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カブキノイド

かぶきのいど

「機動刑事ジバン」第30話『美少年小太郎一座』に登場した怪人。モチーフは歌舞伎役者。
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登場作品

登場作品『機動刑事ジバン』30話「美少年小太郎一座の怪人」

プロフィール

犯罪組織バイオロンの怪人たち・・・バイオノイドの第29号目に当たるバイオノイド
 歌舞伎の演者をモチーフにした怪物で、比較的渋めで地味なバイオノイド軍団の中でも目立つデザインとなっている。
歌舞伎調の言葉でしゃべる。
何か事あるごとに見得を切る。逃亡する際にも「おぼえておぉれぇ」と見得きりを忘れない。
何かあるごとに、拍子木と鼓を打つ音が流れてくる。実に歌舞伎者らしいバイオノイド。

登場演出も非常に派手。
初登場時は、歌舞伎の三色幕が上がり、乱れ飛ぶ花吹雪の中、掛け声とともに花道をたたらを切りながら登場。さらに「絶景かな!絶景かな!」と見得きりも忘れなかった。
あるいは、「しばらくっ!しばらぁーく」と、暗闇の中からスポットを照らしだされたように登場。
あるいは、屋根を突き破って登場。ジバンとともに屋根の上駆け上がって剣戟。などと、エントリーが派手。
 
歌舞伎が本来異形を示すのなら、それにふさわしいバイオノイドとなっている。
もちろん、日本舞踊の腕も確かで、人間体時には、女形の小太郎とともに舞台にあがり、舞の相手方をつとめた。
 また、身軽で、ジバンを抱えたまま屋根に飛び上がったり、たたらを踏むように連続ジャンプして上空からジバンを襲ったり、トンボを切ったりもできる。
 また、2012年のニコニコ動画のコメントにて、最弱怪人候補のタグもつけられている。
必殺技の花吹雪爆弾、さす股による歌舞伎の蜘蛛の糸からめと電撃攻めも、派手なだけでジバンに対してダメージを与えられなかったのが原因か。

 声は依田英助 人間態は梅若鈴友

目的

月の光を浴びると、変身して人を襲う怪物人間を作る怪物細胞。これを体内で増やし、怪物人間を作り、増殖させるのが目的。
 何故歌舞伎が怪人モチーフになったのかはいまだに謎(笑)
 ただ、冒頭で怪物細胞が舞踊家 竜千之丞にわたってしまい、執拗に彼らを追い続けた。

怪物人間

 被害者にゲル状の怪物細胞が付着。月光を浴びることにより、歌舞伎の隈取のようなものが顔面に現れ、次第に手も足も獣化していく。怪力とつめで、人間に襲いかかる。
 獣化したときは、人間であるときの理性・記憶が飛ぶらしく、自分を救いに来たジバンにも襲いかかった。
 特筆すべきは、舞台に上がったハリボテの月にさえも反応して変身する。2012年のニコニコ動画の放映でも、多くのつっこみを受けた。
 さらには、怪物細胞の被害者役に、バトルフィーバーで鉄山将軍を演じた東千代之介があたり、特撮ファンの間でちょっとしたネタになった。

台詞

自分のことを「それがし」と呼称する。
そして、「こらまたぁ、いかぁにぃぃ」「いぃずこにありぃや」など、もともとが歌舞伎口調でしゃべるバイオノイドだが、歌舞伎にちなんだ台詞も多くしゃべる。

「絶景かな絶景かな! 」
カブキノイドの口癖らしく、初登場時に見栄を切りながら叫んだ。
また、花吹雪爆弾攻撃ヒット時にも、桜吹雪とジバンから飛び散る火花を評して、こう言った。
「合点! 承知のすけ! 
了解の意味。これも見栄を切りながら行う。
「しばらく! しばらーく! 」
怪物化した千之丞ともみ合うジバンに対して言った。
「石川や、浜の真砂は尽きるとも、世にバイオロンの種はつきまじ! 」
竜千之丞らしき男を追い詰めたときに言った。

