ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

※他の意味については「」の記事を参照。


🦀概要

軟甲綱・十脚目短尾下目に属する甲殻類の総称。漢字表記は「」。

箱形にまとまった体に5対の歩脚があり、そのうち後4対は歩行用で、前端の1対は大きなハサミになっている。

エビとは分類学上非常に近い仲間(十脚目)だが、触角はごく短く、「短尾下目」の示す通り腹部は著しく退化し(カニの「ふんどし」)、長身な海老とはシルエットが大きく異なる。

一部の種類を除き、大多数の種類が食用にされる。


因みに東日本のカニ料理店で賞味できるタラバガニハナサキガニヤシガニは、外見がカニに似ているが実はヤドカリの仲間である。


また、一部の種の甲羅部分は人面のように見え、特に平家蟹平家の怨念と結びつき妖怪視されることもあるほか、実は動物系妖怪としても狐・狸・ヒキガエルと同列ぐらいのメジャーっぷりを誇る。


横歩きすることで有名で、それしかできないイメージがあるが、アサヒガニは主に前歩きをし、クモガニは後ずさりもする。

ガザミモクズガニなと水中を泳ぐカニも存在する。


序に、スベスベマンジュウガニという蟹は名前に饅頭などと付くが、有毒種であるので要注意。


余談になるが日本の現実におけるカニの品種は全て「ガニ」と付くものしかおらず、カタカナで「カニ」と書く例は俗称以外では使用されない。


🦀関連イラスト

花蟹かに

かにかに




🦀主な種類

(生息別)

淡水域 サワガニ モクズガニ ヤマガニ

川辺や海岸近く アカテガニ ベンケイガニ

砂浜や干潟 スナガニ オサガニ コメツキガニ シオマネキ アシハラガニ

陸地 オカガニ

岩礁海岸 イソガニ イワガニ オウギガニ ケブカガニ ショウジンガニ ダンジネスクラブ

貝類等の体内 ピンノ

浅い海の砂泥底 マメコブシガニ キンセンガニ ガザミ(ワタリガニ) アサヒガニ ヘイケガニ ケガニ カイカムリ

浅い海の岩場 イシガニ ベニツケガニ ニシノシマホウキガニ オウギガニ スベスベマンジュウガニ カラッパ クモガニ

サンゴ礁 サンゴガニ キンチャクガニ

深海 ズワイガニ タカアシガニ ユノハナガニ タスマニアオオガニ マツバガニ


🦀サブカルにて

蟹座の神話に基づいてか基本的に不遇なザコのモチーフにされる事が多い。

代表的なのは『聖闘士星矢』の蟹座連中や『ベイブレード』の渡蟹哲也(復讐心をこじらせた小悪党)だろうか。詳しくは星座カースト制度などの関連記事を参照のこと。

またギャグアニメで敵役がカニ型メカを繰り出してきた場合、硬い装甲を持つ上、強力な切れ味を誇るハサミや特殊効果を持つ泡攻撃で苦戦させられるが、横にしか歩けない設計のため、操作ミスで敗れるのがお約束である。

脚の形状からジャンケンに弱いというギャグも定番である。(裏をかくというギャグもある。)


とは言え、探してみれば『ビーストウォーズ』のランページや『テラフォーマーズ』のシルヴェスター・アシモフなど、強いカニも居る。


特撮作品ではその硬質かつトゲやハサミといった押し出しの効いた外観から重宝され、そこそこ優遇される傾向にあり、『仮面ライダー』第1作でショッカー終了とゲルショッカー台頭を担ったガニコウモルや『V3』にて幹部が変身したカニレーザー、『BLACK』が新ライダーキックを編み出さなければ倒せなかったカニ怪人がいる他、『仮面ライダー555』と『仮面ライダーアマゾンズ』では物語のターニングポイントに登場と印象的な場面に出演することも多い。

また幹部怪人になった出世頭2名ほどいる。両名とも固い甲羅と鋏を活かしたパワーファイターである。

とは言え、汚職刑事である上に使役する怪人に喰われて死んだり、リメイク版で「卑怯もラッキョウも大好物だぜ!」という迷言を残したりした仮面ライダーシザースなど従来の小物で描かれたキャラもいる。また、上述の幹部怪人になった約2名も終盤までは生き残れずサブライダーとの死闘の末に脱落している。


戦隊シリーズでも怪人第1号として登場した上に物語の因縁を作ったカニシンカや、新型怪人の素体としてカニギンが選ばれ、合体後のカニアリギンはロボを追い詰めた実績がある他、劇場版の敵として相応しい猛攻撃を加えたカニカンスもいる。


🦀カニをモチーフにしたキャラクター

スーパー戦隊シリーズ

昭和戦隊

平成戦隊


仮面ライダーシリーズ

昭和ライダー

平成一期

平成二期

令和ライダー

漫画・リブート


ウルトラシリーズ

昭和ウルトラマン

平成ウルトラマン


メタルヒーローシリーズ


その他特撮


漫画


文学


ライトノベル


ゲーム


アニメ


神話・伝承


玩具


その他


比喩表現的な意味のその他

  • かに星雲
  • 朧(艦隊これくしょん)…常に蟹と一緒
  • 不動遊星…髪型が蟹に見えると評判。
  • 三島由紀夫…蟹嫌いで「蟹」の字を見るのも嫌いと公言していたが、肉は直に見なければ食べられるとも述べていた。
  • 石川啄木…『一握の砂』参照
  • 蟹江きぬ…苗字に「蟹」の字があることと、髪型のクセと本数の多いおさげがそれっぽく見えるため、ついたあだ名が「カニ」。
  • 可児那由多…通称「カニ公」。本人はカニとはあまり関係ないが、中の人がイカ娘をやっていた関係で「カニちゃん」と言われることも。ちなみにスマホの待ち受け画像はカニである。
  • 宮内れんげ…「うち、カニが好きなん」


🦀関連タグ

節足動物 甲殻類 海洋生物

ハサミ かにかま 蟹味噌

蟹になりたい

RealTek 蒼井硝子

蟹光線

タラバガニ ザリガニ ヤシガニ カブトガニ エビ

かに道楽

蟹静葉 pixiv蟹

蟹娘/カニ娘/カニ女

別表記

かに  クラブ キャンサー ブラキュウラ

蟹の形…『聲の形』の誤表記

関連記事

親記事

十脚目 じゅうきゃくもく

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 5540285

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました