概要
項目ごとに事情が異なるので、それぞれのケースで解説を行う物とする。
メディア展開による性格改変
何かしらの作品を原作として、映像化(アニメ化・実写化など)や小説化、漫画化などのメディア展開がなされたとき、原作におけるキャラクターの人柄や性格、行動理論などが、全く違ったものに改変されている場合を指す。
アニメや漫画や小説などの場合、手がけた作家やスタッフによって、原作に対する解釈は様々であるため、キャラクターの性格が原作と変わっているということは結構多かったりする。
しかし、あまりにも元のキャラクターの設定からかけ離れた性格に変えられていたり(原作では清楚で優しいヒロインが横暴な性格になっている等)、原作ではあり得ないような行動を取るキャラクターに改変されていたり、作者個人の解釈が行き過ぎたりしていた場合、ファンから批判の対象とされやすい。
度々オタクが口にする「公式が解釈違い」という嘆きはこうしたケースに対して発生している場合もままある。
中には放送コード的な事情で変更されているケースも存在する。これに関しては、ファンがどうしようもないケースと言えるだろう。
シリーズ化やリメイクで改変
映画作品やゲーム作品によく見られるパターン。
旧作と新作で製作者(制作陣)が異なる際に生じる場合が多いが、続投した製作者が自らキャラ改変を行う場合もある。
前者の場合、改変の内容だけでなく新作スタッフが旧作及び旧スタッフに向ける態度がファンの怒りを勝って炎上し、方針転換せざるを得なくなったケースが発生したこともある。
二次創作におけるキャラ改変
二次創作におけるキャラ改変も、原作におけるキャラクターの性格などを、創作者個人のイメージの範疇で改変することを指す。
これも往々にして原作キャラクターのイメージ破壊という要素を強く含むため、あまりに原作を逸脱するような設定を含ませると、原作ファンの反感を買うことになる。遊びは程々に、やり過ぎていないか自省しながら制作・投稿すること。
やり過ぎていないつもりでも、好き嫌いの分かれるジャンルであることを意識し、投稿する際はそれらを嫌う人に対する配慮を忘れないように。
また、特定の作品を貶めるために書かれるヘイト創作でも、キャラを貶め否定するために過剰なまでのキャラ改変を施されるケースが少なくないことから、キャラ改変自体にマイナスイメージを持つ層が多い点にも注意しよう。
一方で、改変に対して反感を持つからといって、作者を攻撃するのももちろん良いとは言えず、双方の配慮が必要である。
中にはパロディAVや、AV女優を題材としたソーシャルゲームでも、元原作(この場合は出演しているAV作品か?)と違ったりするとキャラ改変になりそうなのだが、この場合は特殊ケースと言う事であまり騒がれないことが多い。
ちなみに、改変の度合いが特に大きい二次創作は「元のキャラとは最早別人」として成り代わりに分類されることもある。
このタグ付けは筆者の主観的裁量による部分が大きく、読者からは提案はしても押し付けはしないようにしたい。