曖昧さ回避
- アメリカ合衆国の地名。ネブラスカ州、アーカンソー州、イリノイ州などに同名の市町村がある。
- オマハ族。ネイティブ・アメリカンの部族で、現在はネブラスカ州北東部に住む。
- オマハ・ビーチ。ノルマンディー上陸作戦の上陸地点のコードネーム。サントノリーヌ・デ・ペルテからヴィエルヴィル・シュル・メールまでの区間でアメリカ軍が担当した。
- アメリカ海軍の艦名。スループ、軽巡洋艦、潜水艦、LCSがある。
- オマハ級。アメリカ海軍の軽巡洋艦の艦級。
- ニュージーランドの海岸。マオリ族の言葉で「喜びの場所」の意。
- 5.をモチーフにした戦艦少女に登場するキャラの一人。 →オマハ(戦艦少女)
- 5.をモチーフにしたアズールレーンに登場するキャラの一人。 →オマハ(アズールレーン)
オマハ市
ネブラスカ州（アメリカ合衆国）の都市。人口44.7万人（2016年）
オマハ族から割譲された土地に建設された。
ミズーリ川の西岸に位置し、アメリカ西部へ向かう陸路、水路、鉄道の要衝。鉄道貨物の拠点都市でもあり、ユニオン・パシフィック鉄道の本社が置かれている都市でもある。
ネブラスカ州はこのオマハと州都のリンカーン以外は、とんでもないど田舎でもあり、そのためアメリカの州では珍しくオマハ一極集中が起きている（人口の6割以上、山脈や砂漠など住めないエリアの多いネバダ州とは事情が異なる）。またネブラスカ州は肉用牛の畜産で名高く、オマハ牛のステーキは全米垂涎の味覚として知られている。
オマハ級軽巡洋艦1番艦「オマハ」
艦名はネブラスカ州オマハ市に因む。
第二次世界大戦に参加したアメリカ海軍の巡洋艦では最も古く、駆逐艦隊の嚮導巡洋艦として設計された。
1918年12月6日起工、1920年12月14日進水、1923年2月24日就役。
10月6日、ピュージェット・サウンド海軍工廠で水上機用のカタパルトを取り付けた。
12月27日、サンディエゴに配備。
1931年5月、大西洋側に移る。
10月、太平洋側に移る。
1937年1月、大西洋側に移る。
7月19日、バハマで珊瑚礁に座礁。10日がかりで漸く離礁できた。
1938年3月30日、ジブラルタルに到着。スペイン内戦から逃れたアメリカの民間人を保護するため、地中海で行動。
1939年5月2日、マルタ島からアメリカ本土に向けて出港。
6月17日、大規模なオーバーホールに入る。
9月1日、第二次世界大戦が勃発。
10月、カリブ海に配備。ドイツのプロパガンダに対抗し、中南米諸国にアメリカ海軍の威容を示した。
1940年6月22日、アメリカの民間人を保護するため、再び40-T艦隊旗艦としてノーフォーク（バージニア州）からリスボン（ポルトガル）へ向かう。
10月3日、リスボンからアメリカ本土に向けて出港。
1941年6月30日、ドイツ海軍の仮装巡洋艦を捜索するためニューヨークから中南米へ向けて出港。
11月4日、イギリス海軍に協力し、駆逐艦「サマーズ」と共にドイツ海軍仮装巡洋艦「アトランティス」を捜索するが発見できなかった。
11月6日、赤道付近で不審船に停船を命じたところ、自沈しようとしたので捕獲しポートオブスペイン（トリニダード島）まで曳航した。ドイツ海軍仮装巡洋艦「オーデンヴァルト」であった。
12月7日、日本海軍の真珠湾攻撃。太平洋戦争が勃発。「オマハ」は引き続き南大西洋でのパトロールに当たる。
1942年6月1日、イギリス商船「チャールベリー」の生存者を救助。
1943年4月30日、軽巡洋艦「ミルウォーキー」と衝突。
1944年1月4日、レシフェ（ブラジル）沖で不審船に停船を命じたところ、自沈しようとしたので捕獲。曳航中に発砲してきたので撃ち合いとなり、不審船の乗組員は救命艇で脱出し、船は沈んだ。ドイツの封鎖突破船「リオグランデ」であった。
1月5日、不審船を発見したが発砲してきたので撃ち合いとなり、船は沈没した。ドイツの封鎖突破船「ブルゲンラント」であった。
2月6日、撃沈されたドイツ海軍潜水艦「U-177」の生存者を救助した。
7月13日、ジブラルタルに到着。
8月19日、トゥーロンへの艦砲射撃を援護。
8月22日、ポルケロル島のドイツ軍を艦砲射撃。
9月1日、オラン（アルジェリア）からバイーア（ブラジル）へ向けて出港。南大西洋でのパトロールに当たる。
12月15日、ニューヨークのブルックリン海軍工廠で修理と改装を行う。
1945年7月8日、バイーア沖でイギリス商船「バルフ」の生存者を救助。
8月15日、日本がポツダム宣言を受諾して降伏。
11月1日、退役。
1946年2月、解体された。
