カスピカイアザラシ

かすぴかいあざらし

哺乳綱食肉目（若しくは鰭脚目）アザラシ科に属するアザラシの一種。

概要

体長は1.4m～1.5m、体重は約86kg。

食べ物は様々な淡水魚や小型の甲殻類等。

カスピ海とそこに注ぐ河川に生息。

体毛は灰色がかった黄色から黒灰色で、腹部は淡色を呈し、雄のほうが雌よりも濃い。全身に茶色から黒色の斑があるが、ゴマフアザラシやワモンアザラシと比べ不明瞭で数が少く、稀に斑を欠く者もいる。出生仔の毛色は白色で生後約3週間で換毛する。体は太く短い紡錘形で、頭部は小さく丸みを帯び、頸部は短く太い。鼻口部は幅があり、眼が大きく目立つ。鼻孔は小さく吻端にありV字状である。耳介はなく、耳孔は眼の後方やや下側に位置し比較的大きい。前肢は短く指間に蹼があり，後肢は鰭状で、四肢には毛が密生する。尾は短い。門歯は上顎6本、下顎4本、犬歯は上顎と下顎に2本ずつ、頬歯は上顎12本、下顎10本である。交尾は2月下旬から3月中旬に行われ、氷上で1月下旬から2月上旬に出産する。

関連動画

関連項目

アザラシ　ゴマフアザラシ　ワモンアザラシ

バイカルアザラシ