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クオーツモン

くおーつもん

「デジタルモンスター」に登場するデジモン及び、『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち』のラスボス。
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概要

デジモンクロスウォーズ第三期「時を駆ける少年ハンターたち」のラスボス

人間界でのデータの歪みが、第二期のラスボスバグラモンとの最終決戦の影響で意思をもってデジモンと化した存在。


基本となる姿は、四本の腕と腹部にある大きく裂けた口を持つ、エヴァリリスを連想させる白い姿の本体と、肉体の大半を占める黒い眼球の様な意匠に土星の様な輪がついた巨大な天球儀のような頑強な外殻・「大邪球」で構成されており、本体はその瞳部分から姿を見せる。


また「クオーツ」の名の通り、クオーツ式時計を連想させる、複数の時計の針が全身に生えている。


公式設定

レベル究極体
タイプ種族不明
属性なし
必殺技ギュプト粒子砲、ルーインブラスト

データを吸収し続け、力を増幅していく超巨大なデジモン。体の大半にあたる大邪球は、吸収したデータをクオーツモンのパワー源“ギュプト粒子”へと生成する融合炉となっている。クオーツモンの本体は最上部にあり大邪球と離れて行動もでき、さらにその姿を変化させることも可能だ。全世界のデータを欲っしており、デジモンも丸ごと飲み込み吸収する。 必殺技は、大邪球内で生成したギュプト粒子を全包囲に放射する『ギュプト粒子砲』、少しでも触れれば全身に拡がりデータを残さず消し去ってしまう。また触手で掴み敵体内にギュプト粒子を流し込む『ルーインブラスト』で、敵は内部爆発を引き起こす。


各品での活躍

デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~


のとっさの攻撃……見事だ。だが、この姿も正解ではない。グルルァ…オレが…私が…私が…私自身が……クオーツモンだからさッ!!」


CV:櫻井孝宏

第三期の舞台・デジクオーツを創りだし、デジタルワールドから自分の餌とするためにデジモンを呼び出した黒幕。その目的は世界すべてをデジクオーツに変えて全て自分に一体化させること。

最初にデジクオーツにアスタモンを引き込みアスタモンとして最上リョウマを洗脳して操り、ハンター達のデジモンのデータを収集し自身の形を形成した。

黒幕としてはアドベンチャーのアポカリモンに次ぐ登場の遅さだが、3期OP映像で既に登場している。


劇中では第76話で初登場、この時は巨大な岩山に顔の付いた様な姿(タギル曰く「化け物岩」)で登場。第77話ではこの形態が集まって進化したディアボロモンがX7に倒されると今度は顔の部分が目玉のマークになった塔のような形態に変化。

その姿から第78話ではリョウマが裏切る(ように操り)と同時に大邪球に変化、更に最終回ではアスタモンから白い姿へと変貌し大邪球と一体化し、本来の姿を見せつけた。


凄まじい戦闘能力やオリジナルデータが多次元的に存在する上に、自身のコピーを瞬間的に作成するという厄介な特性で撃破するのも困難を極め、歴代主人公とタイキ達が有効打となる空間に干渉できるバグラモンの右腕=ブレイブスナッチャーを使って存在を固定し撃破しようとしたのを、枝のように無数に伸びた掌から生きたままの悲鳴を上げる人々の顔を見せつけて戦意を喪失させ、ブレイブスナッチャーを破壊してしまう。


しかしデジクロスで即座にブレイブスナッチャーを再生されてしまい、さらには取り込んだ人間達が自分の意思で動いて弱点を晒され、そこを突かれて撃破・敗北。

ハントされた後はデジタマとなり、シャウトモンに管理されている。


能力

  • デジクオーツ

デジタルワールドからデジモンを引き入れ、餌として狩るためのに人間界に作り上げた特殊空間。デジモン達は何も知らずにデジタルワールドから紛れ込んで各々活動していた。

内部でデジモンが何かすると影響が人間界にも発生する。人間には不可視で、存在を知覚したり内部に侵入するためにはクロスローダーが必要で「タイムシフト」という口上が入るための合言葉(ゲートが開いてる最中なら一般人でも侵入可能。とはいえ設定にはブレがあり、剣崎ムサシはスマホを使ってゲートを開いていた)。また、デジモンの中には自由にゲート移動可能なものもいる。

デジクオーツではクロスローダーにも制限が発生し、一度にクロスローダーから出せるデジモンの数は1体、デジクロスも2体合体までになってしまった。この為3体以上デジクロスさせるには複数のクロスローダー保持者が必要である

序盤では日本近辺のみの範囲であったが、クオーツモンの力が上がったのか世界中に発生するようになり、とうとう人間界を侵食し始めた。デジモンに関わりのない人間はデータ化されデジクオーツに取り込まれてしまう。

