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概要

バリエーションは以下の通り。

  • エアロミディMK
  • エアロミディMM
  • エアロミディMJ
  • エアロミディME
  • エアロミディ-S

リコール隠しによる国土交通省の制裁措置で2004年9月1日から同月27日まで発売が中止されていたが、28日以降順次販売を再開。新短期規制ならびにノンステップバスの国交省標準仕様適合のため、MJがMKに統合され、長さ7m・幅2.3mのMJは製造中止となった。

2007年8月に全モデルの製造が一旦終了。翌年1月より日産ディーゼルからスペースランナーRMスペースランナーJPのOEM供給を受けて「エアロミディ-S」を販売したが、2010年8月に製造終了。

2011年12月よりMKがノンステップ9m車に限り改良再販されるも販売台数が伸び悩み、ポスト・ポスト新長期規制の適用に伴って2017年8月に製造中止。それ以降はどの車種とも製造・販売されていない。


エアロミディMK

K/P-MK116/516

昭和54年排出ガス規制適合中型バスとして1979年誕生。エンジンは出力170馬力の6D15型を搭載し、ミッションはロッド式の直結5速MT。

1981年には呉羽製車体がキュービックスタイルのスケルトンボディに生まれ変わり、標準尺車の車体長が9mに延長されてK-MK116Jとなった。ただし、短尺車はボディスタイルの変更のみで型式に変更はない。


1983年、エアサス車が追加された。エアサス車の型式はK-MK516F型/J型。エアサス車の追加から間もない頃昭和58年排ガス規制適合により全型式の規制記号がK-からP-に変わっている。


1986年、MK7m車が追加され「エアロミディ」の愛称が付与された。

P/U-MK117/517

1988年販売開始。ボディスタイルが大きく変更され、大型路線車・エアロスターKと共通性を持つデザインとなった。エンジンは最高出力185PSの6D16型。ミッションは従来の直結5速MTに加えてオプションでフィンガーシフト5速MTも加えられた。車体長・ホイールベースや足回りのバリエーションは従来通り。


1990年7月に新しい排ガス規制対応のため規制記号がP-からU-に変わっている。ヘッドライトは丸形が標準であるが、角形ライトもオプションで設定された。


このモデルでは輸出仕様も存在し、香港の九龍バスがアリソンのオートマチックトランスミッションを搭載した車両を使用していた他、台湾向けにシャーシのみを輸出した例がある。

U-MK218/618

1993年9月発売。ボディーが三菱自動車バス製造製にモデルチェンジ。エンジンが6D17に変更されたことで出力は210psに向上した。


フロントマスクが角形4灯ヘッドランプをバンパーに組み込んだ意匠に変更されると同時にリヤコンビネーションランプがバンパーへH型に組み込まれた意匠となった。このデザインはKK代規制まで採用された。


ミッションはロッド式5速MT(フィンガーシフトはオプション)に加えて3速トルコンATが追加された。

また西日本車体工業によって改造扱いではあるが、ワンステップ車が特別対応で設定されていた。

KC-MK219/619

1995年6月発売。平成6年排ガス規制に対応してマイナーチェンジされ、エンジンは6D17-Iに変更。見た目はU代規制と変わらないが、マフラーの位置が右側に変更されたほか、リアのルーバーの形状が少し違う。

1998年5月の一部改良で衝撃吸収式ステアリングが装備され、改造扱いだったワンステップバスが正式に型式認定を受けた。

KK-MK系

【バス】三菱ふそう/エアロミディMK

1999年7月発売。平成10年排ガス規制に対応してエンジンが出力225馬力の6M61-3に変更。ホイールパーク式駐車ブレーキが装備された。発売当初はツーステップ車および8.2m車もあったが後に廃止された。

ミッションはフィンガーコントロール式5速MTと5速AT(オプション)を設定。オプションでABS、アイドリングストップシステム(ISS)を設定した。ただしISSは10.5m車では標準装備としている。

発売当初の型式は以下の通り。空欄は設定なしを意味する。

8.5m9m10.5m
エアサスツーステKK-MK25HJ
リーフサスツーステKK-MK23HFKK-MK23HJ
リーフサスワンステKK-MK23HH
エアサスノンステKK-MK27HM

