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オムスター

おむすたー

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0139
カントー図鑑No.139
ジョウト図鑑(GSC)No.221
ジョウト図鑑(HGSS)No.226
アローラ図鑑(USUM)No.228
アーカラ図鑑(USUM)No.129
カンムリ雪原図鑑No.124
ローマ字表記Omstar
ぶんるいうずまきポケモン
タイプいわ / みず
たかさ1.0m
おもさ35.0kg
せいべつ87.5%♂・12.5%♀
特性1すいすい:天候が「あめ」の時、「すばやさ」が2倍になる
特性2シェルアーマー:相手の攻撃が急所に当たらなくなる
隠れ特性くだけるよろい:相手の物理技を受けると、防御が1段階下がる代わりに素早さが1段階(6世代まで)→2段階(7世代から)上がる。
タマゴグループすいちゅう1/すいちゅう3

各言語版での名称

英語Omastar
ドイツ語Amoroso
フランス語Amonistar
韓国語암스타
中国語多刺菊石獸・多刺菊石兽

進化

味噌汁

初期最終
オムナイトオムスター(Lv.40)


概要

ポケットモンスター赤・緑(第1世代)から登場。

オムナイトが進化した結果、殻にはトゲ、口には4本の大きな歯、そしてギョロリとした目付きとワイルドな出で立ちになった。どっしりと構えるその姿はシャープなフォルムのカブトプスとは対照的だが、タイプ(みず・いわ)、隠れ特性含む特性(※)の効果・タマゴグループはいずれも同じ(水中1・3)。

ちなみにオクタンの遠い先祖でもあるらしい。

 

※すいすい・カブトアーマー/シェルアーマー・くだけるよろい。カブトとシェルは名前が違うだけで「相手からの攻撃が急所に当たらない」効果はまったく同じ。

 


元々は太古の海で栄えた化石種のポケモン。オムナイトがプランクトン食だったのに対し、オムスターはバリバリの肉食系に進化。発達した触手と頑丈な牙を武器に、獲物を引き裂くように食うという。

その牙の威力は「ダイヤモンドより硬い」と評されるシェルダーの貝殻をも食い破るとされ、彼にかかればどんな相手だろうと捕食対象だった事だろう。

この設定に倣い、「かみくだく」や「かみつく」を習得する。

また、殻には棘が生えている為か「ミサイルばり」や「まきびし」、「とげキャノン」を習得できるが、「とげキャノン」は2023年現在は使用不可能となってしまった。

加えて触手を器用に使うことにより、初代では「じごくぐるま」や「ちきゅうなげ」といった技まで使えるフィジカルの強さも持っている。

 

…が、背中の殻が大き過ぎて動きは鈍く、近くに寄ってきた獲物しか捕食できないので滅んだらしい。不憫なり……


オムスター_1


名前の由来

オムナイトの進化系であるので「オム」の部分は"オム"ナイトひいてはその由来となったオウムガイであると推察される。ではスターの由来はなんであるかについては様々な説が存在する。


①ヒトデ説:著名な説の一つ。本体のボディが星型である点から「starfish」(英:ヒトデ)であるという説。ヒトデの口は本体中央にある為、説としては大いにありうる。


②牡蠣説:「貝」からの連想でOyster(英:牡蠣)という説。


③その他:これら以外の名詞から取ったという説。そのうちの一つに第1世代のポケモンには他作品や格闘技へのオマージュが散見されることから『帰ってきたウルトラマン』(1971)に登場する宇宙大怪獣ベムスターから取ったという説がある(ちなみに、ベムスターは腹部の口であらゆるエネルギーを食べてしまう怪獣である)。あるいは奇怪な姿からオウムガイの怪物(モン"スター")でオムスターという線もありうる。

いずれも確証には欠けるので本当の所は不明である。


ゲームでの特徴




性能

種族値

比較HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
第1世代7060125115-※55425
第2世代以降70601251157055495
カブトプス60115105657080495

※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた


  • 見た目や設定を反映してか、「こうげき」・「すばやさ」は低い半面、「ぼうぎょ」・「とくこう」は高く設定されている。特に「とくこう」はみず・いわ両方のタイプでトップ5に入る高さを持つ。第5世代までは両タイプで一般ポケモン中1位を誇っていた。

  • また、特性「すいすい」であれば天候があめの時はトップクラスの「すばやさ」を得られ、いわタイプ故に天候がすなあらしの時には低い「とくぼう」を補ってくれる。その為雨パ砂パのどちらも器用にこなせる逸材である。

