効能
一口飲めばどんな疲れや病気も一発で吹き飛ぶ反面、きわめてマズく、版権、オリジナルキャラを問わず多くの人間が飲んだだけで気絶し倒れている。ドリンク版ＳＬＢとも言えなくもない。
あらゆる毒物に対処できる人造人間のラミアでさえ気絶したくらいの威力である。
飲めた方々
気絶しなかった稀な例は
・味覚が強靱のアラド・バランガ（飲んだのは『OG』シリーズのみ。『第3次α』では噂を聞いていたため飲むのを拒否。代役としてクォヴレーが飲み、撃沈）
・食通のレーツェル・ファインシュメッカー（しかも使った材料を全て当てている。ただし、『第3次α』でミナキが手伝ったものは飲むのを拒否。結局クォヴレーが飲んで撃沈する）
・飲み慣れた可能性のあるブルックリン・ラックフィールド(OG外伝にて)
・アラドの遺伝子を持つ人造人間のイーグレット・イング（しかも上記の効能（＝気絶する）を知りながら自分から作って貰うよう依頼している。スーパーマイルドだった模様）
・下記のスーパーマイルドバージョンを飲んだミチル・ハナテン（あまりの不味さに絶叫したが）
・同じくスーパーマイルドバージョンを飲んだメリオルエッセのウェントス
・味覚が地球人とは異なるらしいバルマー人（バルシェムシリーズのクォヴレーは地球の味覚に慣れたからなのか駄目になった模様）
・味覚がおかしいヴァン
の方々くらいである。
この中で「美味しい」と評価したのはアラド、イング、ウェントス、バルマー人達とヴァンのみ（ヒイロとレーツェルは味に関して特に言及無し）。
また、ヴァンに至っては気に入ったのかおかわりまで要求していた(ただし不眠症解決のドリンクだった為その効能で寝てしまったが)。
但し、効果は確かなようで飲んだ面々は次の出撃時に気力（攻撃力と必殺技に影響する数値で通常は100からスタート）150でスタートしている。
まさに「良薬は口に苦し」であるが、飲んだ事があるマサキ曰く「それを飲むくらいだったら死んだ方がマシだ！」。
OGシリーズでは「OG2」で栄養ドリンクが常人では受け付けられない物だと自覚し作るのをやめようと考えていたが効果はあるのでエクセレン達から「味覚面を改良していけばよい」というアドバイスを受け改良を進めている。
なお、戦艦に配属している医療スタッフもクスハ汁については認知していることが外伝漫画である「OGクロニクル」で判明している。
様々な改良が続けられており、味を調える為に材料にオレンジジュースを追加したり（イングラムが暫く持ちこたえながらも結局轟沈した程度の味）、第2次OGでは効能と引き換えに味を薄めたスーパーマイルドバージョンが登場している（味に関してはミチル曰く「めっちゃ苦い」）。
OGMDでは番外編の「び～ち・でゅえら～ず」で登場し本編には出てこなかった。
食事やトレーニング等の会話で1回は必ず登場しておりマサキからは「通過儀礼」といわれている。
少なくとも未だにユニット強化パーツの消費アイテムとしては出ていない。あったとしてもおそらく1ターンは行動不能であろう。
……と思っていたらスーパーロボット大戦30のDLCとして龍虎王が参戦するにあたり、とうとう「謎の健康ドリンク」という名前の強化パーツが実装されてしまった。（龍虎王の初登場マップをクリアした時のボーナスとして入手できる）
効果は「精神ポイントを100回復に加えて気力を最大値まで上昇」というもの。
…………あれ？滅茶苦茶優秀じゃねーか！？ちなみにデメリットなどは無い。
しかも現在のスパロボは「使用型パーツはマップをクリアして次に進めばまた使えるようになる」という仕様になっているため、何度でも飲める。おい。
とりあえず「気力170以上で超パワーアップ」というエースボーナスを持つ流竜馬や前述の通りのヴァンとの相性は抜群。戦闘開始直後に景気づけにガンガン飲ませてやると良い。また、リミッター解除した2ターン後に効果が切れて気力50になった三日月・オーガスを復活させるのにも使える。この際コクピット内の彼らがどんな状態になっているかには目をつむるとして……。
なお、ヴァンは満面の笑みだろうが同じく好物のケイのケーキも付けると「戦場のド真ん中で満面の笑みでティータイムを楽しんでいる復讐者」という酷い絵面になってしまう…。
ちなみにリミッター解除は気力150で使用可能になるが、1シナリオ1回しか使えないのでリミッター解除の効果が切れてテンションダダ下がりの三日月がドリンクをガブ飲みして再度リミッター解除という酷い絵面は起こりえない。
ところで、作中で話題になる度にやたらと人に飲ませたがる割には肝心のクスハ本人が自らこのドリンクを飲むシーンは全然見られないのだが、彼女自身は平気で常飲しているのだろうか……？（ただし、おぞ気を感じた時に体調不良と勘違いしてドリンクを作ろうとした場面はあるのでおそらく余裕で飲める）
ちなみに、無限のフロンティアやPXZの回復アイテムの中に『楠葉汁』がある。<効果は、HPフル回復>。説明文でわざわざ不味いと書かれている。ちなみにムゲフロではRPGという都合上味方全員が対象である。…どんな阿鼻叫喚の状態になっているのだろうか。なお、都合上アンドロイドだろうが問答無用で回復する（ただし、ムゲフロは食べ物系の回復アイテムは結構存在しており、別に楠葉汁に限らない）
実はマズイではすまない危険なクスハ汁(と楠葉汁)
物語の描写を見る限り、クスハ汁は漢方薬を主に手当り次第ぶち込んだシロモノなのだが、これを本当に作るとなると副作用のリスクが必ずつきまとうシロモノである。気絶ならまだしも最悪死に至る可能性も出てくる為、絶対に真似してはならない。
また、楠葉汁はクスノキを原材料にしているようだが、実はクスノキは有毒植物であり防虫剤の樟脳の原材料でもある。楠葉汁はもはや毒薬としか・・・それ飲んでHPが回復する者も只者ではないような・・・。
余談
似たジャンルに「レオナの手料理」がある。こちらはただの激マズ料理でしかない。タスクが知らずにこれを食べてあまりのまずさに喉を詰まらせた上にクスハが咄嗟に渡したクスハ汁で流し込んだせいで泡を吹いてブッ倒れた。
この事もあり「レオナの手料理も気絶する程マズイ」と勘違いされた（というより、レオナはそのように認識してトラウマになってしまい、次回作まで引きずる羽目になる）が、ブッ倒れた直接の原因はクスハ汁と思われる（アヤが「トドメは栄養ドリンクだった気がする」と言及している）。なお、直後の出撃でタスクの気力は上がらなかったので、レオナの料理はクスハ汁ですら気力を通常出撃と同程度にしか補正できないことになる…（ちなみに次回作でレオナの料理技術はおかゆ限定だが一応上達したので今後はこのようなことにならないと思われる）
関連イラスト
