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杉浦志保(すぎうらしほ)の漫画作品、『氷の魔物の物語』に出てくる架空の人物。



西を統べていた魔物で、『西の黒蜘蛛』『黒皇』『黒區』などさまざまな異名があり、名前を呼ぶことすら恐れられている六本腕を持つ魔物。ネイは自分達普通の魔物とも異質なものだと受け取れる発言をしている。言葉や意志に毒があり、その存在自体が闇だと言われている。

ブラッドが生まれて最初に見たのがカウゼルの姿だった。ブラッドは西を離れる際、カウゼルの右腕を切り落としている。ブラッドは、カウゼルはその時死んだものと思っていたようだが、彼は魔物の本能だけで蘇り西の魔物の肉を食らいつくし、再生した。「闇の意志の集合体」とも称されている。いっそ純粋で無邪気なほどに、闇を望む。

腕を他人に仕込んで、操ることができる(ブラッドに右腕を切り落とされる以前にも同様の能力があったかは不明)六十年前の魔物狩りで南の洞窟に封印されたが、その当時既に彼の肉体はただの器(入れ物)にすぎず、精神体となり、寺院の大僧正であるエイギの体に潜んでいた。

願いを叶える『涙の宝石』の力を持つイシュカを狙う。そして、ネイに負けず劣らず自らが『返り血』と名付けたブラッドに執着している。




関連URL


氷の魔物の物語

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杉浦志保

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