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CV:冬馬由美(SS版) / Lynn(リボーン)


※本編に関する重大なネタバレあり。












概要

ゲーム『タクティクスオウガ』のヒロイン。弟にデニム、父にプランシーを持つ。

父から手ほどきを受けた神聖魔法を行使し、ゲーム中盤までは回復役のNPCとして活躍する。


ドS薄幸強度のブラコン、おまけに王女という複数の設定がブチ込まれているためか、

一見して実に個性的に見える性格の持ち主に見えるように仕立ててあり、物語のキーパーソンとして揺るぎない存在感を発揮する。

ゲームをプレイすれば彼女のエキセントリックな言動を存分に堪能することができるだろう。

トラウマ的な面倒くささでその名を広く知られている。


デニムへの執着・(とんでもねえ)ブラコン

母親は幼少の頃死別、父親が拉致され殺された(と思っていた)為に、残る家族は弟のデニムだけ。

そうだとしても、彼女はあまりにも行き過ぎた重度のブラコンである。

 

弟を安全にする為に嘘を吐きおべっかを使うなんてのは朝飯前(僧侶なのに)

弟の敵とみなせばプレイヤーでもドン引きするような辛辣な口撃を敢行(僧侶なのに)

挙げ句の果てには弟が決めた事だというだけで虐殺にも加担(僧侶なのに)


これは、彼女が小さい時に、父と誰か(おそらく伯父のブランタ)が自身の出生について話しているのを聞いてしまったからである。

自身らが捨て子であったという事を知った彼女は、血を分けた唯一の肉親である弟に、深く依存していった。

ただし、神話や昨今の創作などにありがちな、異性として意識している類のブラコンではない。


カチュアの本名

実は、「姉弟が捨て子だった」というのは、カチュアの勘違い。

拾われたのはカチュア一人。弟のデニムはプランシーの実子である。


カチュアの本当の名はベルサリア・オヴェリス

彼女は亡きドルガルア王の忘れ形見であるのだが、正妻との間の子ではなく

侍女との関係で産まれた子であるが故、その事実を知る者はごく少数の人物に限られていた。

当のドルガルア王も娘の存在を知ることなく没している。

ドルガルア王の後継者であるカチュアの存在が秘匿された事により、王の死後、いったんは

統一されていたヴァレリア島では後継者不在により内乱が勃発し、ゲーム冒頭の状況へと繋がっていく。

 

この事実を知った事により、唯一の心の支えだったはずのデニムは赤の他人であり、自身が天涯孤独だったという事にも気付いてしまう。

そして、自分を庇護してくれた暗黒騎士団に身を寄せ、ダークプリーストとして行軍に参加。

ここから更なる彼女の凶行が始まる。


カチュアの説得、そして自軍入り

カチュアを仲間にするイベントはなかなか手が込んでおり、かなり前のイベントでカチュアを討つ覚悟があるか問われた際にどう返答したかで正解が変わってくるのだが、説得イベントの会話と選択肢自体は返答に関わらず全く同じであり、どちらの選択肢もニュアンスはほとんど変わらない。

おかげで初見プレイヤーだけでなく、友人等から半端に攻略情報を聞きかじった者、本筋に関わらないサブイベントに注力して細かい内容を忘れてしまった者がうっかり外れを引いてしまい説得に失敗するのはよくある光景。

そして選択肢を間違え、デニムを信じられなくなったカチュアは持っていた短刀で自殺してしまう…。


無事にカチュアを説得できると固有クラス「プリンセス」で仲間になる。

プリンセスは味方で唯一全ての魔法を使用可能、かつ魔法系だけでなく物理系のステータスの伸びも悪くない万能キャラ…と言いたいところなのだが、実際のところ能力が妙に低く魔法支援はともかく肉弾戦はとてもこなせない。

というのも、データ内ではステータスの成長値こそ高いものの初期値が全てマイナスに設定されており、他キャラよりも一回りいや二回りほど弱くなってしまっている。

他の固有クラスにも初期値マイナスはあるのだが、それらは他のクラスからチェンジする前提の使われないデータなので問題となっていなかったが、カチュアはチェンジする前のクラスが存在しない(1章ゲスト時とは別キャラ扱い)ので本当にマイナスからスタートしてしまっているのだ。

全ての魔法を使用可能という一見魅力的な能力も、彼女でなければ使えない魔法は存在せず他キャラで役割分担すれば済む話であり、そもそも一度に装備できる魔法は3つまでという制約を考えると案外持て余す。

カチュア説得に失敗した場合、デニムが固有クラス「ロード」にチェンジし、こちらは真っ当に優秀なので実利を考えると仲間にする意味はそれほど高くなかったりする。

しかし主人公デニムはロードに縛られず自由に使いたいという意見も強く、役割分担を考えずに魔法を使える便利さもやはり捨てがたい。


何よりカチュアの生存がハッピーエンドの絶対条件なので、普通のプレイなら仲間にした方が良い。

説得が面倒くさく、自殺する様がある意味彼女のキャラクター性を高めているので、屈折したプレイヤーは敢えて失敗したりもするようだが…。


エンディング

上記の通り、カチュアを生存させてクリアするとヴァレリアの新たな女王となり永きの平和をもたらすハッピーエンドとなる。

というかハッピーエンドの条件はカチュアの生存のみ。他のメンバーは生存次第で若干エンディングの内容が変わってくるが、全体の流れは同じ。


カチュアが死亡(説得失敗でも、仲間にした後のバトルで死亡させても同じ)した状態でクリアするとバッドエンドとなる。

内容は、デニムが代わりに王の座に就くものの、それに反発する者によって暗殺されるという典型的なもの。

ただ、ここで隠しパラメータのカオスフレーム(民衆からの支持率)を上げておくと暗殺されずに済むものの、ローディスから大軍を差し向けられる情報がゼノビアに届くというビターエンドになる(その際の報告は前作の登場人物だったギルバルド・オブライエンが行うので「ギルバルドエンド」という通称がある)。


カチュアがいるかいないかでヴァレリアの運命は大きく変わるわけだが、繰り返すがハッピーエンドの条件はカチュアの生存のみであり、カオスフレームは関係ない。

さらに言えば、カチュアが指導者として優れている素質を感じさせる場面はほとんど無い。

一応仲間になった後では何度かそれらしい様を見せているが、周りの人間のサポートありきのものであり、彼女本来の性格とはかなり異なっている。

そこから読み解くと、ヴァレリアの王はドルガルアの血筋であればとりあえず民衆は納得するし、またローディスもそれで争いが収まれば小国に介入する理由は無くなるというドライな関係性が見えてくる。

しかしローディスはドルガルア王と関係ないデニムが民衆の支持を得て新たな覇王となる…つまりこじれにこじれた民族紛争を自らの力で終結させた傑物を無視することはできないので、ギルバルドエンドに繋がるのである。


小ネタ

  • 1章から2章のゲスト時にアイテム「祝福の聖石」を装備した状態でHPが0になると特別な台詞を見ることができる。装備させていなくとも死亡せず戦線離脱するだけなので持たせる意味はほとんど無いが…。
  • バーニシア城城内戦の勝利条件は「敵リーダー(ランスロット・タルタロス)を倒せ!」 だが、ルートによってはカチュアが敵として参戦してくる。彼女のHPを0にすることでランスロット・タルタロスを倒さずにクリアすることが可能だが、当然その場合は仲間にすることができなくなる。

関連タグ

ブラコン ヤンデレ

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