中扉は標準では引戸だが、2枚・4枚折戸も選択可能だった。ただし8mクラス車は4枚折戸を選択できず10.5m車は引戸のみだった。


2002年10月頃を境にラインナップの整理が実施され、8mクラスが廃止された。このラインナップ整理時に直結ロッドシフトも廃止されている。

ラインナップ整理後の型式

9m10.5m
エアサスツーステ・ワンステKK-MK25HJ
リーフサスツーステ・ワンステKK-MK23HH
エアサスノンステKK-MK27HM

なお、このモデルは9mクラスの5速MT車でリーフサスとエアサスでファイナルギアの設定が異なっていた。また10.5m車は日野と日デの同クラス車が排ガス規制記号KL-だったのに対し、三菱ミディMKは車体重量が12t未満だったために排ガス規制記号がKK-になっていた。

PA-MK系

ふそう PA-MK27HF

2004年12月発売。

エンジンは2005年に新短期規制に適合するため、インタークーラー、ターボ付きで出力240馬力の6M60に変更され、AT車の設定がなくなった。ラインナップは当初9mノンステップ車及び10.5mノンステップ車の2種類だったが、2005年秋に9mワンステップ車も加わった。なお9mワンステップ車はMJの同クラスを統合したものである。

なお今回からエアサスのみの設定となり、リーフサス車は廃止されている。リコール隠しの影響により販売台数が伸びず、2007年8月生産中止。以後中型車は日産ディーゼルからスペースランナーRM及びスペースランナーJPのOEM供給を受け、エアロミディ-Sとして販売されるようになった。

型式は以下の通り

9m10.5m
ノンステップPA-MK27FHPA-MK27FM
ワンステップPA-MK27FJ

SKG-MK27FH

2011年12月発売。約4年振りに三菱ふそう製シャーシと三菱ふそうバス製造製純正車体との組み合わせが復活。外観はPA-MK系9mノンステップ車とほぼ同じだが、中扉の位置がPA-代規制車より460mm後ろにずれた他、マフラーの位置がMK218/618系以来となる左側になった。排ガス浄化装置は大型路線車エアロスターと同じBlueTecシステムを採用し、エンジンは新開発の直列6気筒で出力220馬力の6M60(T3)型を搭載している。


型式は都市型がSKG-MK27FHF、郊外型がSKG-MK27FHFS。本型式は販売台数の伸び悩みと生産期間の短さにより、全国に僅か16台しかいない希少型式となっている。


TKG-MK27FH

2012年4月、新エコカー減税対応により、排出ガス規制記号をTKG-に変更。

2012年9月より新保安基準・新ワンマンバス構造要件対応、並びに同モデルに一部改良を加え発売。主な改良点は以下の通り。

  • クラス初のブレーキオーバーライドシステム(※)を標準装備
  • 運転席に3点多重感知式ELRシートベルトを採用
  • 新ワンマンバス構造要件への対応
  • 尿素水タンクをステンレス製から樹脂製に変更
  • 車いす固定ベルトにリトラクタ式ベルトを採用

※ブレーキオーバーライドシステム:ブレーキとアクセルを同時に踏んだ場合にブレーキを優先させる安全装備。

型式は都市型がTKG-MK27FHFJP、郊外型がTKG-MK27FHFSJP。2017年9月の「平成28年排ガス規制」適用時に販売が中止され、エアロミディはラインアップから姿を消した。


エアロミディMM

1988年販売開始。リーフサスとエアサスの2種類が設定された。後のエアロスターMMである。

P-MM117J/517J

リーフサスが117J、エアサスが517J。路線用はエアロスターKに似たボディを架装し、観光・自家用はエアロミディMKに似たボディを架装をする。

U-MM117J/517J

平成元年規制適合により排ガス規制記号を変更したもの。P代規制車とぶっちゃけ大きな変更点はない。なお1993年のモデルチェンジからは「エアロスターMM」を名乗るようになった。

エアロミディMJ

車体長7mクラスの中型車。ここではMJシリーズの前身であるP-MK系も扱う。

【塗り絵】エアロミディMJ。【バス】

P-MK126F

1985年当時ではエアロシリーズでも最小クラスの車両として登場。小グループレジャー・観光用としてリリース。路線仕様・エアサスの設定はない。エンジンは出力175馬力の6D15型。

P/U-MJ117F/MJ527F

1988年にモデルチェンジ、この時からMJシリーズとして独立した。このモデルからエアサス仕様が登場したが相変わらず路線仕様の設定はない。しかし特注で中扉と非常口を増設の上路線バスに使用した例がわずかに存在する。

