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ゲッコー・モリア

げっこーもりあ

ゲッコー・モリアとは、漫画『ONEPIECE』に登場する海賊である。
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「仲間なんざ生きてるから失うんだ!!!」
「全員が始めから死んでいるゾンビならば 何も失う物はねェ!!!」
「ゾンビなら不死身で!! 浄化しても代えのきく無限の兵士!!!」

「おれは この死者の軍団で再び海賊王の座を狙う!!」
「てめェらは影でおれの部下になる事を幸せに思え!!!」

概要

王下七武海の一人で偉大なる航路"魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)"に浮かぶ島を改造した巨大船スリラーバークの主である。悪魔のような人間離れした容姿の巨漢の男。

歳は50歳(2年後設定で)。持ち船であるスリラーバークの装飾を含め西洋風デザインを好んでおり、自身もドラキュラコウモリなどを彷彿とさせる姿をしている。頂上戦争では、さらにフード付きの青いローブを上から纏う。

かつては自力の過信と野心に満ちた海賊であり、新世界に進出し百獣のカイドウと渡り合った事もあった。
しかし、新世界で仲間を失う「悪夢」に見舞われ、以来、死なない兵士であるゾンビに執着。さらに、部下の重要性に着眼し他力本願なスタイルへと移行。
体型的にも激太りし、同じ七武海であるドンキホーテ・ドフラミンゴから「もう七武海には力不足」と評されるまでに力を落とした。

プロフィール

本名ゲッコー・モリア
異名不明
懸賞金元3億2000万ベリー
所属無し
能力カゲカゲの実(超人系)
出身地不明
身長692cm
CV宝亀克寿


人物

「他人の力で海賊王になる男」と自らを表現しモットーを"他力本願"とする程の面倒くさがりで、好きな言葉は「お前がやれ」。敵がやってこようが基本的に部下にその処理を押しつけ自分で動こうとはしない。
このモットーは新世界の航海の末に部下の重要性を思い知ったことから辿り着いたものである。仲間を失った経験から、不死身の兵士であるゾンビを重要視しており、オーズリトルオーズJr等、圧倒的な巨体を誇る死体に異常なまでの執着を見せる。

ルフィを見て「俺も昔は自力の過信と野心に満ちていた」と語っていることから、元々はルフィのように自分の実力でガンガン突き進むタイプの性格であった様子。
現在もそのなごりか、いざ戦線に立つと好戦的な一面が垣間見られる。

ゴール・D・ロジャー処刑時の若い頃は今と違い鋭くとがった顎を持っていたが、敗北の際で砕けたのか現在はとがった顎はなく、そこを縫っている。

実はペローナの育て親。
幼い頃からずっと一緒にいたモリアをペローナは父親のように思っているとの事。
ただ、モリアとペローナが会話するシーンがほぼない為、モリアの方はペローナにどのような感情を持っているか不明である。

戦闘能力

カゲカゲの実の能力者、ゲッコー・モリア


悪魔の実カゲカゲの実
解説敵のを取って死体に入れ兵士を作ったり、自分に取り込み体を強化させたりする。
種類超人系

影は人間が産まれた時から一生付き従う「もう一つの魂」。その影を切り取り、自分に服従させることができる「影の支配者」。

影は元の持ち主の強さと人格を反映し、人体に入れれば入れられた人間に影の持ち主の特性が加わる。
遺体や物に入れられても効果は同じで(ただし元の入れ物に人格が無いので、性格は元の影の持ち主の性格がそのまま反映される)、入れ物の死体が強靱である場合は元の影の持ち主が圧倒される程の強力な戦力となる。

ゾンビ

モリア達が「ゾンビ」と呼んでいるものは、このカゲカゲの能力によって生み出された「動く死体」のことである。モリアの指示が無い限り、本来は肉体が動けなくなるほどの致命的なダメージを受けても影は解放されない。なお、悪魔の実の能力者から影を切り取り、それを利用したゾンビを生み出した場合、元の死体が能力者なわけではないので悪魔の実の能力までは反映されない。

影は切り取った時点では抵抗するように動き回る場合があるが、モリアが指示を出せば大人しくなり、以後はモリアに完全に服従する。ゾンビとして動き出した直後も、肉体と影が馴染むまでは元々の影の性格が色濃く反映され、好き勝手に動き回ろうとする場合があるが、ある程度時間が経てばそのような事も無くなる。また、ゾンビになる前に影と契約を結び、記憶を一部消去することが可能。人格に不都合がある場合はこれによって記憶を消し、持ち主が持っていたトラウマや衝動的な行動をある程度抑制できる。
長期間持ち主から離れてしまった影は、記憶操作の契約を受けていなくても元々の持ち主の記憶が徐々に薄れて行ってしまうらしく、自分から女性に攻撃を仕掛ける事はないサンジの影が入ったゾンビがロビンに直接攻撃を仕掛けたり、ブルックのアフロの思い出をリューマが引き継いでおらず、むしろ弱点として執拗なまでにアフロを狙うなど、元の人物からは考えられない行動を取る場合もある。

