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カルロス黒崎

かるろすくろさき

カルロス黒崎とは『ウルトラマンX』劇場版『きたぞ!われらのウルトラマン』のゲストキャラクター。
目次 [非表示]

演:マイケル富岡


概要


自称トレジャーハンターのwebTVタレントにして、インターネットTV放送会社『カルロスコミュニケーションズ』の経営者兼、その放送局『カルロスタワー』のオーナーである大富豪。


『カルロス黒崎のワールド・ミステリーQ』という看板番組を持っているが、作中の描写からして視聴率はお世辞にも良くはない模様。


常にテンションが高く、ナルシストな性格で、ロマンや冒険、そして女性をこよなく愛する洒落者なプレイボーイだが、その反面、自分のせいで怪獣が迫ってきている事を知らせたアスナに対して「(怪獣を)とっととやっつけてください」と他人事の様に言い放つ無責任な一面に加え、財宝などの珍品を前にすると欲を抑えられず、周囲からの意見や忠告を聞き入ろうとせずに自分の目的のために後先顧みずに突き進んでしまう悪癖があり、その為、劇中では自分勝手だったり空気の読めない言動が多い。

ちなみに、トレジャーハンターを名乗るわりにはあまり体力は高くないのか、劇中では倒れた鉄柱を持ち上げようとしてぎっくり腰になってしまっている


低迷する自らの番組の視聴率を上げる為の話題作りの為に、自社で買い取った秋田県の芭羅慈遺跡を訪れるが、その場に居合わせた考古学者の玉城ツカサからの伝承に基づく忠告を聞かず、そこで発見した碧石を財宝として持ち去った事で、封印されていた閻魔獣ザイゴーグの封印を解いてしまう。


その後、ザイゴーグが碧石を狙って自分を追ってきている事など露知らずに、自社ビルにおいて、大勢の女性達を招待した上で手に入れた碧石のお披露目パーティーを生中継しており(ちなみにその中継は『動物ほのぼのチャンネル』という別番組よりも視聴率が悪く、黒崎は「何で柴犬なんかに負けるんだ!」と憤慨していた)、その最中に碧石を取り戻そう乗り込んできたアスナとツカサから怪獣が追ってきている事を告げられるも、碧石は自分の物だと豪語して譲らなかったが、その直後、ゴーグアントラーゴーグファイヤーゴルザを従えたザイゴーグがタワーの前に現れた事でタワー全体が大パニックとなり、混乱の最中、ツカサに碧石を奪われ、慌てて取り返そうとする。


Xioによる総力戦でザイゴーグがタワーの前で足止めされている裏で、半壊したタワーの中を駆け回った末に、ザイゴーグの攻撃による衝撃で倒壊した柱の下敷きになってしまったツカサを発見し、碧石を取り返しながらも、目の前で危機に陥るツカサを見過ごす事ができずに助けようとするが、柱を持ち上げようとしてぎっくり腰を発症してしまう。

その後、駆けつけた大地ユウトがそれぞれエックスティガへと変身する場面をツカサ達と共に見届け、その後、碧石を介して現れたウルトラマンも加わったザイゴーグとの最終決戦ではツカサ達と共にウルトラマン達を応援していた。


事件解決後、結果的に自社ビルが半壊状態になったものの、それに全くめげたり諦めたりする事なく、早くも新たなロマン(秘書の桐原曰く『ゲゾル島で呪いの石探索』)を求め、嬉々とツカサ達を誘うというポジティブぶりと移り気の早さを見せ、「懲りない人ね」とツカサに呆れられながら、次の冒険へと旅立って行った。


余談

今作の事件のきっかけを作った張本人であり、怪獣映画や特撮でありがちな私利私欲の為に周囲をかき乱して周るトラブルメーカー的なキャラクターであるが、反面、ツカサの窮地に際し、軽口を叩きながらも助けようとしたり、終盤でウルトラマン達を応援する際にはいの一番に激励の言葉を投げかけるなど、決して根っから性根が腐っているというわけではなく、傍迷惑ではあるもののどこか憎めないコミカルかつバイタリティあふれる人物として描かれている

これは、監督であった田口清隆の意向であり、初期の脚本では黒崎のキャラクターは、単なる『身勝手で傲慢なワンマン社長』といった様にコミカルな要素が皆無な人物であったが、田口が全体的に明るい作風を志向したことから、立場的には「トラブルメーカー」となる黒崎も、作中で存在が浮いたり、あまりに忌々し過ぎて、演者が視聴者から執拗に叩かれる様な事態にならないように考慮された結果、上述の人物へと設定変更された。


また、当初はザイゴーグの脅威を前にイーヴィルティガに変身して奮闘するも、最終的に力を制御できずに暴走してしまう…という展開が検討されていたが、『ティガ』第44話のストーリーに似たものとなってしまうとの判断から不採用となった。

これについて黒崎を演じたマイケル富岡氏は「偽物でもいいから、自分もウルトラマンに変身したかった」と悔しがったという(ちなみに言うと、イーヴィルティガは厳密には偽物ではなく力が暴走した本物のウルトラマンである)。

さらに言うと、富岡氏はかつて宇宙刑事シャイダーの主役候補だったり、侍戦隊シンケンジャーの特別編にゲスト出演した際には番外戦士として出演する案が持ち上がっていたが、いずれも最終的にお流れになってしまっており、今回で三度(実現すればダークであったものの)ヒーローに変身できるチャンスを逃す形となってしまった。

結局、富岡氏が特撮作品で念願だった『変身する役』を手に入れたのは、『きたぞ!われらのウルトラマン』の3年後に制作されたOV『仮面ライダーグリス』であったが、残念ながらそちらでも変身したのはヒーローではなく怪人だった。富岡氏はウルトラシリーズには『ダイナ第44話にゲスト出演している。


ちなみに、自社のパーティーでは若い女性を大勢招待するなどの女好きなプレイボーイぶりを見せていた黒崎であったが、実際の富岡氏も、芸能界屈指のプレイボーイ兼女誑しとして有名である



関連項目

ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン トラブルメーカー トリックスター


古田鉄工所&ヤブノ医院…黒崎同様に怪獣に纏わるアイテム(こちらは卵)をネコババしたのをきっかけで、防衛チームやその周辺人物を散々振り回す大騒ぎを引き起こした地球人の皆さん。


蛭川光彦…黒崎同様に自己中心的で、私利私欲に駆られ大騒動を起こしたマスメディア業界の人間。ただし彼の場合は性格、行動共に黒崎よりも遥かに悪質で、紛うことなき憎まれ役である。


愛染マコト…黒崎同様、ハイテンションな性格ながら、胡散臭い雰囲気を持った社長。物語トラブルメーカーではあるが、憎みきれない性格なのも共通している。


今里光…当初黒崎に充てがわれる筈だった人物設定を、そのまま流用された憎まれ役。


イグニス令和ウルトラマンのトレジャーハンター。こちらもお宝の為に主人公達の周辺をかき回すトリックスターだが、バイタリティーに溢れ、コミカルな一面も強い。


曽根崎浩…令和ウルトラマンの自己主張過多でエキセントリックな性格を持った同じ「崎」の名字である社長。こちらは自分の名誉の為に怪獣を人造し、それを使ってマッチポンプを行うなど、黒崎よりもタチが悪い。

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