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「愛している・・・・マルレーネ。」

CV:置鮎龍太郎


概要


レイモンド王国で人間を石化する黒い霧に襲われたカケルセイルの前に現れた謎の剣士。


王国の残存兵を率いてルシフォンの軍勢と闘う事を二人に提案し、以降はカケル軍の主力として活躍した。

常に顔を兜で隠し、一見すると寡黙な男に見えるが実際はかなりスケベでお調子者であり、

軍に加わった複数の女性と関係を持った。カケルの幼馴染で彼に想いを寄せるナターシャと一緒に語らう場面を何度もカケルに目撃されている。


カケルと出逢った時から魔族の侵攻について何かを知っているようなそぶりが見え、1周目のライムリン王国での決戦時にはルシフォンの力に非常におびえていた。

最期はルシフォンの強大な魔力で金縛りにあい、カケルを除く他の仲間共々地割れに飲み込まれて消えて行った。その前にカケルに対し、「カケル、私は失敗したが後は頼む。私は、自分の欲望に勝てなかったのだ・・・。」と謎の言葉を残した。


2周目で、彼の正体がプレイヤーに明らかになる。その正体は、カケル一行を見捨て、エトを死なせてしまった事を後悔したマルレーネによってルシフォン城の牢獄から救われ、歴史を変えてナターシャや過去の自分を救う為に魔族に人間界が支配された未来から来たカケル自身だった。

マルレーネはルシフォンから奪った時空を超える黒い石を渡したが、その際に過去の自分に会って自分の正体を告げてはならないと警告して彼を送り出した。


2周目では主人公となり、1周目のエトが果たせなかった歴史改変の為に奔走する事になる。

ナターシャには肌身離さず持っていたお守りの紐から自分の正体が未来からきたカケルである事を悟られるが、1周目のエトが彼女と深い関係を持ったことがマルレーネ離反の原因であった事を思い出し、一線を越えることは無かった。


PS版では孤島に流れ着いた際に出逢ったルシフォンの部下ベイリットサラと戦うのをやめさせ1周目のマルレーネによるベイリット殺害の原因を除き、同じくルシフォンの部下であるハーディスによるナターシャ誘拐や、リディアによるハーディス粛清、別働隊の全滅を阻止するなど、オリジナル版以上に歴史改変に尽力した。


その甲斐あってルシフォンとの最終決戦時に一時離脱していたマルレーネが駆けつけ、1周目の敗因となったルシフォンの魔力を封じてくれた。

魔力を封じられたルシフォンは無力ではないものの数々の激戦を潜り抜けて来たエト一行の倒せない相手ではなくなり、激闘の末ついにルシフォンを倒し、魔界の脅威から人間界を守る事が出来た。


しかし、戦いの勝利は彼がこの時代に留まる理由の消滅でもあった。黒い石の戒めを破り、カケルに自分が未来から来たカケルである事を告げると、今まで戦ってくれた仲間達に挨拶し、マルレーネに愛を告白してこの世界から消滅した。


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悲劇の主人公 消失系ヒーロー

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