弱点

影を入れられた死体や物は痛覚を持たないため、如何なる攻撃を受けても怯まずに戦い続けられる無敵の兵士となる(ただし疲労は感じるらしい)。
しかし、悪魔の実の能力によるものなので、「海の力」を秘めた、一定量以上の塩分・海水を摂取すると、肉体と影が結合していられなくなり、元の持ち主に戻ってしまう。
そのため、魚人柔術で海水を操れるジンベエは天敵といえる。また、リューマの最期を見る限り、炎上するなどして肉体の原型が完全に消えてしまった場合も持ち主に影が戻るらしい。ちなみにそういった点が関係しているのかは不明だが、ほとんどのゾンビは極端なまでに「」を恐れる。

なお、影を切り取られた者は「光に拒まれる存在」と化してしまい、鏡や写真などに姿が写らない。また、直射日光を浴びると溶けるように消滅してしまう(完全に消滅しきる前に影が戻れば事なきを得られる)。
影の元々の持ち主である人物が死亡してしまうと、同時に影の命も尽き、効力を失ってしまう。死体や物に入れられていた場合、持ち主の死亡が確定した時点で再び動かなくなる。
この特徴のため、影を奪われたものの実力が高いほど、モリアもその持ち主を殺してしまうわけにはいかず、なるべく早急に小舟などに乗せてスリラーバークから追放してしまうように部下に手配している。

生者に闇での生活を強い、死者を利用する性質をもつ、数ある悪魔の実の能力の中でも極めて人道から外れた能力。チョッパーは「どこまでも生命をバカにした能力」としてこの能力自体を非常に嫌悪している。
一方、疑似的とはいえ死者の復活を実現するこの能力をホグバックは「奇跡の能力」と評する。

基礎戦闘力

影を切り取るには巨大なを使用する。また、この鋏を二つに分離させ、武器として振るう戦法も持つ。基本的には、大半は部下やゾンビに任せきりで、戦闘すら寝ころびながら行う。
他力本願が祟ったのか、それほどずば抜けた身体能力はなく、ジンベエに一蹴される程度。
一方、その外見から鈍重な印象を受けるが、オーズ復活の際には鎖の上を事も無げに歩くなど体格の割にはバランス感覚抜群。こう見えてルフィが中々追いつけないスピードもある。肥満体型になった現在でも最低限の身体能力はある辺り、痩せていた頃は相当動けたと考えられる。

覇気を使えるのか不明で、少なくとも後述の影の集合地(シャドーズ・アスガルド)による暴走状態でのパンチではルフィにダメージを与えられなかった。
覇気を使わずに新世界四皇と戦うほどの海賊に成りあがったとすれば、かなり異例な人物と言えるだろう。

影法師(ドッペルマン)
自らの影を実体化させて操る。
痛覚などは持ち合わせておらず、”影法師”が攻撃を受けても本体であるモリアに特に大きな影響は及ばない。また、本体と”影法師”はいつでもその場所を入れ替わることができ、攻撃を受ける瞬間に入れ替わってダメージを無効化、同時に本体を相手の背後に出現させて奇襲を掛けるなどの使い方も可能。

欠片蝙蝠(ブリックバット)
モリアの十八番。自分の影の中から小さな蝙蝠のような影を作りだし、それを大量に相手にけしかける。主に噛みつきで攻撃し、圧倒的な数で相手を押し倒す。ルフィが血まみれになるなど意外と攻撃力があり、アニメの頂上戦争では新世界の海賊がブリックバット2、3匹を相手に苦しみ転げ回っていた。吹っ飛ばされて壁や地面に叩き付けられると、そこを起点に”影法師”を作り出すこともできる。また、相手の周囲を”欠片蝙蝠”で囲み、立方体状の影の壁を作り出して閉じ込める「影箱」(ブラックボックス)という技もある。

影革命
影に”影法師”を忍ばせ、それを通じて影そのものを自在に操る。
本来影は「実体に合わせて動く」のが常識であり、同時に影は「実体と同じ形をしている」のが鉄則であるが、この技はその常識を覆して「影に合わせて実体を動かす」ことができる。影の腕を伸ばせば本体の腕も伸び、影をボールのように丸めれば本体もそのように丸くなるなど、この技の影響下に置かれたゾンビはゴムゴムの実の能力者をも上回る変幻自在の体となる。

影の集合地(シャドーズ・アスガルド)
自分の支配下にある影を自分自身に取り込む。
取り込まれた影の全ての戦闘力はそのままモリアに反映され、同時に取り込んだ量に応じて体格も巨大化する。しかし過剰に取り込みすぎると意識が薄れ、完全な制御が難しくなる。この状態で攻撃を受けると影を吐き出してしまい、その分の影は解放され、同時にモリアのパワーも低下する。

