概要
赤道直下にあり国家の名前の由来は赤道。
他の南米諸国と比べメスティーソ(白人とインディオの混血)が非常に多く、人口の67%を占めており、純血のインディオも22%と2番目に多い。
2021年、輸出多様化をねらい、TPP参加申請をしている。
金や銀などの資源に溢れているが、それを狙う犯罪組織やテロリスト等が世界中 から集い、2021年には東京都6個分の森林破壊、原住民の虐殺などがされた。エクアドルの軍がこれらを摘発するのだが、大体の組織は軍が摘発する前に逃亡している。これには政府の腐敗が深く関わっており、現在でもエクアドルを悩ます社会問題となっている。
このことは日本のテレビ番組クレイジージャーニーでも取り上げられた。
生態系
エクアドルではヘラクレスオオカブト・ネプチューンオオカブトなど、カブトムシなどが採集できる事で有名。ただ現在ではエクアドル政府より売買目的でのヘラクレスの採集は禁じられている。
治安状況
エクアドル人は他の南米人と比べ温和で大人しい民族とされるのだが、隣国のコロンビアやペルーなどから犯罪者に入り込まれることが多いことから治安は非常に悪く、ゲリラ、麻薬密売、武器売買等の温床になっている。日本人も殺された事件も発生しているが、被害者が不注意の末に起きた事件で本来は対策は十分に可能だった。あえて行くほどの観光スポットも無いので、社用等の特別用事の無い限りは絶対に渡航しない方がいい。
エクアドル新婚旅行殺人事件
2013年12月、エクアドルを旅行中の新婚夫婦が誘拐されて夫が殺されたのだが、
ホテルが手配したタクシーをわざわざ断って、安い流しのタクシーに乗車。結果、現地で俗に呼ばれる「特急誘拐」に遭遇。命を落とす結果となった。ちなみにホテル側が用意したタクシーは20ドル。身の安全を考えれば妥当な金額であり、被害者も払えないような身分でもなく、むしろ経済的に十分に余裕のある人間だった。
原因としては語るまでも無いが、被害者の危機管理能力が相当低かったと考えられており、ホテル側が手配したタクシーにそのまま搭乗していれば、通常では発生しない事件でもあった。
ちなみにエクアドルではタクシー絡みの事件が非常に多く、正規のタクシーの見分け方について、在エクアドル日本大使館のWebページに掲載されている。
被害者の男性はネット界隈では俗に「エクアドル哲夫」というあだ名で呼ばれており、治安の悪い地域へ向かう際の反面教師として今でも語られ続けている。
関連項目
- 野口英世⋯晩年エクアドルで病原菌の研究をしていた