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オリビエ・レンハイム

おりびえれんはいむ

falcom(ファルコム)のゲーム「英雄伝説Ⅵ 空の軌跡」シリーズに登場するキャラクター。
目次 [非表示]

CV:子安武人

概要

『英雄伝説Ⅵ 空の軌跡』シリーズのパーティキャラクターの1人。何気にパーティキャラではヨシュア以外で一人称が「僕」という貴重なキャラ。

大体年下だと「君」、年上は「さん」付けしている。


自称【漂泊の詩人】金髪紫眼の垂れ目な青年。『FC』『SC』では白いコート、『the 3rd』『イースvs空の軌跡』は赤い礼服で髪も縛っている(『碧の軌跡』では両方の姿を見せている)。リュートを常に携帯している演奏家。ちなみに携帯しているリュート、SCで明らかになるが実はマシンガン内蔵の仕込み武器でもある。ピアノは誰もが感心するほどの腕前だが持ち運びの関係でリュートを愛用している。


突拍子も無い事を言って周囲は呆れる事は多いが、スルーされたり、シェラザードやミュラーのように無理やり黙らせたり、強制連行されている。

エレボニア帝国出身だが、上記の性格なので疑われる事もある。「お調子者」「放蕩」扱いされるが、洞察力は高く、ゲーム中に登場する大物達の目論見を見抜くほど。決めるときはしっかり決め、封鎖されていた廃村「ハーメル」の立ち入り許可を出すなど、根は真面目な性格。


しかし、お祭りゲーム『イースvs空の軌跡』特典ドラマCDでは、変人の部分ばかり強調されており、エステルは「知らない人とオリビエに近づくな」、ヨシュアには「知らない人より危ない」、ガッシュには「変態演奏家」扱いされた。美しいものなら男女不問という嗜好(実際、本編では同性であるヨシュアにやたらアタックしていた)なので、ガッシュの突込みはある意味仕方ない。因みにヨシュアは、このドラマCDで3度目の女装をする羽目になった。


琥珀の愛

オリビエが登場するときに絶対流れるBGM。後に『星の在り処』などを歌ったう~み氏に歌入りがアルバムに収録され、更に後にオリビエを演じる子安氏によるキャラクターソングが発売された。

『FC』でも『SC』でも披露したが、『碧の軌跡』でも披露している。周囲が一触即発の中でいきなり登場するというパターンなので周囲の人間は気分が白けて喧嘩を辞めて解散している。(通常版や碧の軌跡はリュートのBGMのみであるが空の軌跡Evolutionでは上記の子安氏バージョンを聴くことができる)

『FC』終盤ではピアノ伴奏を聞くことが可能、その腕を見込まれポースの高級レストランで専属ピアニストをしていたが閉店後に高級ワイン【グランシャリネ】をタダ飲みした事で店をクビになった。(さらには飲み逃げということで投獄されることになる)


シェラザードやアイナ(エステルの故郷、ロレントの遊撃士協会受付嬢)が、とんでもない酒豪と知らず、一緒に呑んでしまった事から、彼にとって強いトラウマとなった。

FCではシェラザードと一緒に呑んだため完全に潰れたが、「水を頭から被って、胃の中のものを全て出した」と言って復活している。

SCではある青年と一緒にアイナと飲み比べをしたが、惨敗。

the 3rdでは、彼が度々語っているアイナと同席したときの様子が少し書かれている。シェラザードは潰れたオリビエに酒をぶっ掛けた。

彼曰く「シェラ君は酒豪で顔は赤くなるからまだしも、アイナ君は赤くならない」らしい。SCをやったユーザー(上記のサブクエスト)なら分かるが、アイナは素面だった。







正体

Olivert (オリヴァル)

空の軌跡

『SC』終盤にてエレボニア帝国の皇帝ユーゲントⅢ世の第一皇子、「オリヴァルト・ライゼ・アルノール」その人だと判明したが、母親の身分が低い事から皇位継承とは縁遠く、あまり表ざたになっていなかった。(実はFCでリシャール元大佐のクーデターの一環としてクローゼの政略結婚の相手としてあてがわれていた)


シェラザードは「エレボニア関係の諜報員かと思っていた」と語るように、エステルも含めて彼の出自や存在に疑惑のまなざしを向けるキャラは少なくなかったが、これには誰もがビックリしていた。