最終的には一時的とはいえ地球全てデータ化するという、デジモンシリーズのラスボスの中では唯一人間界(地球)の占領に成功している。


  • デジモンのデータ捕食

襲ったデジモンからデータを吸い上げ自分を強化する。劇中ではメタリフェクワガーモンが捕らえられ生贄にされ殆どデータの残っていない抜け殻のような姿となった。

覚醒時点ではリアルワールドのデータが全て入っており、体内にはアスタモンサイケモンオポッサモンチョ・ハッカイモンエビドラモンウッドモンドラクモンシュリモンのデータが確認できる。


  • デジモンのデータをコピー

膨大なデータを利用し、デジモンを複製して手駒として使うことができる。究極体クラスデジモンですら大量生産可能な上にコピー自体にも進化機能もある。劇中ではディアボロモン系統とヴァンデモン系統が登場、ディアボロモン系統は街をデジクオーツ化させて行き人々をクオーツモンに吸収させ、ヴァンデモン系統はディアボロモンがX7に倒された反省から量産型として大量生産し数で圧倒する作戦に出た。


コピー体のインフェルモンはディアボロモンのコピー能力を参考にしたのか、「倒される直前に自身をコピーする能力」を持ち1体でありながら複数のハンター達のデジモンを圧倒、ヴァンデモン系統は量産型とはいえそれなりに高い実力がありヴェノムヴァンデモンやベリアルヴァンデモンへ進化しクロスハートを圧倒した。アルダモンのブラフマストラに耐えウォーグレイモンのガイアフォースでも4体中1体仕留め損ねるなど、原典同様無駄にしつこい。


  • データ吸収、操作

リアルワ-ルド全てのデータを全て取り込み、ありとあらゆるものをデータ化する特殊能力を持つ。また自身の取り込んだ人間、デジモンのデータを自身の体の一部に映し出す事も可能で劇中ではこれを利用して取り込んだデータを人質として利用した。

ちなみにその様子は枝のように無数に伸びた掌から生きたままの人々の顔が映し出され無数の悲鳴を上げるという日曜6時半台の番組とは思えないえげつない模写であり、この精神攻撃でタギルとガムドラモンを戦意喪失させた。


なお取り込んだデータ(人間)の意思で勝手に動いてしまう事から、個々のデータを完全に制御できない模様で、これが最終的に命取りとなった。


この時に掌から変化したデジモンはオメガシャウトモンジークグレイモンウィッチモンアロモンヤシャモンチョ・ハッカイモンシマユニモンドルルモンバリスタモンキュートモンゴリモンドーベルモンツワーモンウッドモンユキダルモンアンキロモンドンドコモン、謎の四足歩行獣デジモンの18体。


  • 純粋な戦闘能力

最初の化け物岩の状態から主人公勢を苦戦させアレスタードラモン・スペリオルモードでようやく倒しキリハミミルキの援軍がなければ勝てなかったと称され、ウォーグレイモンのガイアフォースとシャイングレイモンのグロリアスバーストに耐える防御力とこの状態でも高い実力を誇る。

第78話ではインペリアルドラモン・ファイターモードのギガデスにも傷1つ付かない装甲、最終回ではアスタモンの姿で不意打ちとはいえビーム攻撃で各作品のパートナーデジモン含む味方デジモン達に大きなダメージを与えるなどラスボスだけあって高い実力を誇る。

自身の体内では無数の手のようなものを伸ばしたり、データの塊を飛ばしたりして攻撃を行っていた。


デジモンゴーストゲーム


「時は、宝なり……。時の浪費は罪。我が時の流れを止めんとする、愚か者ども!」

「貴様らの鈍重な時の使用法では、我に敵いはせぬ!」


CV:小杉十郎太

第63話で登場。ムーンミレニアモン/ズィードミレニアモンに続いてのラスボス級デジモンである。「時間」に関する文章を交えて話すのが口癖。


大邪球と同じ姿の小型の分身体を人間界に散布し、人間に誤飲させることで寄生させ、生命エネルギーを奪い尽くしていた。


憑りついた分身体は徐々に宿主の飢餓感を強めて過剰摂食を促し、腕が異様に伸びたり唇が裂けて骸骨のような口に変化させたりと異形化させるほどまでに成長。やがてピンクや薄紫染みた体色以外本体と同様の姿になると宿主の肉体から羽化するように抜け出し、はるか上空に陣取っていた本体の元へ集まって奪った生命エネルギーを供給していた

そして、分身体が抜け出し、用済みとなった宿主は抜け殻のように髪や皮膚が白色化し、身動きできないほどに衰弱してしまう。


瑠璃もケーキバイキングのイベントに参加した際、チョコ菓子に紛れた分身体を誤飲してしまい、満たされない空腹感に振り回されて一日中食べ続け、やがてガンマモン達を食らおうとするほどに暴走する。


彼女の身に起こった異変を解決する為にマミーモンのいる病院で宙達は様子を見るも、体内に潜んでいた分身体が羽化を果たし、立ちはだかる面々を払いのけて他の分身体共々本体の元へ逃亡。

