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概要

機体デザインはカードゲーム・ガンダムウォーや小説ジオニックフロントにて挿絵を担当した木下ともたけ氏が担当。

というラインナップに対し、「海」に相当する”水陸両用機”としてデザインがなされており、胸部の耐圧殻や動力パイプなど、マリンスポーツのそれに近いイメージが盛り込まれている。

フレームアームズでも数える程度しか存在しない逆関節構造の脚部、腕部に留まらず脚部にも仕込まれたサブアームなど、男の子のロマンくすぐるフレームアームズである。


また後述する設定から、フレームアームズとして数えられるものの、原設計はフレームアーキテクトを使用していないという特殊な機体である。


開発背景

型式番号「EXF-10/32」

元々は新資源の確保・人類の生活領域拡大を掲げた一大プロジェクト「Reスフィア計画」における”新型汎用重機”のコンペティションのために各国が開発を進める中で生まれた1つである「EXFプラン」に端を発する機体であった。

このプランにおいて「四肢に副腕を格納し、同時稼働するマニピュレーターを複数もたせた作業効率の高い重機」をコンセプトとして提出されたものの、複雑な機体構造と拡張性の低さから「生産性・汎用性に富んだ万能素体になる重機」がメインラインとなったため「EXFプラン」は選考外となってしまった。


この「万能素体となる重機」が、のちのフレームアーキテクトである。


一方、「EXFプラン」の開発陣はこの決定を不服とし、独自に新型重機の開発を続行。

「求められる機能全てを単機に詰め込む」というフレームアーキテクトとは真逆のコンセプトで開発が進められた結果、前述の副腕による作業性向上に加え、「地底・海底・宇宙空間で安定動作を可能とする耐圧構造」を付与し、「推進器の交換だけで各環境下で十全に動く拡張性」を持った「EXF-10」として結実することとなる。


・・・しかし、言ってしまえば「全部乗せにしただけで拡張性はそこまで向上してない」こと、コンペティションで選考外となった一因である整備性についても改善がなされておらず、更に生産性もそこまで向上してなかったことから即時投入されたのはReスフィア計画の海底開発のみで、フレームアーキテクトの汎用性を覆すことはできなかった。


転機が訪れたのは月面プラント暴走による地上侵攻が始まった頃。

プラント側の侵攻初期は散発的に迎撃用として徴用されていたEXF-10であるが、戦局激化に伴い戦闘用改修が施されることが決定。Reスフィア計画で海洋開発をEXF-10に任せきりにしたことで海上戦力の開発が遅れていたことから、皮肉にも一度は選考外通知を下したEXF-10に頼らざるを得ない状況となったのである。

かくして戦闘用に仕立て直しを受けたEXF-10こと「EXF-10/32 グライフェン」は湾岸地域を中心にプラント側迎撃に貢献していくこととなる。


装備

固有装備

・ハイドロジェットユニット

 両肩部に内蔵した2基と、腰部に2基吊り下げた推進器。元々海底開発を任されていたことから装備されていた物。


・胸部スピアーガン

 胸部装甲2門内蔵の固定装備。詳細不明


・サブアーム

 上腕・脛に格納される計4本の副腕。それぞれが可動肢となることを前提として設計されたため、直接の殴り合いができるほど頑丈に作られている。


・腰部サーチライト


兵装

・マルチパーパスランチャー

 4本のキャニスターによって構成される兵器。所謂MLRSで2基装備する。

 キットそのものはMSGモデリングサポートグッズ「大型ミサイルランチャー」としてバラ売りもされている。



バリエーション

・EXF-10

 「EXFプラン」を元にした原型機。内部骨格はフレームアーキテクトではなく「エクステンションフレーム-10」という独自開発の代物。


・EXF-10/32 グライフェン

 「EXF-10」を戦闘用として改修した物。プラモデルとして世に出ているのはこっち。

 改修に際し、拡張性・整備性向上のためフレームの一部をフレームアーキテクトと同一規格に直されているが、性能面は原型機とほぼ同じである。


・EXF-10/53 アーマーグライフェン

EXF-10/52   Armor-Greifen

 「EXFプラン」の開発陣が、防衛機構の手によってマイナーチェンジを果たした「EXF-10/32」の運用に満足しなかったため、更なる性能向上を目的として開発された機体。グライフェンが局地戦飲みに限定して運用されていたのに対し、EXF-10本来の能力である「全天候対応オプション」として生産されたは良かったものの、あろう事か防衛機構側への納入を直前になって反故にしたことで防衛機構から反発を買い、開発陣は追放、生産設備も凍結という憂い目にあってしまった。

 機体自体は後にブラストシールド(バーゼラルド用スラストアーマー)と同じ「EX計画の一つ」として設備ごと再利用されることとなり、「EXU-03」の識別コードとして生産されることとなった。


 キットとしては「エクステンドアームズ03・グライフェン拡張パーツ」として発売され、グライフェンから「頭部・肩部・脚部」を換装し、機体各所に「ミサイルポッド10基」と「連装リボルバーカノン」を装着することで完成する。

 この装備によって脚部が逆関節でなくなってしまうこと、腕部サブアームも装備の関係から取り外す必要があるが、それを補って余りある程の豊富な重火器によりボリューム感が増している。



フレームアームズ・ガールのグライフェン

センシティブな作品

島田フミカネ氏や駒都えーじ氏がフレームアームズを擬人化したプラモデルシリーズであるフレームアームズ・ガールにも、2018年11月に発売された。

フレームアームズ側のデザイナーである木下ともたけ氏が引き続きデザインを担当している。

こちらについてはグライフェン(フレームアームズ・ガール)を参照のこと。


関連タグ

コトブキヤ フレームアームズ

フレズヴェルク:木下氏デザインのフレームアームズ。ガール版は別デザイナーだが、装備を組み合わせることで乗り物が作れるという共通点がある

バーゼラルド:アーマーグライフェンが宇宙戦において火力支援を担当することになっている

輝鎚:こちらは重力下におけるバーゼラルド火力支援担当

30ミニッツミッションズ:ポルタノヴァのバリエーションである『宇宙仕様』がグライフェンに類似。水中仕様と組み合わせるとさらにグライフェンっぽくなり、twitterでもつぶやかされた。

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