1989年に平成元年排出ガス規制適合で排ガス規制記号がP-からU-になったが、外観上の違いはない。

U-MJ217F/628F

1993年9月発売。このモデルチェンジからボディスタイルがニューエアロバスと共通のイメージになり、ヘッドランプもエアロバスと同じプロジェクターランプが採用された。エンジンは出力210馬力の6D17型。

このモデルからはリーフサスの路線仕様が設定された。型式はMJ217F。外観上は観光仕様ベースだが、中扉が増設されていること、観光仕様には存在しない非常口がホイールベース間に設置されていることなどが観光仕様と異なる。路線仕様のエンジンは出力190馬力の6D16型。

KC-MJ218F/629F

1995年発売。観光仕様の型式はMJ629Fとなり、エンジンは出力220馬力の6D17-I型。改造扱いではあるが、ホイールベース延長車も存在する。

路線仕様の型式はMJ218Fとなり、エンジンは出力200馬力の6D17-II型を搭載。ワンステップバスも設定され、前面がミディMKと同様のものになった。

KK-MJ23HE/26HF

1998年発売。前モデルと比べて外観上の差異は少ない。エンジンは6M6系を搭載。

路線仕様ではオプションでアイドリングストップ機能が追加されている。

KK-MJ26HF改

2000年12月発売。

先述のMJ26HFをベースにしたノンステップバス。この仕様に限り、モデル名は「エアロノーステップミディ」とされた。

車体長はこれまでのMJシリーズと同様の7m仕様と、ホイールベースを延長した9m仕様が設定された。9m仕様は外観の特徴から「ダックスフント」と呼ばれることもある。エンジンは6M61を横置き搭載する。


この9m仕様車のノンステップ部の長さは当時の中型ノンステップバスとしては最大で、オーバーハング部分をそのままにホイールベースを延長しているため、中扉が後寄りになっているのが特徴。

KK-MJ27H系

2002年10月発売。9m仕様がKK-MJ27HL,7m仕様がKK-MJ27HF。

前代とは、ステアリング形状、屋根上のエアコン形状及びリヤガーニッシュ部が異なる。モデル名は「エアロミディ・ノンステップ」

2004年の「平成15年排ガス規制」適用時に路線仕様の販売が中止され、9m仕様はMKシリーズへ、7m仕様は後述のMEシリーズへ引き継がれた。

PA-MJ26RF

2005年発売。

本モデルから路線仕様が廃止され、観光仕様のみとなる。後部フラッシャーの配置が変更されたほか、灯火規制に対応して側面に反射板が設置されている。

この頃は日野メルファ7が生産中止になっていたこともあり、一社独占を狙える状態だったが、2007年に製造中止となった。

エアロミディME

エアロミディシリーズ最小の幅2m、車体長7mのノンステップバス。主にコミュニティバスへ導入されたが、一般路線バスへも僅かに投入例がある。

余談だが整備解説書によるとエンジンの脱着にはエンジンジャッキではなくフォークリフトが必要と書いてある。

KK-ME17DF

2002年4月発売。

エンジンはローザと同様直列4気筒で出力180馬力の4M50型を搭載する。トランスミッションは5速直結MTのみ。

PA-ME17DF

エンジンはKK-規制車と同じ。主な変更点は平成15年排出ガス規制への適合、テールランプの位置変更など。

排ガス規制の関係から2007年8月に製造を終了した。以後国産小型ノンステップバスは日野ポンチョの独壇場状態である。

エアロミディ-S

日産ディーゼルと三菱ふそうが路線バスの製造において業務提携を開始した際、日産ディーゼルの中型路線車であるスペースランナーJPスペースランナーRMがOEM供給されたもの。

車両そのものの設計・開発は日産ディーゼル工業が行っているものの、エンジン・リアバンパー及び周辺は三菱ふそう側が開発を行っている。車体は西日本車体工業製。

PDG-AR/AJ系

2008年1月発売。平成17年排出ガス規制に対応。

車体長9mがPDG-AR系、車体長10.5mがPDG-AJ系。

路線車のノンステップバスおよびワンステップバスのほか、9m自家用車の認可も国交省に受けている。


車内の銘板が「日産ディーゼル工業」(2010年2月以降はUDトラックス)になっている他、エンブレムを装着しない場合、外観での区別は困難。


2010年8月に製造終了。

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