解決の糸口となる手がかりを失わない為にも後を追い、事態を終わらせるべく上空に留まる本体と対峙する。


無論クオーツモンは耳を貸さず、上位究極体としての戦闘力で一行を追い詰めるが、駆け着けたアンゴラモンが連れてきた瑠璃の弱り切った姿を見て一行が彼女を救おうと奮起。究極進化したシリウスモンアンフィモンの猛攻で大邪球に大きな損傷を負った。


それでも尚戦おうとするもアンゴラモンが割って入り、瀕死の瑠璃に奪った生命エネルギーを返すよう懇願する。


「では……この子らはどうなる…?」


するとクオーツモンが文字通り自らの腹を開き、見せたその体内には、安らかに眠る無数の幼年期デジモン達の姿が…。


クオーツモンが人間の生命エネルギーを収集していた理由、それは私利私欲ではなく、人間界に迷い込んだ幼年期デジモン達を保護し守るためであり、幼い命たちを養い飢えさせまいとする苦渋の方法であったのだ。

XWでの個体を知っている人からしたら驚きの善良っぷりである。これまで作中で幼年期デジモンがほとんど確認されなかったのも、彼が保護していたためと説明がつく。


幼年期デジモン達も(供給されるエネルギーの入手先を知っていたかはともかく)クオーツモンの善意と慈悲を理解しているらしく、中でも目覚めて肩に飛び出したウパモンは、伸ばされた指に頬ずりをしたり、アンゴラモンの懇願や、被害に遭い瀕死の身ながらも恨み言を吐かず、むしろ理解を示す瑠璃の姿に、意思を確認しあうようにアイコンタクトを交わしたりと、信頼関係を築いていることが窺える描写を見せている。


そして、事情を知ってシリウスモンとアンフィモン達が理解や協力を示した結果、ジェリーモンがやっていた農業ビジネスで食糧問題の解決策が見つかり、ウパモンが賛同の意を示した為に彼らの言葉を信じることを決め、承諾。集結させた分身を瑠璃達被害者と再度一体化させ、生存に十分な生命エネルギーを返却し、事態を終結させた。



演じたのは02テイマーズチンロンモン、そしてクロスウォーズでダークナイトモン役だった小杉氏で、結果的にバクラモン兄弟がクロスウォーズのラスボスデジモンを演じる事になった。


おまけコーナーによると、怪奇としてのモチーフは「餓鬼」ではなく「二口女」らしい。また時期的にバレンタインエピソードではあるが、幼い幼年期デジモンが絡みクオーツモンが殻の中で生命を育むなど、バレンタイン後で同じチョコ菓子がメインとなるイースターが絡められている。「食欲」という点も、カトリック及び聖公会で「イースター当日まで断食または節食しイースター当日に御馳走を食べる」という点から来ていると思われる。


余談

最終的な攻撃手段が恐怖そのものな描写かつ人質を弾丸*にしてタギルとアレスタードラモンに浴びせるという鬼畜なものだったため多くの視聴者にトラウマを植え付けた。

なお、担当声優はアスタモン同様に櫻井孝宏氏だが正体を現した後の声は豹変しすぎてとてもそうには聞こえない。


なお、クロスウォーズ初出のデジモンでコイツとスパーダモンのみ唯一最初からレベルが存在していた。

そのためクロスウォーズ組にレベルが設定された後も、こちらには「クロスウォーズ」という表記がされていない。


ゴーストゲームで出演回の放送前にデジモンウェブ公式Twitterでは「既存のアニメで登場済みでまさか選ばれるとは…と一番驚いたデジモン」とツイートされており、実際に予想外のデジモンで驚くファンも多かった。サブタイトルが「暴食」だったため、あのデジモンのメイン回と予想した視聴者が多かったとかなんとか(他には意外性などの理由から前作ラスボスのアバドモンなどの予想もあった)。それでも各種ワードとボスキャラが登場していたことからクオーツモンを予想していた者も少なくなかった様子。

ちなみに今回生命エネルギーを奪われた瑠璃だが、演じる小林ゆう氏はかつて前話のクラヴィスエンジェモン役だった杉田智和氏との収録が重なり、週3の頻度で顔を合わせていた際、ハイテンションぶりに疲弊した杉田氏から逆に「生命エネルギー的な何かを吸われている気がする」とコメントされている


進化ルート

登場作品幼年期1幼年期2成長期成熟期完全体究極体
クロスウォーズ(XW3期、事実上の進化ルート)--サイケモン-アスタモンクオーツモン

関連タグ

デジモンクロスウォーズ デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~

アスタモン 最上リョウマ

櫻井孝宏 ラスボスデジモン みんなのトラウマ 人類滅亡


ネオデビモン:顔がそっくり

エレキモンスワンモン:それぞれアドベンチャーフロンティアで、ゴーストゲーム版の様に幼年期デジモンを世話していた。


キャッシュロックマンエグゼBEAST+のラスボス。誕生の経緯から全人類を一度吸収したという点や人間を舐めてかかったため想定外の事態で倒されたという点も共通している。

ジンメン:人質の取り方が同じ。

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