一方で触手を活用できそうな「きゅうけつ」「メガドレイン」「ギガドレイン」は覚えられない。

  • 第2世代まではマイナーであったが、第2世代のVC版環境では対ほのお兵器としてピンポイントで使われるようにもなった。

  • 第3世代で「すいすい」を獲得。「すいすい」下で素早さ130族を抜けるのは魅力であった。ところが同じことが同じほのお4分の1耐性のルンパッパキングドラでできるため非常に肩身が狭かった。

  • BW』では強力な積み技であるからをやぶるを習得。耐久を活かして積む事が出来ればまさに一騎当千の高ステータス。

雨状態での威力補正を加味すれば等倍以上の相手ならば圧倒的優位に戦うことが出来るだろう。(例:ハイドロポンプ威力110 × タイプ一致1.5倍 × あめふり状態1.5倍 × 殻破り2倍 = 威力495 )


  • 欠点としてはいわ特殊技が「げんしのちから」しかなく、パワージェム」を覚えてくれない点。「からをやぶる」を使う場合「こうげき」も上がるので「ストーンエッジ」などでもいいといえばいいが……

  • とか何とか言っていたら第8世代にて、岩タイプ版ソーラービームとでもいうべき威力120のとくしゅ技「メテオビーム」を取得。さらに、ダイマックスすると水タイプのダイマックスわざである「ダイストリーム」で攻撃しながら雨を降らせることができるようになり戦略が広がった。

  • 第7世代でVCを介する事により、つのドリルが第1世代以来の復活を果たした。ただ特性が隠れ特性のくだけるよろいであり、どちらかと言えば砂パ向きか。更に第7世代でこの「くだけるよろい」の「すばやさ」上昇率が何と2段階になり、使い勝手が大幅に向上した。

  • しかしこのオウム貝、滅んだ理由が「大きな殻のせいで鈍重だったから」という割には戦術は総じて圧倒的な素早さからの先制攻撃である。その為図鑑上に存在する野生種とのギャップが激しい。

「すいすい」といい「からをやぶる」といい「くだけるよろい」といい、本来生息していた当時にこれらの要素があれば絶滅せずに済んだのだろうか。皮肉なものである。


  • なお毎日コミュニケーションの監修する『ポケモンバトルレボリューション』の攻略本では「すなあらし」+「シェルアーマー」で耐久を確保した戦略が紹介され、同ゲーム内においてもスタービューコロシアムにてバンギラス率いるすなあらしパーティに組まれたりと素早さよりも耐久面が重要視する見方がされていたことも。
    • ただし後者に関しては「すいすい」かつ素早さに特化しているため、すなあらしを嫌って雨を降らせると突如驚異的な素早さにより雨下の高火力アタッカーに変貌する恐ろしい二面性を秘めているため油断は禁物。オムスター自身も含めて誰も「あまごい」を覚えていないため、完全な「あまごい」メタも兼ねた調整と言える。

使用トレーナー

ゲーム版

※1:ポケモンスタジアム2


アニメ版


漫画版


番外編

ポケモンGO

  • 進化前のオムナイトの出現率が非常に低い(一応巣はある)ことや、入手難易度に対していまいちパッとしない性能であったため、実装当初はさほど注目されていなかったが、2017年8月レイドバトル伝説ポケモンファイヤーが実装されたことを皮切りに、オムスターの秘められた潜在能力が注目されるようになった。

  • オムスターのタイプはみず/いわ。いずれのタイプもほのおタイプのわざをいまひとつにできるため、威力を0.51倍にまで抑える(=効果をほぼ半減させる)ことができる。さらに、こちらは相手に有利なみず・いわタイプのわざで一方的に大ダメージを狙っていけるため、非常に相性が良いのである。

  • 純粋な火力ではさすがにバンギラスドサイドンラムパルド等には及ばないものの、こちらは相手から受けるダメージを大幅に軽減することで長時間戦闘を続けることが可能というメリットがある。後発登場のエンテイホウオウにも滅法強く、最安定のほのおキラーとして重宝されている。