もちろん、シチュエーションにあわせて普通に喋ることもできるが、一部の視聴者に驚きをもって迎えられた。

武器

大キセル
カブキノイドが手を構えると、任意に出てくる大キセル。
マシンガンにもなっており、ジバンを銃撃した。また、打撃武器にもなっており、反撃のすきも与えず、流れるような動きで連撃をかけた。
 また、キセルはさすまたにも変化。必殺技花吹雪爆弾で大ダメージを受けたジバンの首をこれで締め上げ、さらなる猛攻をくわえた。

面分離
カブキノイドの顔は、実は仮面となっており、分離して敵に襲いかかる。
実際にヒットした描写はないが、そのインパクトは抜群
仮面を外した素顔は、蛾をモチーフとした、いかにもバイオ怪物っぽい顔。

仮面剣
ひげのような部分と仮面を空に放り投げると、これが剣に変化。
ついに、サスマタまで失ってしまったカブキノイドが、奥の手として出した。
剣のウデも確かで、ジバンにも善戦した。


蜘蛛の糸
歌舞伎の蜘蛛の糸を放ち、敵をがんじがらめにする。
初期設定では、手のひらから出されるものらしかったが、実際にはさすまたから出てくるような演出になった。

必殺技

花吹雪爆弾
カブキノイドがキセルを上空に差し上げると、無数の桜吹雪が発生。
桜吹雪に幻惑されたジバンに着弾。連続で大爆発を起こす。

蜘蛛の糸絡め
さすまたで締め上げたジバンに、放出される蜘蛛の糸で相手の動きを封じた上、さらにまとわりつくような電撃攻撃を放つ猛攻。

「蜘蛛の糸絡め」というのは、便宜上つけた技名で、特に劇中で呼称はされてない。

幻覚ジャンプ攻撃
いつもたたらを踏んでいるカブキノイド。跳躍力もものすごく、最後はジャンプしてジバンに襲いかかった。
かっぽん! かっぽん! という歌舞伎の合いの手なような音とともに、瞬間移動的にあちこちにテレポートシャンプ。相手を幻惑する。
しかし、ジバンには一発で見破られた。

弱さ・・・マンモス怪人との比較

カブキノイドを語る上で、よく槍玉に挙げられるのが、その弱さ。
事実、ニコ動画などで最弱怪人を示すマンモス怪人」と並んで弱いと評される。
その理由

 作戦のお粗末さ

マンモス怪人の弱さを印象付ける要因の一つが、作戦があまりにもザルだったことがあげられる。
 同様にカブキノイドも、「怪物細胞を体内で増殖させ、それをばら撒き、人間を怪物に変えてしまおう」という目的で作られたが、最初から怪物細胞が奪われてしまい、その役目を劇中で果たされることなくやられてしまった。
 この辺は、マンモス怪人と同様、どじな上司であるマーシャ・カーシャをうらむしかない。
 また、怪物細胞の効果も、本物の月ではなく、張りぼての月に反応して怪物人間に変貌させてしまう。
 この冗談のような要因が、カブキノイドを弱く見せていると考えられる。

 もともとがギャグよりのスタンス

歌舞伎の元の意味は「傾く」・・・つまり、常識外のセンスをするということがある。
カブキノイドも、よく言えば派手、悪く言えば「変」なバイオノイドである。
 歌舞伎口調で喋る。(視聴者にも、普通に喋れるのか? とびっくりされていた。)
 登場時に、三色の幕が上がり、舞い踊る桜吹雪の中、花道の中、たたらを踏んで威勢のいい掛け声とともに登場する。
 いちいち見得を切る。
 踊りの相手方に変化して、舞台の上で堂々と踊る。しかも無駄にうまい。
 また、屋根をぶち破って登場する無駄にかっこいいやり方で登場したし、カブキノイド専用の登場、名乗りシーンまであるのに・・・。
 など、非常に個性的な性格を持っている。これはじつに、ギャグ怪人としての顔であり、そして、ギャグ怪人はふざけている、ゆえに弱いと、レッテルを貼られやすい。
 そもそも、カブキノイドの任務は、怪物細胞を増殖すること・・・培養槽がわりの怪人に、どうして歌舞伎という関係のないモチーフを使うのか? というツッコミも多数。
 これに対しては、「カブキノイドは怪物細胞の散布まで目的に入れたバイオノイド。だから、劇場という人が集まるところへ、役者として堂々と舞台上から、怪物細胞を散布できる。その効率を考えた。」と後付の理屈が推測できるが、それにしても珍妙な作戦であることは否めない。

