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ウガリット神話

うがりっとしんわ

シリアの地中海岸にあった古代都市ウガリットに保存されていた粘土板文書に記されていた神話である。内容は、同じセム系神話として旧約聖書などとも共通する物が多い。特に重要視されているのは、英雄神バアルの戦いと死、そして再生を描いたものである。
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概要

ウガリット神話、は1928年にラス・シャムラから発見された粘土板文書に記されていた神話群を基礎とした神話・伝承。
聖書で言及されるカナン人(フェニキア人)の信仰の一端を表すものであり、同地に存在した古代都市ウガリットの名を冠して「ウガリット文書」と呼ばれる。

ウガリット文書は破損が多く、全体の統一性にも欠いているが、基本は「バアルとアナト」という豊穣神バアルが王権を獲得する顛末を描く神話で、物語の中ではカナンにおける祭儀形態や荒れ狂う混沌の勢力()との戦い、植物や季節の成長・循環のサイクルに擬せられたバアルの栄枯盛衰の姿などが描かれている。
文書にはバアルの物語の他、彼の配偶神アナトへの生贄を伴う祭儀や聖婚儀礼の描写がある。

アシェラト:エルの配偶神、豊穣の女神。
アスタルテ:エルの娘または配偶神。
アナト:バアルの配偶神。
エル:実権を持たない主神。名はセム語系における「」を意味する。
バアル:若き豊穣神。名はセム語系における「主」を意味する。
モト:死と旱魃の神。
ヤム:水と海の神。

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