『the 3rd』以降は自分の目的のためならどんな悪質な手段も(それこそ下手を打つと帝国の不利益になりかねないような手段であろうと)使うオズボーン宰相に「やり方が美しくないから」と対抗する姿勢を見せている。サブイベントで、その圧倒的な力量と先見の明をまざまざと見せつけたオズボーンへの意趣返しとして、彼の懐刀であるレクターをして『俺以上のバカ』と言わしめるほどのアッと驚く手口で宣戦布告をする。現在は【放蕩皇子】として社交界デビューして着実に力をつけている。


因みに『零の軌跡』『碧の軌跡』のヒロインであるエリィ・マクダエルは名乗る前から正体に勘付いていた。


閃の軌跡

閃の軌跡』では作中の舞台となっている学園の理事長として登場。同時に皇帝の長男坊であることも判明。

腹違いの双子の妹と弟がいるが、妹のアルフィンは結構頭の中が彼と似通っているため、あのスチャラカ思考は下手をすると皇族の血筋に由来している可能性も…。ちなみに前述のとおりやや複雑な立場のオリビエだが家族関係は良好。

立場が立場なので以前よりは理知的振舞っているがアルフィンにハリセンでドツキ倒されてるので、完全にはスチャラカな部分を隠し切れていない模様。とはいえ宰相への不信感からⅦ組を結成したりと水面下では様々な活動をしていた。

閃シリーズのオリビエは自国の皇子として振舞うためかスチャラカな言動や行動は控えめになっている。


閃の軌跡Ⅱ』ではカレイジャスを中心に第三勢力の旗印として行動をとる。リィンとの合流後、カレイジャスの運用をⅦ組に委ねて自身は『自由への風』を旗揚げして、西部の救援に尽力する。


閃の軌跡Ⅲ』ではオズボーン宰相に勢力を削がれ、やれることが無い中奮闘中、クロスベル自治州での実習の際には漂白の詩人・オリビエとして久方ぶりに戦闘キャラとして参戦する。

今作にてその詳しい出生が明らかになった。

元々は現皇帝であるユーゲントがトールズ士官学院の学生時代に同級生であった平民生徒のアリエル・レンハイムとの間に産まれた子である。ユーゲントは妻として迎え入れようとしたが平民という事から周囲から反対され彼女の故郷・アルスターで静かに暮らす事になる。

皇家の子として幼少期からミュラーをアルスターに寄越しており、彼とはこの頃からの付き合いである。

20年前のアルスター

(余談だがお忍びの際に使っているオリビエ・レンハイムは偽名ではなく幼少期の頃の名前であると思われ、ミュラーもプライベートでは「オリビエ」と呼んでいるのはそのためだと思われる。また、SCでルシオラによる幻影にかかった際に見た「少年時代の思い出」もこの頃の話だと思われる。)

しかし先代皇帝の病状が悪化した頃、狂気的な野心に取り付かれた貴族が雇った猟兵の襲撃で母を失った事により皇族・オリヴァルトとして生きるようになったという。こういった経緯から貴族に対しては不信感を抱いてた。

物語の終盤カレイジャスで援護に来た時、ある男が仕込んだ爆弾によりカレイジャスは爆散しその生涯を終える・・・・

























「さあ、蒼穹の煉獄で ダンスを踊るとしようか!」







ああ、ただいま

・・・・かと思われたが『閃の軌跡Ⅳ』中盤にて新たな翼カレイジャスⅡと共に華麗に復活。前作の爆撃により左目を失いながらも無事生還する。


自らの生存とカレイジャスⅡの存在の秘匿のためにシェラザードやミュラー達と共にしばらく身を隠していたが<光まとう翼>の実行のため再び表舞台に登場するようになる。


最終決戦前の夜にシェラザードにプロポーズをし、決戦後シェラザードと結婚を果たす。



創の軌跡

創の軌跡』では新婚旅行としてカレイジャスⅡで妻となったシェラザードと共に旅に出てから行方不明。

リィンを始めとする新旧Ⅶ組とマテウス・ヴァンダール率いるヴァンダール門下などが捜索に当たり、その後ノルド高原にて大戦再開を望む帝国軍部隊によって監禁されていたことが判明する。

本編では戦闘に参加するのはわずかではあるが、真・夢幻回廊にて久しぶりのレギュラー参戦を果たす。

かつて共に行動し目的を果たした特別な仲間であるためかリベール組とのやり取りは素のスチャラカ振りを見せている。


その他エピソードでは結婚を機に皇族としての務めをある程度果たしたら宮廷ではなく故郷アルスターや国外で過ごそうかと考えている模様。



黎の軌跡

本人は登場しないが、エルザイム公国の公太子シェリド・アスヴァールが彼を尊敬していると表明するほか、帝国人のフィーが共和国で活動できるようにシェリドを通じて計らう他、タイレル通信の取材でも革命記念祭の祝辞を送っており、国際的な影響力は健在。