角刀影(つのトカゲ)
大量の”欠片蝙蝠”を一つに束ねて刃を作り、それで相手を刺し貫く。オーズJrの巨体を鎧ごと貫通する威力。

活躍

過去

24年前、ローグタウンにて海賊王ゴール・D・ロジャーの処刑・大海賊時代の幕開けを見届けた。

そして過去に現在の四皇の一角百獣のカイドウと渡り合ったが、新世界の航海で仲間を全て失ったことが判明している(公式キャラブックBLUEDEEPによれば、かつては新世界の強豪海賊の一人であり、カイドウとも互角に渡り合っていたが、最終的には完敗したとされる)。

偉大なる航路

スリラーバーク

スリラーバークにて勢力拡大のために強者から影を奪い、ゾンビ兵を増やすことを行っている。
船長のルフィを含む麦わらの一味の一部とガイコツ剣士ブルックから影を奪ったため、一味及びブルックと戦闘になり、その過程でルフィの影を使い"魔人”オーズのゾンビを復活させて一味を襲わせ、更に途中からは自らオーズの体内に入ってオーズを操作し戦った。
しかし、影を取り込んでパワーアップしたルフィによりオーズごと殴り飛ばされ重傷を負わされ、ルフィ達に対する怒りから狂気に陥り、自分でも扱いきれないほどの島中の影を取り込み巨大化・暴走状態となって一味を抹殺しようとしたが、ルフィの渾身の攻撃と共に崩壊してきたスリラーバークの建物の下敷きになって倒された。
その後、アブサロムドクトル・ホグバックの手により気絶したままひそかにスリラーバークを脱出させられた。

マリンフォード頂上戦争

世界政府海軍本部の命令により召集され、王下七武海として、ポートガス・D・エースを救い出そうと進撃してきた白ひげ海賊団を相手に戦った(71巻SBSによれば部下のアブサロムも参加していたとのこと)。
この時、リトルオーズjr.の巨体を一撃で貫き瀕死にさせたり、白ひげ海賊団10番隊隊長クリエルと交戦して生き残るなどの強さを見せた(アニメ版では海賊死体で山を築いているほど)が、ジンベエとの対決では自身の攻撃をはじかれ一蹴されている。

戦争終結後、理由は不明だが、世界政府上層部の命令を受けた同じ七武海のドフラミンゴ率いるパシフィスタ軍団に急襲され、瀕死の重傷を負わされるが、トドメを刺される寸前で突如消滅(おそらくアブサロムによる救出)し、消息を絶った。

新世界

ユースタス・キッド達の海賊同盟をスクープした、小型船スリラーバークが登場している。

余談

  • 容姿

年代によって容姿が大幅に変化するキャラクターで、子供の頃は無邪気な笑顔を見せており、服装も裕福さを伺わせている。ロジャー処刑された24年前は現在の肥満体からは想像も出来ない凶暴を絵に描いたような面構えのスマートな青年だった。ホグバックと出会った10年前はドラキュラ風のタキシード姿で、今よりも若干痩せている。

  • モリアとカイドウ
 モリアがカイドウに敗北したこと・モリアが仲間を喪ったことについて、「カイドウがモリアの仲間を全滅させた」とつなげられることが多いが、実際には仲間を失った原因がカイドウとの戦いによるものかは不明。
モリア自身は、カイドウに対して強い恨みは見せず「これほどの部下がいりゃあの時 カイドウの野郎(バカ)に敗れることもなかったか…!」と馴染みのある呼び方をしている。

実は、本人にもその気はなかったが、一番真面目に王下七武海の「海賊狩り」という職務に取り組んでいた人物。
一方、他の面子と言えば、政府の命令に一切従う気のないジュラキュール・ミホークボア・ハンコック、権力の影に隠れて政府を揺るがしかねないほどの企みを持っていたサー・クロコダイルドンキホーテ・ドフラミンゴ、表向きは政府に忠実だが革命軍の一員であったバーソロミュー・くま、そのほとんどが問題児だらけ。
一方のモリアは、政府側にスリラーバークの影狩りも「雑魚海賊抑制のため」と認められており、本人も勢力拡大を目指しそれに励んでいた。

自滅。ナイトメア・ルフィに敗北したために、怒りに任せて明らかに多すぎる1000体もの影を吸収して一気に決着をつけようとしたために制御しきれず、ロロノア・ゾロをして「もう勝っている」と言われたほどであった。
もしモリアが100体程度に影の吸収を抑えていたのならば、ルフィ達に勝利できた可能性は十分あったと思われる。

pixivでの扱い

実は顔のバランスが繊細で、描くのが難しいキャラクターの一人。
アニメにおいても別格に不安定な作画で知られ、回ごとに全く顔や体型が違う。
同じ場面であっても回が変わるとひょろ長い体型だったり、胴体が真円に近い程に丸々と太っていたりとその変化は凄まじい。
描き手によって恐ろしいくらいに個性が出る為、キャラクターデザインとしては中々面白い。

関連項目

ONEPIECE ワンピース 王下七武海 スリラーバーク
アブサロム ペローナ ドクトル・ホグバック 
リューマ
ブルック モンキー・D・ルフィ ドンキホーテ・ドフラミンゴ
 コウモリ

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