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エースコンバットインフィニティ

えーすこんばっといんふぃにてぃ

『ACE COMBAT INFINITY』とは、2014年から2018年まで配信されていた『ACE COMBAT』シリーズのダウンロード専用タイトル。
目次 [非表示]

INFINITE FREEDOM, THE SKY IS YOURS / 終わりない自由を 全ての手に空を

概要

機種プレイステーション3
ジャンルフライトシューティング
発売日2014年5月20日(2018年3月31日サービス終了)
価格無料(ダウンロード専用)
販売元バンダイナムコゲームス
CEROB(12才以上対象)

対応ハードはPS3のF2P(Free to Play)ゲーム。『X2』や『AH』同様に現実世界を舞台としながら、『04』から『6』までの世界観を近未来世界でリメイクしたような独特の作風。言ってしまえばシリーズの要素を詰め込んだお祭り的ゲーム。

アローズ・セキュリティ社に属する新米傭兵≪リーパー≫として世界各地を転戦する一人プレイ用のキャンペーンモード、オンラインで最大8人で競い合いながら協力する協同戦役の二つのモードがあり、メインは後者のオンライン対戦。


世界観

1999年7月。地球へと降り注いだユリシーズ小惑星群がもたらした世界秩序の崩壊――ユリシーズの厄災。多大なダメージを被ったユーラシア大陸では、資源を巡る紛争が頻発し多くの難民が生まれる。各地に難民特区が形成される中、ロシア南部の『イユーリ自治区』では安価で雇われる難民労働者の排除を求めるデモが激化し、周辺地域の治安を脅かしていた。

特区での雇用を創出するべく名乗りを挙げた巨大軍需企業『ヴェルナー・ノア・エンタープライゼス』の支援により、イユーリのみならず各特区は急速に経済発展を遂げ、紛争も沈静化、復興は大きく前進したかに見えた。

土地と労働力を得たヴェルナー社がエネルギー開発や宇宙開発にも手を広げる一方で、しかし豊富な兵器を保有するようになった特区は武装組織の温床と化していく。

組織のネットワークは各特区を結びつけ、次第にイユーリ周辺で反大国主義を掲げた武力行為が増加。かれらをテロ組織と認定した国連はイユーリへの強制査察に及び、そこで宇宙兵器の開発を手がけていたヴェルナー社軍事部門の責任者、キャスパー・コーエンが解雇されるに至る。

解雇されたコーエンは、厄災後の大国の政策と脆弱な国連を糾弾。ユーラシア大陸南部を、ユリシーズ難民による国家・ユージア連邦と称して独立を宣言。新たな秩序と統治機構の樹立をも掲げ、テログループ連合『トロイアの息子たち』を率いて大陸の主要都市を占拠し、防衛ラインを構築する。

対する国連軍(UNF)は『永久の解放作戦(Operation Eternal Revelation)』を発動。時は2019年――厄災から20年が過ぎようとしていた。


要素

ナガセ・ケイジョン・ハーバード(シリーズ全般)、ストーンヘンジスカイ・アイ(『04』)、シンファクシ級潜水空母SOLG(『5』)、エクスキャリバーアヴァロンダム(『ZERO』)、空中機動艦隊CFA-44(『6』)、ASF-XEW1(『AH』)、UACVクオックス(『イカロス・イン・ザ・スカイ』)など、過去作品に登場した超兵器群や人物が装いも新たに多数登場する。

今作においては『ユージア』は大陸名ではなくユーラシア大陸の多くを占拠する組織名として登場している。


X-49フェンリアR-101GAF-1ADF-01 Z.O.E.などの前作までに登場した架空機体の一部がハイエンド化して再登場、設定のみであったADA-01は本作オリジナルのADA-01Bとして登場した。

『X2』に引き続きピストンエンジン機がアップデートにより登場。『AH』に引き続き爆撃機の使用もアップデートにより可能となり、クロスレンジアサルトシステムのない今作では自由に爆撃が可能となった。

スカイキッドゼビウスといったナムコ作品のキャラがエンブレムのみならず劇中のオブジェクトや使用可能機体としても登場している。


キャンペーンモード

シングルプレイのストーリーモード。

ユリシーズの厄災によって軍事予算の大半が復興に回されたために各国の正規軍は縮小。代わりに傭兵部隊の派遣を行う軍事サービス業が一大産業として成長する。

航空戦力を主体とする『アローズ・エア・ディフェンス・アンド・セキュリティ社』も、国連安全保障理事会に雇われ、ライバルから『空賊』と謗りを受けながらも対テロ戦に奔走する傭兵派遣会社(プライベーティア)の一つ。

アローズ社の戦闘機部隊・ボーンアロー隊のルーキー、TACネームリーパーは、テロ組織の東京襲撃を皮切りに各地を転戦。取り憑いた相手を確実に墜とす死神のエンブレムと共に飛ぶエースパイロットとなっていく。

後に国連軍(UNF)は『永久の解放作戦』の一環として、プライベーティアを正規軍である独立強襲部隊 タスクフォース118 アローブレイズとして再編し、ボーンアロー隊はその一部隊として反抗作戦に参加する。

なお、サービス終了に伴い、未完結のまま物語は終了となる


オンライン協同戦役モード

ユーラシア大陸内陸で蜂起したユージア連邦への反抗作戦『永久の解放作戦』を行う国連軍(UNF)の戦闘機部隊に属するパイロットの一人として、開発・強化した機体や兵装、各種強化パーツ(さらに機体のスキンやエンブレム、二つ名、無線の内容など)を組み合わせて戦うモード。