EDではシェラザードと共にオレド自治州でシェリドと会見を行う。


人物像

幼馴染みで親友のミュラーからお調子者と毒づかれるように典型的な変態。とはいえ、ミュラーとは気心知れた仲で互いをよく理解し合っている。また、普段から周囲に「スチャラカ皇子」「スチャラカ演奏家」と毒づかれているように知らない人間がエレボニア帝国の皇子だと知れば、驚かされるほどに普段の皇族の威厳は皆無。


しかし、優れた視野に相応しい聡明さを併せ持つ逸材でもあり、リベールの仲間達は皇族ではなく演奏家のオリビエとして接しており、当人達の呼び方も同じ王家の人間であるクローゼを除けば、リベールの戦いから数年経った後も「オリビエ」で定着し、身分を超えた信頼関係を築いている。


特務支援課やⅦ組も彼の奔放ぶりには振り回されているが、皇族の地位を活かしたバックアップやその頭脳と人柄から絶大な信頼を得ており、確かなカリスマ性も併せ持つ。


対人関係

リベール組――――リベール旅行の際に出会った遊撃士を筆頭にした仲間。情報部のクーデター、『輝く環』、『影の国』などいくつもの修羅場を共に切り抜けた。彼らとは演奏家のオリビエとして、個人的な交流も続いている。

リベール人だけでも王族や遊撃士、一般市民の子供、更に共和国人や帝国人の自分とミュラー、アルテリア法国という多岐にわたる出身者の出会いがオリビエに大きな影響を与え、理事長を務めている士官学院で設立される特科クラスの基盤になった。


ミュラー・ヴァンダール――――護衛役。ただし、オリビエにとっては二十年近く共に過ごした幼馴染みで親友。ミュラーも未だにプライベートでは皇族ではなく、幼馴染みのオリビエとして接している。普段から漫才のようなやりとりをしており、仲間内ではある種の名物でお約束。


シェラザード・ハーヴェイ――――リベールの仲間。酒を飲み交わして、潰されたのはある種のトラウマとなっている。しかし、共に戦う内に惹かれあっていき『閃3』では恋仲になっており、『閃4』でプロポーズまで進展する。リベールの仲間だけでなく結社にいる二人の因縁のある相手からも祝福され、無事に結ばれた。


ブルブラン――――結社の執行者。互いの信じる美をかけて争う好敵手。傍から見れば緊張感のないライバル関係だが、互いの信じる美をある程度認め合ってもいる。


エステル・ブライトヨシュア・ブライトクローゼ・リンツ――――リベールの仲間。エステルをリーダーとしており、ヨシュアは出会った当初から『黒髪の王子様』と称して大変お気に入り。リベールの王女であるクローゼは政略結婚の相手であり、互いの身分を知ってからはそれぞれの立場で大陸の行く末を案じる良き信頼関係を築き、クローゼもオリビエとして信頼している。


ギリアス・オズボーンルーファス・アルバレア――――母を殺した貴族を嫌っているオリビエにとっては、貴族以上に恐ろしい敵である鉄血宰相と、その子供達の筆頭。オズボーンからはある目的を成した後の帝国を復興させてくれる好敵手としてある種の信頼と敬意を抱かれている。また、ルーファスは互いに優れた資質を持ち、貴族の闇に翻弄された人生を歩んだ共通点もある。しかし、決定的な違いとしてオリビエは優れた才能を持ちながらもミュラーやエステルを始め、仲間に頼るのを是としている。逆にルーファスは優れすぎているが故に他者に頼ろうとしない。




特務支援課――――『エステル方面のコネ』として、クローゼと共に非公式の会談(本人達曰く共通の知人を持つ者同士のおしゃべり)を設けて、通商会議でうごめく思惑を伝える。以後、クロスベルの併合後も彼らを気にかけ、信頼されている。


トールズⅦ組――――トールズの後輩達。リベールでの経験以前から模索していた『第三の道』を見出すべく、発足した特科クラス。文字通り貴族や平民、留学生、併合された国の出身者を問わず様々な価値観や人生が混じり合った彼らは帝国において、その名を知らしめる。


シェリド・アスヴァール――――エルザイム公国の公太子。一度会っており、その時にオリビエが唱えた国際協調や『光まとう翼』としての活躍に感銘を受け、強く慕われている。帝国人であるフィーがサルバッドで自由に動けるのは、彼女が遊撃士であるほかにオリビエとの縁が深く関係している。演奏のスキルは互いにプロレベルで、そちら方面でも気が合う模様。

