概要
全長90㎝。当時としては小型の両生類の仲間である。
学名の意味は「丈夫な胸部」。体が骨質の装甲坂で覆われていたことに由来。
なお、よく似た名前をもつゲロバトラクスは別の科に分類される別種。
特徴
川底や湖底に生息していた、全体的に体がとても平たいのが特徴の両生類である。
成体になっても幼生のように頭の後ろから3対の外鰓が出ているのも大きな特徴……と考えられていたが、近年では魚の様に体の中に鰓があったと考えられるようになった。この鰓の存在から、一生の殆どを水中で過ごしていたと言われている。
上顎の可動範囲が広く、50°くらいは開いたと言われる。口を閉じて頭だけ上に向けたまま水底に潜伏し、獲物が射程範囲に入るや口を開けて水ごと吸い込む(水は鰓孔から排出)、待ち伏せタイプのハンターだったのではないかと推測されている。