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ゲド戦記

げどせんき

『ゲド戦記』は、アメリカの作家アーシュラ・K・ル=グウィンの執筆したファンタジー小説。 2006年にスタジオジブリ制作によりアニメ映画化された。
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ゲド戦記(小説)

ことばは沈黙に
光は闇
生は死の中にこそあるものな
飛翔せるタカの
虚空にこそ輝ける如くに  ―――古代の詩『エアの創造』より―――

アーシュラ・K・ル=グウィン作のファンタジー小説
日本語版の訳者は清水真砂子。岩波書店から刊行。物語は全6冊(本編5冊、外伝1冊)で構成される。

『Ⅰ 影との戦い』
『Ⅱ こわれた腕輪』
『Ⅲ さいはての島へ』
『Ⅳ 帰還』
『Ⅴ アースシーの風』
『別巻 ゲド戦記外伝』(少年文庫版の表題は『ドラゴンフライ』)

なお、日本語の題に「戦記」と付くが、英語の原題は背景となる世界と同名の「アースシー(Earthsea)」であり、別に戦いがメインなわけではない。……「自分自身との戦い」という解釈なら話は別だが。

1~3巻は1970年前後、4巻は1990年、5巻は2000年代初期の作品であり、3・4巻のブランクを挟んで大幅に違った話になっている。

最終巻となる『外伝』には、『アースシーの風』以前に発表された中短編5作とアースシー世界の解説が付記されているため、5巻よりも先に読むほうが物語を理解しやすい。
なお現在では、少年文庫版にて『別巻』を『ドラゴンフライ』と改題して第5巻とし、従来まで第5巻だった『アースシーの風』が第6巻に差し替えられている。

あらすじ

舞台となるのは、無数の々とからなる多島海(アーキペラゴ)。 アースシーと呼ばれるその世界で並外れた魔力を持った男・ゲドの生涯を軸に物語は語られる。

物語の舞台

アースシーではあらゆるものに真の名が存在し、それを知る者はその対象の命を掌中に収めることすら可能である。ゆえに人は真の名をみだりに明かさず、お互いを字(あざな)で呼び合うのが常である。
アースシーには魔法使いがいるハード語圏と魔法を嫌う(異言語・異人種の)カルガド帝国があり、そしてがいる。

主な登場人物

真の名字で表記する
ゲドハイタカ
アイハルオジオン
エスタリオルカラスノエンドウ
テナーアルハ
テハヌーテルー
レバンネンアレン


ほか、多数の人物が登場する。

ゲド戦記(アニメ映画版)

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2006年に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。監督・脚本は宮崎吾朗
原作の3巻と、宮崎駿の絵物語『シュナの旅』を元にして作られたオリジナルストーリーの作品。
アニメ版のキャラクターイメージは『シュナの旅』に登場する人物たちが元となっている。

あらすじ

世界のバランスが崩れ、生きるすべての者が「自分」を見失いつつある世界が舞台。
自らが生みだした闇に脅え、父王を殺した青年アレンと、顔にあざを持つ少女テルー。
偉大な魔法使い・ハイタカに導かれ、2人は世界を救うために悪の魔法使い・クモに立ち向かう。

主な登場人物

アレン(CV:岡田准一
エンラッドの王子。真面目すぎる性格のために本来は心の“光”だった彼の分身が“影”となって去ってしまう。心の均衡を失い、衝動的に父王を殺害、国を捨てて失踪。逃走中にハイタカに命を救われ、ハイタカと共に世界に異変を起こしている災いの根源を探す旅に同行する。

テルー(CV:手嶌葵
顔に火傷の痕がある少女。作物や羊を育てて暮らしているが、特に自分の命を大切にしない人間には容易に心を開かず、両親に虐待された末に捨てられた辛い過去を持つ。自暴自棄になるアレンを嫌っていたが、彼もまた自分のように心に傷を負っていると知ると段々歩み寄るようになっていった。

ハイタカ(CV:菅原文太
アースシーの大賢人。世界の均衡が崩れつつある事を察知し、アレンと共に災いの源を探る旅に出る。

原作者の反応

原作者のアーシュラ・K・ル=グウィンは、「原作を正確になぞる必要はない」と、ことわっておきながらも「『トトロ』の細密な正確さもなければ、『神隠し』の力強い、すばらしく豊かなディテールもありません。(中略)文脈をあちこちつまみ食いし、物語をまったく別の、統一性も一貫性もないプロットに置き換えました。」と述べており、自分の作品とは別物であるというコメントを発表している。
コメント全文(和訳)

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