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「目障りだ、お前から喰うとしよう!」


CV:茶風林

概要

物語初期に登場する

54年も死神たちを退けており、頭脳と実力に加えて高い再生能力を兼ね備えた難敵。

尸魂界でもその名はデータベースに登録されており、知名度は中の上程度。

人間の姿をした疑似餌を頭からぶら下げており、その姿はチョウチンアンコウを彷彿とさせる。

疑似餌が見えるだけの霊的濃度の高い人間を襲い、喰らうことでその力を増してきた。

傲慢な虚の中でも特に狡猾であり、黒崎一護から「テメーは俺が出会った中で、一番年喰ってて、一番汚くて、そして一番カンに障る虚だったぜ」、アニオリキャラである西堂から「ここまでむかつく虚も珍しい」と、それぞれ評されている。


かつて殺人鬼等の犯罪者が虚化した前例であればシュリーカーがいるものの、彼が生前から傲慢な極悪人だったのか或いは虚化で歪んだのかは定かではない。(最期に地獄に落ちていないため、前者だったとしても生前の性格はシュリーカーよりは大分マシな可能性は高い。卑劣な部分が目立つが冷静に考えると彼は食事のための狩りと自分を倒しにきた敵を迎撃する以外の行動はとっていない。無論、シュリーカーのような罰ゲームなども行っておらず、よくも悪くも虚らしい性格でしかない)


後述の経歴から黒崎家と浅からぬ因縁を持ち、一護とは仇敵同士となる。


能力

  • 圧髪(オプレッション)

表皮を覆う毛を自在に伸ばして締め付ける。


  • 脳写(トランスクライブ)

左手の爪を伸ばして相手の体を貫き、敵の記憶から相手の斬ることのできない相手を読み取る。

さらに読み取った情報を元に右手で疑似餌の形状を変え、相手の動揺を誘ってくる。


  • 移胴(ミグレイション)

本体から疑似餌に、或いは疑似餌から本体に逃げることができる。

体も疑似餌もどちらも本体であることが更に倒すことを困難にしている。


本編での行動

嘗て、当時9歳だった一護とその母・黒崎真咲に遭遇し、この際に疑似餌に引っかかった一護を庇った真咲を殺害した。なお、一護は疑似餌を追って以降意識を失ったために真咲が殺されていたことは知らなかった。


そしてその6年後(原作20話)、奇しくも真咲の命日に登場。

遊子夏梨を殺害しようとした所を死神化した一護に邪魔され、彼に襲い掛かる。

長きに亘って力を蓄えてきただけのことはあり、それまで一護が戦ってきた虚の中でも別格の移動速度と戦闘能力を見せつける。更に一護の記憶を基に疑似餌で真咲の姿を象ることで動揺を誘い、疑似餌越しに胸部を貫いた。

しかし、逆に一護に腕を掴まれて逃げ場を失い、斬魄刀で切り裂かれて大きなダメージを負う。

結果的に「移胴」を用いて一護から逃げおおせるが、この戦いより一護を大きく恨むようになる。

なお、一護に斬られたのは完全な慢心であり、実際には更に大きな力を体に溜め込んでいた。


戦闘終了後、虚圏へ逃げ込み、そこで仮面を割られる施術らしきものを施されるが、それ以降長らく本編に登場しなかった。


余談

原作では目立ってこそいるものの、一護の母親の仇で黒崎家と因縁がある以上の設定は特になく、部下もいない、常に単独行動している、あくまで大勢いる虚の中の一体に過ぎなかったが、アニメでは大勢の部下を引き連れた組織の長になった上、死してなお井上織姫を見守っていた彼女の兄・井上昊の霊を無理矢理虚化させた張本人という設定になっているなど、原作よりも冷徹さや悪辣さが増している上、それらの設定が追加されたことで、死神代行篇で起きた事件の全ての元凶というボスキャラの扱いに格上げされた。その関係上、アニメ版では第2話という早い段階で姿を見せている。


実写版では、疑似餌である少女の姿を演じる後藤由依良が声を担当する。

グランドフィッシャー討伐が朽木ルキア放免の交換条件となるなど、その扱いは原作/アニメよりも大きくなっている。また戦闘が市街地を巻き込んだモノとなったり、怪獣的な挙動を見せるなどシナリオ上のポジションが「序盤の中ボス」からかなり上がっている。


アニメ版ではジャンプフェスタで先行公開されていた関係か、ストーリーの一部が変更されている。ストーリーはジャンプフェスタ版のほうが原作に近い。


原作では最後、真咲(疑似餌)の姿で一護を挑発しながら虚圏に逃亡するが、アニメでは規制のためかジャンプフェスタ版では通常の疑似餌の姿で逃亡、テレビ版では疑似餌真咲が成仏した上、疑似餌の姿にすらならず逃亡した。

また原作では疑似餌真咲を囮にした際、真咲ごと一護を貫くという残酷なシーンがあるが、アニメでは規制のためか、一護だけではなくグランドフィッシャーも疑似餌真咲を傷付けないような戦闘に変わった。


関連タグ

BLEACH  黒崎家 黒崎一護 黒崎真咲

















ネタバレ

グランドフィッシャー

破面篇にて再登場。

破面もどきとなって体も巨大化し、斬魄刀を使えるようになった。

そして一護に復讐するために現世に戻り、一護の身体に入っていたコンを一護本人と勘違いして襲撃する。

宿敵である一護の死神代行篇時代の斬魄刀を意識していたのか、当時の一護の斬魄刀よりもサイズを遥かにデカく、デザインも当時の一護の斬魄刀とよく似たものにし、一護同様に背中に背負っていた。

しかし、死神として復活した一護の父・黒崎一心に妨害されて一刀のもとに撃破された。

なお、上述にて彼の極悪非道っぷりを記載してあるものの、クシャナーダ地獄へ引き渡されるような描写はなく、普通の虚と同様に消滅していった

帰刃を披露せずに退場したため帰刃の能力は不明。そもそも帰刃出来るかすら不明。作中で斬魄刀を抜く直前に巨大化していたが、それが彼の持つ固有能力なのかは不明。


黒崎家の運命を狂わせ、奇しくもその全員を襲うという宿命を感じさせる虚だったが、これによってグランドフィッシャーと黒崎家の因縁はあっけなく幕を閉じる。


なお、一心が真咲の仇を討ったことは目撃者や当事者が口を閉ざしているため、一護は未だにグランドフィッシャーが撃破されたことを知らない。あれだけの因縁を抱えながら主人公と再戦が叶わなかった、ある意味哀れな敵キャラクターである。しかも一心からは「元々あんな虚のことは言うほど恨んじゃいない」と殆ど眼中になかったような発言までされてしまった。


結果的に破面篇においては、グランドフィッシャーはこれから起きる破面との戦いの火蓋を切った存在というポジションで出番が終わってしまった。


更に最終章・千年血戦篇に至っては、殺害した真咲は実は隊長格以上に強い滅却師であり、聖別で滅却師の力を失わず、万全の状態であれば普通に倒せていた(恐らく瞬殺していた)ことが判明。これにより、ユーハバッハこそが真の仇敵ということにされ、仇敵という美味しいポジションすら大幅に薄れてしまった。話が進むごとに格が落ちていく。哀れ。


原作ではグランドフィッシャーと真咲の対決は原作では一心の説明だけで終わっていたが、アニメで遂に戦闘シーンが追加。それにより、15年ぶりの本編再登場を果たした。よかったな!

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