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オットー・スコルツェニー

おっとーすこるつぇにー

オットー・スコルツェニー(Otto Skorzeny、1908年6月12日 - 1975年7月6日)とは、ナチス・ドイツの軍人。コマンド部隊(特殊部隊)指揮官として数々の極秘作戦に従事し、「ヨーロッパで最も危険な男」と称された。
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概要

ナチスドイツの武装親衛隊隊員。オーストリア(当時はオーストリア=ハンガリー帝国)の首都、ウィーン出身。最終階級は親衛隊中佐


190センチ90キログラムの偉丈夫。その武人としてのキャリアはウィーン大学でフェンシングの名手として名を馳せるところから始まる。当時はまだ喧嘩をサーベル決闘で解決する勇壮な気風が学内に残っていたが、彼の場合はその決闘を15回も行っており、後の度胸や戦略眼はこの時に培われたと本人が述懐している。トレードマークである左頬の刀傷もこの時のもの。


第二次世界大戦において、ヒトラー直属のコマンド部隊『第502SS猟兵大隊(通称:SSフリーデンタール駆逐戦隊)』の指揮官として、1943年9月12日の「グラン・サッソ襲撃(ムッソリーニ救出作戦)」や1944年の「7月20日事件」の国内予備軍のクーデター鎮圧、1944年10月の「ミッキーマウス作戦」で休戦に動いていたハンガリー摂政ホルティ・ミクローシュの次男ニコラス誘拐などに参加。


1944年12月からの「バルジの戦い」(アルデンヌ攻勢)では、第150SS装甲旅団(トロイの木馬)の指揮官としてアメリカ軍に扮した同部隊を用いて戦線後方の攪乱、後方の橋の確保などを任務とする『グライフ作戦』を敢行、このとき極秘であったこの作戦に集められた旅団の兵達の間で「部隊がパリを襲撃し、連合軍最高司令官のアイゼンハワーを誘拐または暗殺しようとしている」と言う噂が流れているのを意図的に否定も肯定もしなかった為に攪乱・偵察活動で先行して捕虜となった兵が尋問で、意図的にか本心でかその噂の内容を供述した為にアイゼンハワーをこの偽情報によって司令部に何週間も閉じ込めさせ、更に連合軍増援妨害の為にフォン・デア・ハイテ中佐によって行われた空挺部隊の降下がこれと結び付けられ、アメリカ兵に扮装したドイツ兵が後方で広範囲で活動しているという噂は連合軍を大いに混乱させ、スコルツェニーは『ヨーロッパで最も危険な男』と称されるようになった事は有名である。

もっともこの作戦自体は旅団の所属の第6SS装甲軍が迅速な突破に失敗して戦線が膠着した為に敵の敗走の混乱に乗じて浸透しての橋の確保などは不可能となり第150SS装甲旅団本隊はアメリカ軍の偽装を棄ててマルメディー攻略をはかるも撃退されスコルツェニーも負傷している。

また同部隊は募集をかけたものの英語を流暢に話せた者は少なく、実際にアメリカ軍に扮装して連合軍戦線後方を攪乱刺せた者は僅かであり、また装備もアメリカ軍のものはなかなか集まらず(ジープをはじめ鹵獲兵器は前線で重宝されていた)、パンターをM10に偽装した車両などを用意している。


戦後は捕虜として2年間収容された後に脱獄し、スペインに定住。南米の元親衛隊隊員や元ドイツ軍人から成る勢力を通して反共軍事政権の支援を行った他、1960年代にはイスラエルモサドから接触を受け、イスラエルによる自らの保護と引き換えにエジプトで兵器開発に携わっていたドイツ人技術者のリスト作成に携わった。1975年にマドリードで癌の為67歳で死去。


登場作品

ムダヅモ無き改革

(注:麻雀で戦闘する世界を描いているため、以下の説明には麻雀用語が使用される)

第四帝国からの使者として登場。また、第四帝国の中堅としてパパブッシュと刃を交えることになる。コマンド部隊(特殊部隊)長としての能力は健在であり、その闘牌ぶりは大胆不敵かつ変幻自在。オヒキルーデル。必殺技は混老頭(オペレーショングライフ)、三色同刻(オペレーションパンツァーファウスト)、ルーデルとの連携戦術のアイヒ作戦/鉄十字砲火(バルケンクロイツ)。ツバメ返し。

マカロニほうれん荘

ムッソリーニの救出劇を元にした回「勇者よいずこ!」が7巻にある。

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