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クチート

くちーと

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ

ずかんNo.303
英語名Mawile
ぶんるいあざむきポケモン
タイプはがね / (フェアリー:第6世代より)
たかさ0.6m
おもさ11.5kg
とくせいかいりきバサミ / いかく / ちからずく(隠れ特性)


概要

初出は『ルビー・サファイア・エメラルド』(第3世代)。名前の由来はおそらく+チート英語・Cheat)から。Cheatには「あざむく」という意味があり、そこから分類名が取られている。
名前通り、愛嬌たっぷりの小人のような身体にポニーテール状の巨大な口を備えており、油断した相手に襲い掛かって捕食するという物騒な生態を持つ。
ちなみに英語での名称は‟Mawile”。現地では「maw()+wile(たくらみ)」と考えられており、やはり穏やかではない。

ちょうだい ちょうだい
だましうち


ただし、後頭部の口はあくまでが変化した攻撃専用の器官で、捕食そのものは一般的な位置に付いている本来の口で行っている。もっとも、その攻撃手段がやたらと多彩で様々なものを出したり入れたりするのだが(詳細は後述)。
ゲーム中では「おおあご」と呼称されている事が多い。解説の便宜上、以下の文章中では全てこの呼称で統一することとする。

クチート の かみつく!
クチートとナックラー


おおあごが攻撃行動の要となる関係上、戦闘時は基本的に敵に背を向けて立つ事も特徴である。ゲーム中では最初からおおあごをむき出しにした状態で登場するため、なにこれきもいとなったトレーナーも多いとか。
ただし、それは手持ちとしてくり出した時に常時画面側を向くという事でもあるため、ゲット後になにこれかわいいに転じた例も少なくないという。

初見でタイプが分かりにくいポケモンの一種としても知られ、「口が二つの前例からノーマルタイプ」とか「食虫植物の類と思ってくさタイプ」などと判断したという体験談が数多く挙げられている。
実際はそのどちらとも異なる単はがねタイプ。おおあごが金属質である事に由来しているらしい。とは言え、当初は一致攻撃技を全く覚えなかったほどであるため、分かれという方が無茶な要求ではあったのだが。
なお、はがねタイプのみのポケモンは珍しい存在で、現在のところ他に同期のレジスチルと第5世代登場のギアル系統のみである。第6世代ではクチート自身がフェアリータイプを複合して脱してしまった(詳細は後述)。

背中で語るタイプ
クチートは ぐうぐう ねむっている!


色違いは全体的に赤みがかったようになる。

妖怪二口女のような異様な外見ではあるものの、本体部分の愛らしさから人気は非常に高い。同じく亜人型の外見を持つサーナイトバシャーモと並んで第3世代を象徴する種族の一つとも評される。
中にはおおあごの方にクリーチャー的な魅力を感じる人もいるようだ。
なお、雰囲気が少女のようなので勘違いされやすいが、下半身はスカートではなく状の構造であり、性別比率は1:1なので当たり前にオスもいる。

ゲームでの扱い

同期のヤミラミと対の存在として扱われる事が多い。二種揃って進化しないポケモンでもある。

無進化ポケモンにありがちな事として、能力はかなり低い。「こうげき」「ぼうぎょ」が平均程度ある以外は軒並み悲惨な水準で、特殊耐久などはがねタイプの優秀な耐性をもってしてもまだ心許ないというレベルである。
それでも外見人気の高さとはがねタイプとしては異例の器用さから、この手のポケモンの中では群を抜いて戦術の研究がなされてきた。

石で語る愛
クチートは何だってできるよ!


第4世代まで

このクチート、登場当初こそただの一発屋のようなポケモンであったものの、年を追うごとに使える技が増えてゆき、第4世代に入る頃にはすっかり技のデパートと化していた
たくわえる」「のみこむ」「はきだす」や3色キバといった「口」関連の技や、「うそなき」「ちょうはつ」「ふいうち」といった「あざむき」関連の技を幅広く習得し、一致技として「アイアンヘッド」「ラスターカノン」も備えた。
おおあごからは「かえんほうしゃ」「れいとうビーム」「ヘドロばくだん」といったものまで吐き出したほか、本体も決して無力なわけではなく「れいとうパンチ」で殴ったり「くさむすび」を仕掛けたりした。
他に能力変化技として「てっぺき」「つるぎのまい」も有し、それらを「バトンタッチ」で後続のポケモンに引き継いだりもすると、型の豊富さでは並のメジャーポケモンに引けを取らなくなっていたのである。

タイプ内唯一の特性でもあるいかくを用いれば、物理耐久はメタグロス程度にまで上昇するため、ガブリアスの「げきりん」等に合わせて出せば下剋上を狙うチャンスも十分あった。
また、タイプが同じレジスチルとは、先方が純粋な耐久型であった事からすんなりと棲み分けられている。

第5世代

単はがねタイプのポケモンとして新たにギアル系統が登場したが、「それなりに優秀な能力であるが圧倒的に不器用」という評価から、こちらも特に争いは起こらなかった。

この世代では「ポケモンミュージカル」というおまけ要素が存在したが、その際には他のポケモンとは異なり、画面側を向いた手持ち時のグラフィックで参加する特別措置が取られた。


