今作の中でも、とりわけ超が付くほどの善人で、無駄な戦いは避ける平和主義者でもある。一度は交戦したマークとも敵意がないとわかれば腰を落ち着けて対話をする、話のわかるアンチャン。基本は真面目だが、ややヌケたところもあり愛嬌もある好人物。

ある事件で、死亡してもおかしくないほどの重傷を負うが、自身の回復力で蘇生する。ユノーパ人の特性で、死にかけから自力で蘇生すると、能力が飛躍的に向上することにより、ビルトラム人にも拮抗する力を手に入れた。


ダミアン・ダークブラッド

悪魔の探偵。元ネタはおそらくロールシャッハもしくはヘルボーイ。

見た目はいかにもな悪魔そのものであるが、身だしなみはそれなりに整えており、性格も紳士。


火星人

火星の地下に住む住人で、王国体制をとっている。マーシャンマンやシェイプスミスの母星でもある。

火星はセクイッドに住み着かれているが、自分たちはセクイッドに対抗できる体質の為、うまく共存していた。一方で、外部のものが火星にきてセクイッドに体を乗っ取られることを危惧しており、排他的な体制をとっている。


スラクサ星人

カマキリのような見た目をした異星人。彼らの宇宙船がブラックホールに飲み込まれそうになったところを、偶然オムニマンが見かけて救出したことから、関係がうまれる。

地球換算で1年程度の寿命しかない短命な種族で、年長者を星の長とする習わしから、オムニマンを星の皇帝として迎え入れた。

温厚で前向きな人間性の種族であることから、マークもすぐに好意的に接するようになった。



悪役

モーラー

青い肌の大男。自身で作り出したクローンとつがいで行動することから"モーラー・ツインズ"と呼ばれている。

装甲車を軽々と放り投げる怪力と、機銃の掃射を受けても平然としていられる程の耐久力の持ち主。脳筋そうな見た目に反して、知能は作中でも上位に位置するほど高く、一人でDNA複製装置を作り上げて、自身のクローンを生み出せる程。片割れが死亡しても、またしぶとくクローンを作り出す。素体の少量の血液さえあれば、クローンは作成可能。

本人曰く、作り出したクローンは自分より少し劣った状態にしているとのことだが、記憶まで完全に移植している為、クローン自身も自分がオリジナルと思い込んでいる。また、作り出したクローンに、全く別人の記憶を移植させたりするなどの荒業も見せている。

目的の為なら人を傷つけることに躊躇はなく、時には自身の片割れすら犠牲にしてでも生き残ろうとする冷血漢。

一方で、他人に同情して涙ぐんだりする場面があったり、好物をおいしそうに食べている姿は妙に愛らしかったりと、悪人だが妙に憎めないキャラになっている。

物語冒頭でいきなりホワイトハウスを襲撃するが、ガーディアンズ・オブ・グローブによって捕らえられる。その後もしぶとく脱獄して、物語を裏からひっかきまわす。


タイタン

岩の殻を全身に纏って戦う黒人男性。

岩の殻は銃弾などの強い衝撃を受けると破損してしまうがすぐに再生可能。パワーもかなりあり、フォークリフトを軽々と放り投げたりしている。

歯向かってくる者には容赦なく、場合によっては人殺しも厭わないが、根は慈悲深い性格で、余計な殺生は出来る限り避けようとする。

愛する妻と子供がいる。

能力に目覚めたマークが初めて戦うことになる相手で、コテンパンに倒される。

それから暫く後に、悪行から足を洗いたがっているが、マシンヘッドに借りがあり、家族を盾にいいように扱われている為に抜け出せずにいることが判明。当初は敵対していたマークに助けを乞い、事情を教えた事で和解、共闘する。


キルキャノン

片腕がキャノン砲になっている犯罪者。

銃弾をものともしない耐久力をもち、腕のキャノン砲は侮れない威力を持っているのだが、出番には恵まれず作中ではもっぱらやられ役。


フラクサン

数度に渡って地球に侵略してくる異星人の集団。

科学力は地球より格段に上で、侵略してくる度にその技術を向上させてくる。圧倒的な数と兵器で人類を絶滅に追い込もうとする。

彼らの母星は地球よりも時間の進みが早いことが影響しているのか、地球に生身で降り立つと急激に老化してしまう弱点がある。しかし、それすらも技術力でカバーして、次回の襲撃時には弱点を克服して、より強い兵器を備えて侵略してくる。