 派手なだけで弱い必殺技。

カブキノイドの技は、「歌舞伎」にふさわしく派手なものばかりだ。
たとえば、仮面を飛ばして、ジバンに襲い掛かったが、パンチ一発で返されてしまう。
必殺技の花吹雪爆弾は、画面を覆いつくさんばかりに乱れ飛ぶ桜吹雪の中、ジバンに小爆発が連続して起こるさまを、スローモーションで再生する。
 反撃を許さないまま、キセルをさすまたに変え、蜘蛛の糸のような粘着物質を絡めていきつつ、捕縛光線を流す。
 そして、それがやぶれると、仮面剣、と実に多彩な技で襲い掛かったし、屋根の上にジバンもろとも飛び上がって闘うのも、大きな見せ場だ。
 等の画面映えする演出にもかかわらず、ジバンはあっけなくそれを破ってしまった。
しかも、絡み付いている粘着物質まで、次のこまでは消えてしまう始末。
 また、最後の、テレポートしながら襲い掛かる幻覚? 攻撃も、一発でジバンに見抜かれ、防がれてしまう。
 このように、派手で多彩だけど、それに反比例して効かない技が、カブキノイドの弱さに拍車をかけている。 


ビジュアル映えするが、それに比例して弱さが目立つ。

マンモス怪人は、ビジュアル的にも強いことが予想されるが、数々の不運な要因(演出)によって弱いというレッテルを張られた。
 カブキノイドも、ニコ二コ動画など、ネット上で「かっこいい」と、デザインの優秀さをほめる声もある。
 歌舞伎の本来の意味を示す「異形さ」と、裃、連獅子、暫など、さまざまな歌舞伎要素を詰め込んだデザインは、破綻することもなく、重量感あふれているがスマートにまとまっていると思う。
 しかし、そのかっこよさが、かえって以下にいう「カブキノイド」の「弱さ」を引き立てて、より、「弱さ」が目立つ結果になってしまっていると思われる。

書籍での取り扱い。

という具合に、「へんてこ」なバイオノイドではあるが、他のバイオノイドの強烈さに紛れて、いまいち目立たない。
加えて「歌舞伎」というモチーフの子どもへのわかりにくさ。
だから、幼年誌での紹介も、
「自分の体の中で、怪物細胞をふやすことができる。」と、モチーフの「歌舞伎」には触れてないキャプションが多い。
講談社のテレビ絵本『たいけつ!バイオノイド図鑑』では、「おしばいが好きで、にんげんにばけて、おどりをおどる。」という、おもしろ系のレッテルが貼られている。
という具合に、紹介されることがまれな怪物。出てきたとしても、やられ役の雑魚バイオノイドとして描かれている(実際そうなのだが。)
また、『たのしい幼稚園』では、ドクターギバの「ジバンを倒せる強力な怪物」として、ゾウノイド、ダブルノイドとともに集められている。
タブルノイドの首絞め攻撃、ゾウノイドの突進攻撃。そして止めに「それがしは、はなふぶきばくだんでござる。」「うわぁー! 」
実際に花吹雪爆弾のシーンも再現してある。セリフ回しも雰囲気が出ている。
スタッフの琴線に、カブキノイドが触れたのだろうか?

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