最大8人が2チームに分かれて戦果を競い、チームの勝敗や行動評価によって報酬が変化する。

キャンペーンモードで登場した空域が舞台となり、その気になれば遊覧飛行も可能。敵軍の出現にはいくつかの段階があり、制限時間内にどれだけ撃破できるかが勝負どころ(全滅させれば高スコアが期待できる)。


機体ツリーで研究開発を進捗させるためにはこの協同戦役を頑張るほかなく、強化要素に必須のクレジットの大半をここで稼ぐことになるのだが、各種開発費用は洒落にならない程に高額であり、常に金欠状態になること請け合い。

強化しなければ追加の特殊兵装を入手できず、兵装の変更すらできないために初期装備の特殊兵装次第ではせっかく高性能の機体を手に入れても稼げるとは限らないのである。

機体やパーツの開発が完了しても、クレジットを消費して製造しなければ次に続く開発対象の研究が始まらないため、高性能機や架空機のカスタマイズともなるとそれなりの時間や労力(またはお財布との相談)が必要。

初期に入手できる機体を魔改造して暴れ回るのも一興である。

オンライン戦に出撃し、特定の条件を達成することで様々な報酬を得られるチャレンジミッションも複数存在する。


アイテム課金

美しい愛機、楽しいカスタマイズ、迫力の超兵器、どこかの誰かとの熾烈なドッグファイトまで体験できて、基本プレイは無料! ……だが、某基地外課金ゲーを手掛けたバンダイナムコのゲームらしく(?)課金制度の評判は悪い。

というのも、キャンペーン、協同戦役を問わずプレイ(出撃)には消費アイテム『燃料』が必要なのだが、デフォルトの「支給燃料」は基本3つしかストックできず、しかも1つ使うと4時間経たないと支給されない。つまり全部使い切ってしまうと全てストックするのに半日(12時間)待たなければならない

ゲーム内通貨の『クレジット』も貯まりにくく、新機体・強化パーツの製造、機体や兵装のレベルアップ、キャンペーンミッションのアンロックにすら高額なクレジットが要求されるため、必然的にプレイ回数を重ねる事を強いられるのだが、『支給燃料』ばかり使っていては開発の効率が悪くなってしまう。

その一方、課金で入手できる『備蓄燃料』はストック数制限がない。この『備蓄燃料』を使用して協同戦役に出撃すれば、ツリーの開発進捗率の上昇幅が増大することに加え、リザルト時に補正がかかるためにクレジットの入手量が大幅に増えるといった特典もある。

さらに『強行出撃』可能期間中は燃料を一度に最大3個消費することで、ミッションクリア時のポイントを3.5倍以上(※備蓄燃料×3の場合)にまで増やすことも可能となる。

なお、『備蓄燃料』はチャレンジ達成で得られる報酬の他、デブリーフィング時のアイテムドロップなどでも無料で入手できるが、まとめて購入する燃料と比べれば微々たるものである。


ストーリーを追うキャンペーンミッションは、対応する課金アイテムを購入することで、クレジットなしでアンロックかつ燃料なしでの挑戦が可能になるが、キャンペーンで何度出撃しようと機体の入手や開発などへの影響は一切ないため、メインたるオンライン協同戦役に反映できるような利点はないに等しく、僅かばかりのクレジットと、エンブレムや二つ名が手に入る程度である。

それでいて、協同戦役での機体強化を前提とした難易度であるため、協同戦役をやりこまないとキャンペーンでの高評価を取るどころか、コンティニューなしでのクリアも非常に難しくなっている(一応、ステージに合わせた機体セットのレンタルはあるのだが、性能は最低限のものなので、高評価を得るのは難しい。また、コンティニューについても課金アイテムでフリー化しない限りはクレジットを消費する)。


チャレンジミッションの達成についても、場合によってはチャレンジに合わせた機体セットの設定が必要となり、指定された機体や兵装が未入手であれば挑戦すら出来ないということもあるため、目当ての報酬を確実に入手することは難しい。

つまり、無課金でやり続けると装備の面でも課金プレイヤーとの差がどんどん開いてしまうという、燃料の購入を推奨しているかのようなゲームシステムになってしまっている(好きな機体を目指して、あるいは愛機を見つけて、空戦の腕を磨きながら地道な無課金プレイを楽しめるのならその限りではない)。

『終わりない自由』は案外、高くつくのだ。


結果として、短期間のうちにF-22T-50といった高性能機体や架空機を入手し、さらに強化できる重課金プレイヤーが、協同戦役におけるスコアランキングの上位を占め、上位入賞報酬であるところの過去作仕様の特殊機体、特殊効果のあるエンブレム、二つ名等々……を独占することになってしまった。

後に、上位入賞せずともキリ番順位となることで入賞景品を得ることが可能となったが、順位調整は難しいために完全に運任せである。

終盤にはランキングによるアイテムドロップは終了、順位に応じて入手可能なアイテムや、チャレンジの達成等によって入手可能なアイテムを集めて交換する事でエンブレムや機体等を入手できるようになり、重課金プレイヤーによる独占はようやく終了した。


課金の問題を除けば、過去作のいいとこ取りをした決して悪い作品ではないのだが……。


関連動画

Teaser 01


Teaser 02


ULYSSES DISASTER


Mission Notice


Engage


INFINITE SKIES


PS3「エースコンバット インフィニティ」メモリアルPV


ACE COMBAT INFINITY 公式動画再生リスト


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