セクイッド

小動物サイズの寄生体生物。

単体ではそこまで脅威ではない生物だが、その実態は破滅の種族と呼ばれるくらい危険な生命体で、これまでいくつもの星を滅ぼしてきた。

一度宿主を見つけて体をのっとられるとそれを中心に結束して圧倒的数の暴力で星を壊滅させる。

作中では火星に生息していたが、火星人は自在に体の形を変える能力がある為、セクイッドにのっとられずに済んでいた。しかし、地球から火星を探索にきたクルーの一人の身体をのっとり、火星人に対して攻撃を仕掛けた。


マシンヘッド

頭が機械でできている、タイタンの雇い主。

身体能力は自身でも力不足と認めているが、様々なデータを取り込む事で、超人的な予測能力を身に着けている。

高層ビルにオフィスを構え、軍隊あがりの武装兵隊を警護に大量につける大富豪。

家具に高級なものを使用しているらしく、タイタンに破壊されては怒鳴りつけている。


アイソトープ

マシンヘッドの側近的立場にいる悪人。

転送能力で自身のみならず、マシンヘッドの雇った、傭兵をもどこからか転送してきている。


バトル・ビースト

マシンヘッドの雇っている異星人の傭兵集団の一人。白毛のライオンをベースとしたような見た目の獣人。

アイソトープによって他の傭兵と共に転送されて現れ、マークとタイタンの前に立ちはだかる。

特殊な能力を持っている描写はないが、パワー、耐久力共に一級品で、短い活躍シーンの中で、戦闘センスの高さが窺える描写も多々ある。実質一人でマーク、タイタン、更に応援に現れた新生ガーディアンズ・オブ・グローブの面々を全く寄せ付けずに圧倒する。作中でも上位に位置する実力者。

相手の返り血を浴びて恍惚とする、強者と戦うことに生きがいを感じる戦闘狂タイプ。


D・A・シンクレア

ウィリアムの恋人と同じ大学に通っている学生。

大学から奨学金を貰う程の秀才だが、極度の科学主義者で、自分の考えにそぐわない講義にもわざわざ出席しておきながら堂々と教授の前で全否定するなど、かなり傲慢な性格。

人を攫っては人目のつかない下水道にあるラボで、改造人間にする人体実験を行い続けるマッドサイエンティスト。

非人道的な人体実験を行っている事に対し、良心の呵責を感じるようなことは一切なく、むしろ自分の研究材料になる事は誇らしいとまで考えている、作中でもトップを争うレベルのサイコパス。

皮肉にも研究の成果はそれなりに出ているようで、改良の余地はあるものの、とある人物からも後に評価を受ける事になる。


リザードリーグ

主要メンバーが何らかの爬虫類っぽいコスチュームをした犯罪者組織。

シーズン1では名前だけの登場。新生ガーディアンズ・オブ・グローブによって鎮圧されたことのみ語られる。

特別エピソード"アトム・イヴ"では姿を現して登場。本家ガーディアンズ・オブ・グローブにコテンパンにされている。

シーズン2にて、その狂暴さがようやく牙をむきはじめる。


オームストロング・リビー

別次元へのポータルを自由に開くことができる男性。

元は別次元の人間で、その次元でのマークは闇落ちしており、地球人を虐殺していた(大半の次元のマークは闇落ちしており、本編の正義感溢れるマークのほうがむしろ希少ともいえる)。

モーラーと結託して記憶移植装置を作り、別次元の自分達を集めて、記憶や知識を共有して、その知識で平和な世界を作ろうと考えていた。

しかし、記憶移植の最中に本編のマークが計画を止めに現れ、モーラーと交戦する。モーラーに追い詰められたマークを救出する為に、装置を途中で停止させて計画は頓挫する。記憶の移植自体はできたものの、脳が肥大化して頭部も巨大化したおぞましい見た目になってしまう。

本来は、誰の血も流すことのない平和な世界を作り上げる事を望む善人だったが、多くの次元でのマークの悪行の数々も移植され、記憶の整理もつかないまま、精神が不安定な状態になってしまう。その上で、自身の野望もマークに邪魔されたこともあり、マークに大きな恨みを抱くことになる。



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