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概要

日本国有鉄道(国鉄)が製造した事業用車(検測車)。1974年から76年にかけて2両編成3本が製造された。


気動車(ディーゼルカー)ではあるものの、架線の検測を行うためにパンタグラフを装備している。車体断面は183系電車や485系にそっくりで、先頭部の形状もそれらに準じているが車体裾の絞りがない。直流電化区間だけでなく、交流電化区間でも検測走行が可能。


エンジンはキハ181系で実績のある出力500PSのDML30HSF形を搭載し、台車は動力台車がDT40A形、付随台車がTR219C形を装備し、最高速度は120km/h。編成はキヤ191・キヤ190の2両で構成され、切り離して走行することは出来ない。


国鉄時代は1号編成が小郡、2号編成が秋田、3号編成が名古屋へそれぞれ配置され分割民営化直前に3号が小郡へ転属。そのままJRグループ3社へと引き継がれた。


3号編成の転属によって1号は1988年に廃車された。自社でキヤ191系を持たないJR北海道JR東海JR四国JR九州は検測実施時にはキヤを保有するJRグループ他社から借り受ける形を取っていた。北海道は東日本から、東海、四国、九州は西日本から借り入れていたが、東海については「ドクター東海」ことキヤ95が導入されたことにより借り入れを取りやめている。


2003年に「East-i」ことキヤE193系が導入されたことで、JR東日本所有の2号編成が廃車され、この時点ではJR西日本所有の3号編成が唯一の現存車となった。2006年に後継であるキヤ141系が導入されたことで退役が近くなったが、キヤ141系には電気検測設備がなく、当分の間は併用が約束されたかに思えたが、結局2008年に廃車された。キヤ191の廃車後、西日本及び九州・四国での電気検測は443系を使用している。


関連項目

事業用車 気動車 検測車 架線

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