戦闘面では、隠れ特性(夢特性)として新たにちからずくを手にした。抜群を取れないと火力不足になりがちなポケモンであったため、アタッカーを務める上で大きな強化になったと言える。
この特性は持ち物「いのちのたま」のデメリットを打ち消せるため、それが半ば標準装備となった。両者を組み合わせた時の火力は不一致技で1.69倍、一致技で2.53倍。ここまで威力が上がれば低い「とくこう」からでもかなりのダメージが期待できるため、特殊型も一気に増加した。
代償として追加効果が発動しなくなるが、物理型の一致攻撃技である「アイアンヘッド」のひるみは鈍足故端から期待できず、その他の技も試行回数を稼げるほどの耐久ではなかったため、さほど大きな問題とはされなかった。

もっとも、この構成では物理耐久さえ十分な値を確保できなくなってしまうため、そもそも何もできずに倒されてしまうというリスクも増加したピーキーな仕様になった事は否めない。
それを補うためには二枚や「トリックルーム」等のサポートを余儀なくされ、はがねタイプならではの耐性を活かした交代戦がほぼ望めなくなってしまった。
また、同時に「ちからずく」を手にしたポケモンとしてニド夫がおり、単純に「れいとうビーム」でのドラゴン狩りをさせる程度の役割なら素の能力で上回る彼らに分があった事から、結局趣味で育てるポケモンの域を出る事は無かった。
要するに立ち回りで能力をカバーできる限界が見えてきたのである。


打たれ弱さを逆手に取って、新たに習得した「メタルバースト」を用いて手痛い反撃をお見舞いするといった戦法も一部では編み出されたものの、進化による抜本的な強化が強く望まれるようになっていった。

余談だが、黄色い見た目に反して高威力の特殊でんき技を覚える事は無く、最後まで「チャージビーム」が最高火力であり続けた。ギアル系統の数少ないサブウェポンがでんきタイプであった事と何か関係があるのだろうか・・・?
また、「かえんほうしゃ」を当たり前に吐き出し、「きあいパンチ」さえも放てる一方で、何故か「ほのおのパンチ」は使えないままでいたりもする。

第6世代

トレーナー達の想いが届いたのか、新要素のフラグシップ的な存在として大抜擢される事となった。新たに実装されたフェアリータイプメガシンカを同時に獲得したのである。
フェアリータイプは本体部分に由来する新たな属性と思われるが、はがねと組み合わせた時の耐性は、半減が8タイプ・4分の1が1タイプ・無効が2タイプかつ4倍ダメージの弱点が無いという非常に優秀なもので、ゴーストあく技がはがねタイプに対して等倍になるという仕様変更を差し引いても強力な複合となった。

メガシンカについては専用の項目で詳しく解説するが、体格と共に能力が一回り向上し、タイプ相性と合わせれば多くの相手に対して再び真っ向勝負を挑めるようになった。
特性も物理アタッカーとしては最強クラスの「ちからもち」を手にし、それらに合わせた新技「じゃれつく」によってむしろ他のサポートが入ると全滅も普通にあり得るほどの破壊力を発揮する。強力なポケモンにドラゴンが多いという事もあり、禁止級が出場可能なルールにもちらほら姿が見えるまでの大出世を果たした。


もっとも、これによって物理アタッカー以外の個体は激減し、前世代までに生まれた多様な戦術のほとんどは見られなくなった。特にメガシンカと噛み合わない「ちからずく」の特殊型などは絶滅したも同然になっており、彼らにとっては短い栄光であった。
一方で、クチートのメジャー化による同族対決の頻発を始めとして、新特性「かちき」の出現や、同じくメガシンカを得て急増したサーナイトが「トレース」を所持している事など、必ずしも「いかく」が有効に機能するわけでもないため、それらの対策として「かいりきバサミ」への注目が高まっていたりもする。
一種族の中でこれだけの栄枯盛衰があるのも器用なポケモンならではと言えよう。

主な使用トレーナー

クノエのジムリーダー
たくされた希望


本編以外での扱い

空の探検隊

空の探検隊ではED後ストーリーにてチーム「フロンティア」の一員として登場し、シェイミが住む「そらのいただき」への開拓を行っていた。
開拓が成功したのち、「そらのいただき」の頂上を同チームのメンバーであるゴーリキーキノガッサと共に目指しながら、他の冒険者たちのアシストのために各合目にガルーラ像を設置したり、2、4、6合目には「シェイミの里」に通じるフワライドのゴンドラを設置した。
5合目や頂上ではマスキッパベトベター達を倒すために主人公のチームと協力して戦ってくれる。レベルは30だが明らかに数値以上の強さである。性別は♀。

ポケモン超不思議のダンジョン

ポケモン超不思議のダンジョンではポケモン調査団のメンバーとして登場。調査団の中で団長であるデンリュウの次に実力が高く、いわば副団長ポジションだが、本職は考古学者。
口調は少々男っぽい感じがするが、一人称は「ワタシ」であり、デンリュウのセリフから性別は♀だとわかる。
考古学者としての知識と調査団としての高い実力を兼ね備えており、主人公たちとの調査や冒険にも協力的でとても頼りになる先輩である。

ちなみにデンリュウは空の探検隊においてもそらのいただきの8合目に救助のエキスパートとして登場しているが、口調や性格の違いからこの2作品のデンリュウとクチートはそれぞれ別人である。

関連イラスト

庭にのフェアリー
クチート


クチート
トリックorクチート!


9月(く)10日(とう)は「クチートの日」!!

関連タグ

ポケモン はがねタイプ フェアリータイプ ヤミラミ
メガクチート

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