アルマータの事件が解決したのちに、オレド自治州で会談を行う。


セドリック・ライゼ・アルノールアルフィン・ライゼ・アルノール――――腹違いの弟妹。が、仲は良好でオリビエはセドリックに未来を託そうとしていたが、皮肉なことにそれがセドリックの暴走の要因の一つにもなってしまう。


アリエル・レンハイム――――実の母親。平民出身でユーゲント三世とはトールズ時代の同期生。彼女のリゾットはアルスターの町の伝統メニューになっている。オリビエ曰く『贅沢を嫌い、愛に溢れた』母であり、ミュラーからも慕われていた。


サンディ――――トールズ第Ⅱ分校の生徒。オリビエの母方の従妹で、ヨルムンガンド戦役の時期にお互いの血縁関係を知る。


ゼクス・ヴァンダール――武術と兵法の師に当たり、『先生』と慕っている。甥のミュラー同様に振り回されているが、恩師としてオリビエの成長を見守り、導力停止現象とそれに伴うオズボーンの陰謀にミュラーとオリビエが反発して以来、水面下でオリビエに協力する。


英雄達の橋渡しと『第三の道』

彼自身もリベールの事件を解決した英雄の一人ではある。だが、同時に彼は後に現れる英雄達の橋渡しを担っている。

クロスベル自治州ではエステル達を通じて特務支援課と出会い、帝国本土では身分に囚われないⅦ組を設立し、彼らはいずれもエステル達と同じく大陸全土を揺るがす事件を解決に導いている。そして、それらはいずれもオリビエの模索する『第三の道』に繋がり、大陸全土に及ぶ戦争を止める同志にもなっている。


オリビエ自身も普段のスチャラカぶりで彼らを悩ませながらも、その優れた知略や見識、大陸の未来を見据える信念から絶大な信頼を得ており、エステル・ブライトがリベールの、ロイド・バニングスがクロスベルの、リィン・シュバルツァーが帝国の、そしてルーファス・アルバレアが英雄達の影のリーダーにして重心であるのならば、オリビエは彼らを支える基盤にして彼らが歩む道の先導者と言える。


また、これまでの活躍が功を成して帝国の長年の対立国であったカルバード共和国を初め、各国の政界人からも絶大な知名度を獲得し、大戦の終結後も大きな影響力を及ぼす。


共和国のロックスミス大統領、レミフェリアのアルバート大公からは『世を変えるのは若者に馬鹿者、よそ者』=『枠組みに囚われぬ存在』という全ての条件を兼ね備えた稀有な人物として、カシウスやアリシア女王は勿論、敵対者のオズボーンからもある種の信頼と敬意をよせられていた。


バトルスタイル

空の軌跡の絵

登場作品において武器は導力銃。普段持つ楽器に導力銃を隠しているのは「SC」及び「創」で判明する。皇族なので「古のアルノールの血」に連なる魔力を宿しており、魔法攻撃力・防御力はトップクラスの一人である。


『空』でのクローゼ、レン、『零』『碧』のティオ、『閃』のエマ、妹のアルフィンヴィータミュゼと同じくアーツ・魔法特化のキャラクター同様オーブメントは一直線タイプ。この手のタイプのキャラクターの例に漏れず、物理防御力が低いため、後衛で導力銃とアーツを用いるのがオリビエの基本的な立ち回りとなる。


クラフトは主に駆動解除、範囲攻撃、回復技となっており、『閃Ⅲ』以後はSクラフト「アカシックスター」が使える。


『空』での固定属性は「幻」だが、属性制限のスロットは1つのみで、強いアーツは沢山使える(ただしレンは無属性)。そのため、ヒーリング特化のクローゼと違い、編成次第で攻撃も補助も出来る。『閃Ⅲ』以後はアークスにオーブメントを変更し、固定属性スロットは「幻」×2、「空」×1となっており、自由にクォーツを装備できる『創』では幻・空の属性を生かしてクォーツを装備していくことになる。




関連タグ

空の軌跡 零の軌跡 碧の軌跡 閃の軌跡 創の軌跡

エレボニア帝国

リベール組 シェラザード・ハーヴェイ ミュラー・ヴァンダール

エステル・ブライト ヨシュア・ブライト クローゼ・リンツ

ブルブラン セドリック・ライゼ・アルノール アルフィン・ライゼ・アルノール

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