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らくだい魔女』に登場する架空の国家。原作15巻にて登場。


赤の国の誰もが憧れる理想郷にして、どこにあるとも知れない神秘の都。

王国の宮殿は黄金に輝き、街の道端の石ころでさえ全て宝石だったという夢のような王国。


…と言われているが、フウカ達がカンドラに辿りついた際には、

膨大な歴史の記憶を封じ込めた「石棺」に民が残らず飲み込まれ消し去られていたため、

王国もただの廃墟となり果てていた。


石棺

この世の始まりから終わりまでを刻んだ、膨大なアラベスク

「偽りなき」膨大な歴史の記憶が封じ込められており、

魔術や医療、それらをはじめとする全てのことを網羅している。

また、この石棺は意志すら持っているらしい。

そのため、知恵を求めるカンドラの民からは神のように崇められていた。


しかし後に民は高い文明を手に入れ、自然の流れのままに朽ちることができなくなってしまう

そのため、幾千年の昔からカンドラの民は滅びる日が決まっており

「石棺にきざまれた文字によって、そのたましいは石棺にかえり”ねむり”につく」

という予言通り、石棺は民を残らず飲み込み王国と民は滅亡した。


時は遡りカンドラが滅びる前のこと、石棺をまもる巫女の前に青い瞳をした男と賢者が現れ

「石棺に刻まれた偽りなき歴史を見せてほしい」と申し出る。


それはカンドラの巫女として決して許してはならない事だったが、

少し先の未来が見える彼女は、未来は自らの手で創るものであると信じたかった。

そのため、石棺に刻まれた運命に逆らうために、

巫女のいちばん大切な者をカンドラ王国から連れ出す

という条件を提示し、申し出を受け入れた。


斯くして、巫女の実の弟であるカンドラ王国の王・レグルスはカンドラから逃がされるのだが、

石棺に刻まれた最後の予言には

「石棺へとかえりしカンドラのたましいは、王とともにふたたびよみがえる」

と記されている。

故に、予言にある王を連れ去った青い瞳をした者をカンドラの魂は恨んでおり、

作中にてチトセが首を絞められるなどの攻撃を受けている。


辿りつくには

カンドラへはカンドラの民に選ばれし者しか辿りつけないといわれているが、

実際は、カンドラの民だけが持つコンパス

コンパスを動かす原動力となる、カンドラの記憶が不可欠となっている。


そのため人々の記憶が薄れるとともに、カンドラは消えてゆき、

たとえそこにあったとしても誰も辿りつけない正真正銘の夢の国となってしまうらしい。


カンドラの民

カンドラの民の姿は、一目見ただけでひれ伏したくなる程神々しく、

どんな病もたちどころに治す秘術や、未来まで見通せる目を持つ者もいたらしい。

(実際に神殿に使える巫女も、少し先の未来を見ることができた。)


またカンドラの民は老いを嫌い醜いものを嫌ったことから、

病を消す術や、肉体の老化を止める術を開発し、他国の者は民を神の使者と崇め、

カンドラを神の国・楽園と呼んだ。

しかし高い文明を手に入れた民は、自然の流れのままに朽ちることができなくなり、

上記の石棺に残らず飲み込まれ、歴史から葬り去られたのだった。


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レグルス(らくだい魔女) カンドラの巫女

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