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概要

主にゲームセンターなどで見かけるガンコントローラ)を持って画面内に現れるを撃つシューティングゲームの一種。

筐体の前に立ってケーブルで繋がれたガンコンを持ってプレイするオーソドックスなものから、座って直付け式のガンコンで敵を狙うゲーム、更には乗り物を模した筐体の中でプレイするものもある。

過去には光線銃ではなく、実際にBB弾を撃ち出すものも存在しており、過去にコナミが出した『ガンマニア』では筐体に備え付けられた専用の銃を用いていたが、Cloud Creative Studiosの『AirSoft Shooter』やTAITOの『ガンアリーナ』では市販のエアソフトガンを使用するものとなっている。


映画漫画を題材とした作品も多く、過去には『エイリアン』や『ターミネーター』、『ロストワールド』等の著名な作品を基にしたガンシューティングなどもリリースされていた。

ちなみに伝説のクソゲーの一つとして名高い『デスクリムゾン』もガンシューである。


一人称視点でのプレイ画面という点は近年において盛況なファーストパーソンシューティングと同じだが、実戦さながらの雰囲気やリアリティを楽しむFPSに対し、ガンシューティングではこれらの要素は度外視され、爽快感を突き詰めた作りになっている場合が多い。

画面のスクロール方式は強制スクロールが採用されている場合が殆どだが、『タイムクライシス』のようにプレイヤーペダルを踏む事で任意にスクロールを停止させられたり、『スペースガン』のようにある程度の距離を後退することができる作品もある。また、移動用のジョイスティックを併設した『ガンバスター』という作品も存在する。こうなるとガンシューティングというよりはFPSの文脈に近い。


また、大抵の作品には弾数制限が設けられており、一定の数の弾丸を撃ち尽くした場合は画面外に向かってトリガーを引くなどして弾を装填(リロード)する必要がある(かつては画面外を『撃つ』のが鉄板だったが、近年の作品では画面外に『向ける』だけでよいことが多い)。

一方でマシンガン型のコントローラを採用したゲームはリロードを気にせずガンガン撃ちまくれるものの、ゲームによっては撃ち続けると銃がオーバーヒートして連射力が低下したり、弾数が0になると連射が出来なくなる等のペナルティが課せられる場合もある。

変わり種な物では、『ゴルゴ13』のように1ステージ内で発射可能な弾が1発のみという狙撃に重点を置いたガンシューティングも存在する。


大型の筐体では『レールチェイス』シリーズのように、立って銃を打つのではなく、筐体と一体となった椅子に座って撃つものもあり、ステージの進行に合わせて椅子が稼動して臨場感を高めるものもある。


操作が全て銃型コントローラに集約されている仕様上、敵からの攻撃に対する防御手段は撃たれる前に撃つ・飛来する敵の弾や武器を撃ち落とす・敵に接近される前に一定数のダメージを与えて怯ませるといったものに限られるが、作品によってはコントローラにジャンプ等の動作の為のボタンが付いていたり、先に挙げた『タイムクライシス』のように筐体に防御用のペダルが付いたものもある。


海外では「Rail Shooter」という呼び名がある。これはFPSのようにプレイヤーの進路を自由に決定できず(一応、任意ルート分岐や条件ルート分岐も存在はするが)、進路が一定なシステムから半ば揶揄した呼び方でもある。


ガンシューティングの歴史

ガンシューティングの歴史は非常に深く、アメリカでは1950年代に固定式の銃型治具を用いたガンシューティグゲームが登場している。但し、当時はビデオゲームというものも無いため、いわゆるエレメカの類いであった。

1977年頃から銃の強力な反動や騒音に悩まされないゲームとして注目を浴びたが、ジャンルとしての確立はまだ当面先である。1984年家庭用ゲーム機においてファミコンの「光線銃」が発売されるが、対応ソフトは少なく確立する鏑矢とはなっていない。


ジャンル確立のきっかけとなるのは1987年に発売されたタイトーの固定式ガンコンアーケードゲーム『オペレーションウルフ』のヒットからである。

そもそも1978年の『スペースインベーダー』の大ヒット以降、インベーダーハウスなどの小規模なゲームセンターが増加し、店舗の土地占有率が高いのみならず固定された治具を用いるために汎用性の低い大型筐体よりも、喫茶店などにも設置可能なテーブル筐体の方が需要を占めており、発売される大型ビデオゲームはナムコの『ポールポジション』などの一部に留まっている状態であった。

それが一変するのはバブル景気を迎えた1985年頃、大型のゲームセンターが増え始めると同時にセガが『ハングオン』を初めとする大型体感ゲームを発売し始めた辺りからである。

ナムコもこの頃から開発の主軸を大型筐体ビデオゲームものに置き直したとされ、業界のそういった風潮が追い風となっての登場であった。


タイトーは更にオペレーションウルフの筐体を流用可能な『オペレーションサンダーボルト』を発売、国内外のメーカーもこれに追随するように徐々にガンコントローラーを用いた筐体を発売するようになり、やがて一ジャンルとして確立するに至った。


家庭用はファミコンの時期から様々なガンタイプのコントローラが発売されている(ナムコが発売したプレイステーション用「ガンコン」シリーズが有名)。

しかしながら、これらはコントローラの大きさ故に置き場所を取り、企業ごとに異なる規格のコントローラを使用していたり、そもそも銃型のコントローラを使うゲーム自体が少ない事もあってかやがて廃れてしまう。

しかし、近年はWiiPSmoveの登場によって再燃し、過去にリリースされたアーケードゲームが移植されるといった事も行われ始めている。

特にWiiでは、Wiiリモコンにより画面を狙う操作が可能だったことで過去のガンシューティングゲームの移植が相次ぎ、さらに同梱のヌンチャクと組み合わせて「ヌンチャクで移動、リモコンで照準」という操作を可能にした「ガンシューティングゲームの要素を取り入れたFPS」も多く発売された。

音ゲーやトレーディングカードゲームに押された2000年代後半以後もガンバレットシリーズもアーケードで液晶筐体の新作『X』が登場したり、チーム制オンライン対戦の要素を取り入れた「ガンスリンガーストラトス」が長期にわたって稼働していた。また海外ではまだまだ一定の需要があるようで、定期的に新作が制作されているジャンルである。2020年代になって、Windows用の液晶画面対応・USB接続のガンコントローラが新規開発されるなど、マニア向け人気も根強い。


代表作

アーケードゲーム

家庭用


関連タグ

STG ゲーム  ガンシュー

仮面ライダースナイプ/バンバンシューティングガシャット


ミュージックガンガン!:こちらはガンシューティング風の筺体を採用しているが、ゲームのカテゴリーとしては音ゲーとなっている。

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