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エーデルリッター

えーでるりったー

スクウェア・エニックスのコンピュータRPG『サガフロンティア2』に登場する組織。
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概要

かつて絶滅寸前となった古代種が復活を目論み、自分たち自体の意識を封入して作ったエッグの傀儡となった男偽ギュスターヴによって組織された、合計6人の腹心。ドイツ語で「高貴なる騎士」を意味する。


偽ギュスターヴが、自身をギュスターヴ13世の孫だと偽って活動する着想に至った際、英雄としてのギュスターヴになるために何が必要かを周辺住民に聞き込みをしたところ、最も重要なのは頼りになる部下だと教えられる。そこで、素質のありそうな冒険者などを人工的に強化することで、自分の部下に仕立て上げようと考えた。かつてエッグは、ミスティを傀儡とした際、他人のアニマを抽出して別の生き物に移し変える実験をしていたので、それを応用すればこうした強化人間を作り出すことは、素材となる資質ある人間さえ見つかれば、造作も無い事であった。


具体的には、グラン・タイユ地方の石切場跡にあるメガリスを訪れた冒険者たちが、そのメガリスの仕掛けにかかったところから誕生した。なぜならその仕掛けは、未熟な同行者がいると、その者らを全て取り込まされ、生き残った強い者がその分だけ強化される仕組みだから。また、この走査に無事パスした者も、メガリスの力で自身のアニマを一度分解・再構築させられるため、結果として突然偽ギュスターヴ(というかエッグ)に従うようになった。なお、生贄になった未熟者は全て、ただの単細胞生物のスライムに変貌してしまう。


こうした経緯ゆえ、ただでさえ常人ならざるパワーを持つため、英雄ギュスターヴの地位を固めるための体制作りにはうってつけであった。エッグが、人間の強さとは優秀な個人を指すのではないことに気がついた瞬間とも言える。しかも、6人はよく知られる6種類のアニマ(≒ここでは魔力の元素)をそれぞれが得意としており、強大な異形の姿「将魔」に変身することもできるほか、同じ属性のモンスターを操る力も持っている。


この将魔という力だが、他で見られるアニマ暴走によるモンスターへの変貌と構造は同じである。通常ならば、クヴェルやメガリスの力が反映され、人間としての自我が失われ、変貌した意識のままに活動をするだけである。しかし、エーデルリッターはこれを、自我を保ったままモンスターに自由に変身し、その力を自分の思うがままに振るうことが可能なほか、自在に元の姿に戻ることができる。通常ならば元の姿に戻ることはおろか自我を保つことさえ不可能であり、彼らが人外のレベルの力を振るう決定的な証拠と言える。


しかしながら代償もある。通常はエッグの持ち主だけがそのアニマ(≒ここでは魂)をいずれ最終的にはエッグに吸収されるのだが、エーデルリッターに関してはエッグの持ち主でないにもかかわらずエッグに取り込まれる運命。一応、エッグの所持者ではないため、所持者と違って普段の意思を操られることはないが、エーデルリッターとなった時点で自我自体をある程度書き換えられている都合上、エッグの直接の傀儡になった人とある意味似たようなものか。エッグの意思に反した考えを持てたことを確認できる場面はサルゴンのセリフただ1つだった。

構成員

メンバーは以下の通り。カッコ内は将魔形態に変身した時の名称。

  • サルゴン(炎の将魔)
  • ミカ(樹の将魔)
  • トーワ(獣の将魔)
  • ボルス(水の将魔)
  • モイ(石の将魔)
  • イシス(音の将魔)

なお、サルゴン以外の5名は固有グラフィックがない(ミカも一般人の使いまわし)。ボルスに至っては人間状態で登場すらしていない。

インペリアルサガ

本作では各次元から地域や建造物などが寄せ集められた異世界を舞台にしているため、やや事情が異なる。

やはりエッグが絡んでおり、エッグを発掘してしまった時間軸限定の話ではあるが、「類は友を呼ぶ」かのごとく、関連性のある施設がこの世界に呼び寄せられやすい。そのため、将魔を生み出すメガリスが多数出現した。


それらのメガリスは「対応した種類のアニマを凝縮させて擬似生命を作る」構造になっていて、「擬似生命としての将魔形態だけが単独で生み出される」という奇特な状況を作り出していた。したがって、ナイツ家などアニマに対して敏感な勢力がこれを察知して、エッグに関係する危険な魔物とみなして討伐を繰り返していた。


だが、それがエッグの計画であったことは、最後の1体になるまで誰も知らなかった。将魔を倒すことは、エーデルリッターになるための試練だったからだ。

具体的には、エーデルリッターになりたいとエッグに対して意思表明をすることで、将魔を倒す試練を課される(失敗したり遂行できなければ最終的にチリとなるため、この時点で普通の人間としての人生は歩めなくなる)。そして、討伐に成功すれば、原作と同じ上記の「将魔に変身できるエーデルリッター」が完成する。


問題は手順が逆でも良いということ。

つまり、先に将魔を倒しておいて、後から誰かが「倒された将魔に対応するアニマのエーデルリッターになりたい」と意思表明すれば、(すでに将魔は倒されているわけだから)危険な試練に自分は直接挑むことなく、エーデルリッターになれてしまう。将魔を倒すこと・エーデルリッターへの意思表明の2つが条件ではあるが、両者が同一人物である必要は無いのが厄介。


イベントクエストでは全ての将魔が倒されて、結果としてサルゴンのみがエーデルリッターになったが、同行したほかの冒険者が勧誘にひっかかれば、その者も労せずしてこの危険な道を歩まされることになる。実際、居場所のなかったラベールが孤独感からこの誘惑にひっかかりそうになった。


ちなみにアニマをエッグに侵食されているという設定のようであり、メガリスの装置でエッグのアニマを一時的に分離させることが出来る模様。仮にこの瞬間に切り離したエッグ側のアニマを打ち倒し、残った人間部分のアニマを身体に戻せば、エッグの呪縛から解放されることも不可能ではない。


結局、炎以外の5体に呼応する者はおらず、エーデルリッターの量産化は避けられた。

そして、インペリアルサガエクリプスではエッグが一連の戦いを学習したことから人間を依り代にする戦術そのものを放棄。同様に人間をベースにしたエーデルリッターが作られる可能性もほぼなくなったと言える。


しかしながら今度は、将魔にエッグが潜み、自ら将魔の依り代を探し、力のありそうな者に狙いを定めて強制憑依を狙うという厄介な行動に出始めたことで、予期せぬ被害者を生み出しかねないさらなる危険な存在と化した。

関連タグ

サガフロンティア2 エッグ(サガフロ2) サルゴン ミカ(サガフロ2) 偽ギュスターヴ

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