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概要

CV:前野智昭

釧路近辺のコタン出身のアイヌ成人男性。額に目深に巻いているマタンプㇱ(アイヌの鉢巻)がトレードマーク。名前の意味は「角がついている」で、子供の頃に鹿の角をつけて遊んでいたことに由来する。アイヌ語だけでなく、和人の言葉にも堪能。

10年以上前にこの地を訪れた二瓶鉄造と知り合い、共にヒグマを狩っていた時期がある。


初登場は姉畑支遁の事件時。

谷垣源次郎から盗んだ村田銃((二瓶から受け継いだもの)を用いて動物達を汚しまわっていた姉畑の所業を、谷垣本人の仕業と勘違いし、仲間のアイヌ達と共に彼を捕縛。だが杉元達の活躍(?)の結果、姉畑のヒグマ相手の犯行の現場を直接目の当たりにし、無事誤解を解いて谷垣と和解した。


その後、住んでいるコタンが蝗害に遭ってしまい、食い扶持を稼ぐため釧路のニシン漁場に出稼ぎに来ているところを土方達と遭遇。アイヌの知識を活かし、暗号刺青を持つ脱獄囚の一人・土井新蔵の居場所を突き止めることに貢献する。


この一件で能力を評価され雇われたのか、以降、彼も土方一派の一員として参加。

その後は主に門倉看守部長と名(迷)コンビを組んで活躍している。なお、二人でコンビを組んでいるのは永倉の提案によるもので、永倉曰く「どちらか一人だと役に立たないので、コンビを組ませれば少しは使い物になるだろう」とのことである。


人物

見た目こそ結構厳つく強そうだが本人はあくまで普通の地元民。上述されている門倉と組まされた経緯からしても、身体能力等は当時の一般的な「猟を行うコタン暮らしのアイヌ」の範疇であると思われる。戦闘描写も遠くにある敵船を味方のアシスト付きで砲撃した程度で、肉弾戦など戦闘力が明確にわかるような場面は描かれなかった。


そんな強面に反して作中では杉元たちをコタン(村)に招待して宴会を開く、見ず知らずの老人たちにシシャモを振る舞うなど性格は温厚で気さくなナイスガイ。

…というかアシリパ、鯉登少尉と並ぶ土方サイドのヒロイン枠と言っても過言ではない。

具体例を挙げると


  • 和解した谷垣を「小熊ちゃん」と呼ぶ。

  • 阿寒湖で地元のアイヌからチカ(ワカサギ)をたくさん貰って嬉しそうに門倉の元へかけていく(なおそのチカは

  • 門倉との花札に勝利してガッツポーズを披露する。

  • 怒った門倉にプロレス技をかけられる。

  • 崩れ行くビール工場と運命を共にする門倉に涙を流して叫ぶ。

「門倉〜わああ〜」


  • 無事だった門倉に涙を流して喜ぶ。

「門倉ぁ!」


また先述の通り名前の由来が子供の頃に鹿の角をつけて遊んでいたことに由来する等、どこか愛嬌に溢れた人物である。


名有りのキャラとしては、深い闇などは特に明かされていない。しかし結構な修羅場に幾度も遭遇し、それにもかかわらずなんだかんだで死亡もせずそれどころか明確に怪我を負ったのも一度きりであったりと、何気に貴重な一般アイヌ。

門倉ほどのインパクトは無いにせよ、彼も結構な強運の持ち主である。


土方たちとは問題なく付き合っているが、アシㇼパ達とともに「アイヌの権利書」を見つけた時は笑顔になったほか、危険を冒してまでも最後まで鶴見陣営に攻撃を加えるなど、和人の領土となった北海道の現状には、それなりに思うところがあるようだ。


余談

作中において結構な頻度で男性キャラの裸が登場する『ゴールデンカムイ』の中では珍しく、キラウㇱはマタンプㇱすら外していないのだが、公式ファンブック(2020年末発行)の質問コーナーでは「キラウㇱの肌の露出はありますか?」の質問に「必要のない裸は描きません。これなら裸にならざるを得ない状況になったら脱ぎます」との作者回答があった(そして、最終話まで肌の露出は見られなかった)。

必要以上に露出させられている者がいるのは気のせいだろう。


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アイヌ ゴールデンカムイ 土方一派

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