あらすじ
いつものようにジャイアンにいじめられたのび太。のび太からジャイアンに勝つ為の道具をねだられたドラえもんは「ウルトラ・スペシャルマイティ・ストロングスーパーよろい」を取り出した。
ドラえもんが言うには、この鎧はすさまじい防御力を誇るが、馬鹿には見えないし、馬鹿な人には役に立たないらしい。
しかしのび太は言う。「何も無いじゃないか」。するとドラえもんは驚いた顔で「まさか、君はこの鎧が見えない程の馬鹿なのか？」と返した。するとのび太は自分が馬鹿だと思われたくない一心で「み、見えるとも！」と言いながら、その鎧を着てジャイアンにやり返しに行った。しかし、その様子を見ていたドラえもんは大慌てしてのび太を探しに向かう。
実はそんなひみつ道具は存在せず、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの裸の王様をモチーフにしたジョークだったのである。
のび太は鎧の有無や効果を確かめようと色々試すが、偶然が重なり鎧が存在しない事には気づかなかった。一方ジャイアンはスネ夫の忠告でのび太がドラえもんからすごい道具を借りたと思い込んで怖気づき、のび太に和解を申し出た。
のび太から鎧の話を聞いたジャイアンはのび太に鎧を貸してくれる様頼むが、馬鹿には効かない鎧だと言われてしまう。ありもしない鎧を借りたジャイアンは、馬鹿だとみんなに思われたくないため、のび太にバットで殴られ必死で痛くないとやせ我慢するのだった。