  • 数少ない難点としては、最もダメージ効率の良い「いわおとし」と「いわなだれ」の組み合わせが現状レガシー化していることか。現在では、GOバトルリーグの報酬で貰える「すごいわざマシン」を使うことで覚えさせることができるようになったが、こいつ以外にも使うべき対象はごまんといる上に、現在ではドサイドンやラムパルド、テラキオン等より火力を出せるいわタイプのポケモンも多数登場しているので、使うかどうかは慎重に判断しよう。なお、これらの技を思い出させなくとも、「みずでっぽう」/「ハイドロポンプ」「げんしのちから」「ロックブラスト」などを駆使すれば安定した活躍が見込める。

  • くさタイプ二重弱点なので、バクフーンキュウコン、ホウオウの「ソーラービーム」には注意が必要。
  • 不定期でレイドボスにも選ばれている。レベルは★★★なので、ソロでの撃破はプレイヤーレベルを相応まで上げなければやや難しいが、くさ技にはめっぽう弱いので、くさタイプのポケモンを中心にチームを編成すれば、数人程度で楽にクリアができる。上記の通り、優秀なほのおキラーとして大活躍が見込めるので、ぜひとも手に入れておきたいところ。

ポケモン不思議のダンジョン

  • 探検隊シリーズでは、磯の洞窟のボス格のポケモンでオムスター兄弟が登場。ナワバリに侵入したポケモンをカブトプスと共に襲っていた。かつてペラップを襲ったのはコイツらであり、主人公一行と共に磯の洞窟に再び訪れたぺラップを天井から襲った。

ポケモンマスターズ

  • 「タマゴイベント」の報酬で貰うタマゴからオムナイトが孵化する事があり、主人公のバディにする事ができ、進化させる事が可能。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • 無印46話のグランパキャニオンの地下洞窟と無印163話のアルフの遺跡では他の化石ポケモン同様なんと野生で登場する。ただ、前者は騒動後に「プリンの歌で眠った時に見た夢」と説明して有耶無耶にした事・後者はサトシとオーキド博士達がせずこのままそっとしてあげた事から、どちらも公には公表していない

  • DP17話はマシンで復活したもので、新無印38話も化石回だった事から同様と思われる(とはいえ、進化前に関しては何故か新無印2話で普通に海にいたりしたのだが)。

  • DP108話の個体もミオジムリーダーのトウガンが化石から復活させたポケモンの1匹で、オムナイトとカブトを連れている。ジムの台所の冷蔵庫にある自分達の食料を盗もうとしたロケット団に「みずでっぽう」を食らわせて追い出した。

  • 新無印134話ではミュウが見せた夢に登場する。

  • 劇場版「ミュウと波導の勇者ルカリオでは野生で登場。これは「世界のはじまりの樹」という特殊な環境だからだと考えられる(同じようなのに「さいはてのことう」がある)。

アニポケ・リコとロイの旅シリーズ


漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • イエローのオムすけ
    • 性別:♂️・特性:すいすい
    • 性格:すなお・個性:ちょっぴりみえっぱり
    • カスミから譲り受けたポケモン。当初は言うことを聞かなかったが、グリーンとの特訓以降は聞くようになる。
    • ワタルとの最終決戦でオムスターへと進化し、ハクリューの「はかいこうせん」を「れいとうビーム」で対抗するという互角の強さを身につける。
    • 第3章で、エンジュシティの焼けた塔が火事になった時、ハイドロポンプで空中から消火した。
    • 普段の状態だと全体的にレベルが低いイエローの手持ちの中では一番レベルが高い。
〈イエローの手持ち〉
ラッちゃん(コラッタラッタ♂️)
ドドすけ (ドードードードリオ♂️)
オムすけ (オムナイト→オムスター♂️)
ゴロすけ (ゴローンゴローニャ♂️)
ピーすけ (キャタピートランセルバタフリー♂️)
チュチュ (ピカチュウ♀️)
(ピカ)

余談

ポケモンカード


  • 当然オムナイトと「マサキのパソコン」を送れば特別なオムスターがもらえたのだが、言うまでもなくオムナイトは通信進化しないし、カブトプスも入っていない。あるいはオムナイト及びカブトも最初はそういう設定があったのかもしれないが、正直謎である。(せっかくイラストも技も完成したのに実装するタイミングの無かったオムスターのカードを勿体無いからとそのキャンペーンに無理やりねじ込んできた、等の理由だろうか?)

関連イラスト

どうしてこうなったごちそう

すたないとNo.139 オムスター


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE

ポケモン一覧 いわタイプ みずタイプ


0138.オムナイト0139.オムスター→0140.カブト


化石ポケモン一覧


同複合タイプ


関連ポケモン等


その他


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