概要
1995年から描かれている、アメリカ・トップ・カウ・プロダクションのマイケル・ターナー原作によるアメコミで、スペルはWitchblade。
2006年には日本において、本作品を翻案したアニメ化がされ、TBS系で2006年4月から9月まで全24話が放映された。
このアニメ作品は、ウィッチブレイドの武器として基本設定だけ用いた、ほぼ完全なオリジナル作品となっており、ほとんどの登場人物は日本人である。
主人公の名前にちなんで雅音ブレイドという通称もある。彼女以外にも能力者(ウイッチブレイド)は登場する。
とかくロリコン化が進む日本アニメにおいて、「お母さんががんばる」という珍しい作品でもある。
また、本作の外伝作品として秋田書店のチャンピオンREDにて漫画版である『ウィッチブレイド丈琉』が全2巻で連載、徳間書店から『ウィッチブレイド LOST GENERATION 碧の少女』が外伝小説として出版されている。
作品の時系列的には漫画版→小説版→アニメ版となる。
あらすじ
近未来の東京。6年前、この街は“大震災”と呼ばれる災厄により壊滅的なダメージを受けた。
そんな街に1組の母娘─雅音と梨穂子─が船でやってくる。
とある事件で娘と引き離され、留置場の中で、絶望の淵にたたずむ雅音。突如留置場に破壊音が響き、瓦礫と煙の中から“怪物”と呼ぶしかない物体が現れ、雅音に襲いかかる。絶体絶命の危機に陥る雅音!
その時、彼女の腕のタトゥーが怪物に呼応する様に突如光を放ち、全身を覆う。そして彼女もまた、全身が武器と化した、異形の“モノ”に変容を遂げた。
このタトゥーこそ、6年前から彼女の体内に棲み付き、覚醒の時をうかがっていた最強の武器“ウィッチブレイド“だったのだ。最強の戦士となった母の、過酷な運命の戦いの物語が始まる。
登場人物
天羽母娘
導示重工
NSWF(ナソエフ)
奈月ビルの住人たち
その他
用語
- ウィッチブレイド
古代から存在する最強武器。
自らの意志を持ち、戦闘ごとに自在に形を変えるという武器であり、その目的は「闘うこと」そのものにある。
装着できるのは女性のみであり、変身後は露出度の高いセクシーな鎧を身に纏う。しかし一方では強大な力を引き換えに装着者の寿命を縮めてしまう。
雅音が装着しているのはオリジナルであり、それを元にレプリカのクローンブレイドが開発されている。
本編後半では男性でも装着できるアルティメットブレイドが登場していたが、ウィッチブレイドとは異なり全身を覆うアーマーのような外見となっている。
- エクスコン
本作における敵の総称。
普段は人間の姿に擬態している。
- NSWF
正式名称は国際的福祉財団。
表向きは科学による人類の幸福と発展を目的としているが、裏ではウィッチブレイドの研究やクローンブレイドの開発を行なっている。
余談
- OP1の「XTC」を歌ったのはサイキックラバー。また、第24話(最終回)のEDテーマ「鼓動-get closer-」も彼らが担当した。
- 主演の能登氏は、第12話までのEDテーマも歌っている。
- 同じくGONZOが制作に関わったアニメの『SoltyRei』には、厄災に見舞われた世界、親子愛をテーマにしているなどの共通点がある。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
GONZO 2006年 戦乙女(戦うヒロイン) おっぱい 痴女
アメコミ Witchblade(原作) 原作クラッシャー