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コア・ブースター

こあぶーすたー

コア・ブースターは、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する地球連邦軍の大型戦闘機。
目次 [非表示]

機体データ

型式番号FF-X7-Bst
所属地球連邦軍
開発ハービック
生産形態少数生産機
全長13.8m
全幅12.6m
全高6.75m
全備重量18.3t
出力1,880kW
最大速度マッハ5.38
装甲材質ユニバーサル・ジュラルミン、ハイパーチタニウム、エアロ・セラミックⅢなど
武装25mm多銃身機関砲×2、メガ粒子砲×2、多弾頭弾×2、ミサイル×4、対潜爆弾

概要

型式番号FF-X7-Bst

ガンダムガンキャノンガンタンクに収納されているFF-X7コア・ファイターの後方に機能強化のための大型ブースターユニットを装着させた戦闘機で、装着時にはコア・ファイターの主翼と尾翼を折りたたんだ形態で行う。このブースターは、火力と航続力に制約が大きいコア・ファイターを、本格的な戦闘機として有効活用する目的で開発された。

推進器は熱核ジェット/ロケットのハイブリッドで、大気圏内外双方で運用可能。武装は、コア・ファイター機首の25mm機関砲(30mmとする書籍もあり)に加え、多弾頭ミサイル発射口を装備。そして、メガ粒子砲2門も装備している。

本機は戦闘機としての空対空戦闘のみならず、対モビルスーツ攻撃、モビルスーツ支援、対潜攻撃などにも対応し、非常に汎用性の高いマルチロールファイターとして仕上がっている。

FF-X7-Bstは一年戦争時に計16機が生産され、内6機が実戦に参加した。第13独立部隊ホワイトベースには5号機(005)と6号機(006)の計2機が配備された。(機番はホワイトベース所属コア・ファイターの通し番号との説もある。)

主なパイロットはセイラ・マススレッガー・ロウなど。


5号機はソロモン攻略戦でビグ・ザムに体当たり攻撃を仕掛けて撃墜、スレッガーも戦死している。6号機はア・バオア・クー戦まで戦い、終盤セイラが損傷も無い状態で機体を放棄しているが、機体のその後は不明。


なお、劇場版で登場しないGファイターの代役として劇場版第2作『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』で初お目見えとなったため、TV放映版時点では設定すらなかった。

また『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ではシャアの回想シーン(ララァが撃墜される場面)でセイラ機が、アニメ版『機動戦士ガンダムUC』ではバナージフロンタルが「刻」を垣間見るシーンでセイラ機とスレッガー機が登場しており、これらの作品ではTV版ではなく劇場版ガンダムの世界観を引き継いでいることを証明しているなど、ガンダム各作品間の世界観や繋がりを語る上では重要な存在である。


バリエーション

ジェット・コア・ブースター

型式番号FFB-7Bst

アニメ『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。

コア・ブースターの設計を元に開発された大気圏内用の戦闘爆撃機。「コア・イージー」とも呼ばれる。

詳細はジェット・コア・ブースターを参照。


コア・ブースターⅡ インターセプトタイプ

アニメ『機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-』に登場。

迎撃能力に特化したバリエーション機。大気圏外から侵入してきた敵を高高度で迎撃するため、左右のポンツーンにブースターを装備しており、プロペラントタンクを兼ねた大型ブースターやプロペラントタンクを取り付けることが可能。また、主翼形状も変更されている。

武装面ではメガ粒子砲の代わりに30mmガトリング砲1門と電子戦用ポッドを装備している他、空対空ミサイルも搭載する。

少数生産された機体がジャブローに配備されており、宇宙へ打ち上げられる艦隊への襲撃に成功した後のゼーゴックを迎撃し、ゼーゴックの回収を準備していたガウ攻撃空母もろともこれを撃墜している。

なお、ガンダム試作0号機のコア・ブロックとして用いられている機体の名称も「コア・ブースターⅡ」だが、こちらとは別物である。


コア・ブースタープラン004

型式番号FF-X7Bst PLAN004

雑誌企画『MSV-R』に登場。

コア・ブースター開発時に製造された試作機のひとつで、翼やエンジンノズルの形式がコア・ブースターと異なり、高速飛行時や大気圏外での運用時には主翼を下へ90度折り曲げることも可能。

武装はコア・ブースターとほぼ同様だが、ブースターにはメガ粒子砲に加えて2門の60mmバルカン砲が装備されている。また、コア・ファイターは翼を展開した状態で装着されているため、ペンシル型ミサイルもそのまま運用できる。

2機がジャブローで製造されて試験飛行に供された後、エンジンを大気圏内用ジェットエンジンに換装した上でジェット・コア・ブースター開発のテストベットとして使用された。その後はジェット・コア・ブースターの機種転換部隊で用いられた後、一年戦争後も何らかの形で運用は継続されたようで、宇宙世紀0090年にはレストアの上でFSSによるテスト飛行が行われている。


試作プラン

模型企画『MSV』に登場。

コア・ブースターの開発段階で検討された案で、実際に試作に至ったかは不明。

2つのプランがあるが、どちらもブースターは完成形よりコンパクトなもので、プラン004と同様にコア・ファイター部の翼を展開している。これは、コア・ファイターの主翼を主な揚力源にすることを意図していたためとされる。

1つ目のプランは運用環境を大気圏内に限定し、ブースターに安定翼を備えたもの。2つ目のプランはブースターから翼を全廃し、代わりに両側面にロケットエンジンを増設している。


タイニーコア・ブースター

漫画『アウターガンダム』に登場。

コア・ブースターを元に開発された連邦宇宙軍の迎撃戦闘機。ブースターの小型化と機体設計のコンパクト化が図られており、コア・ファイターの機体はコックピットと機首を除いてブースターに覆われている。武装は6発のミサイルなど。

連邦軍第七艦隊の所属機が、ア・バオア・クーの防衛網を構成するジオン軍機動要塞の攻略に投入されている。


ガンダムGT-FOUR

型式番号RX-78E

漫画『機動戦士ガンダム MSジェネレーション』に登場。

連邦空軍が開発した可変機構を持つガンダムタイプの試作機で、機体構造はコア・ブースターのものを原型としている。

詳細はガンダムGT-FOURを参照。


立体物

1/144スケールで販売。旧キットではあるが完成度が高く、現在でも「ベストメカコレクション」で定期的に再版ラインナップされている。通常のコア・ファイターも付属するが、意外に1/144のコア・ファイターはこれが初製品化であったりする(先に発売された1/144 Gアーマーのキットに付属するコア・ファイターはフィルムの印象優先の「二次元の嘘」をあえて再現したため、約1/72相当という、設定スケールの2倍と推定される全長・8倍の体積となっている)。


BB戦士No200「RX-78-2 ガンダム」にも付属している。


関連イラスト

コアブースター0079

雑誌企画『ガンダム・センチネル』においてデザインリファインされた「コアブースター“0079”」。いわゆる「カトキ版」であり、一見ディティールを調整しただけのようにも見えるが、実際に飛行可能であろうデザインにフォルムを全面的に改められている。


関連機体

コア・ファイター

Gファイター

ジェット・コア・ブースター

Sガンダム クラスターガンダム Vダッシュガンダム - これらの機体のコア・ファイターにも「コア・ブースター」と呼ばれる強化形態が存在する。

ウイニングガンダム スターウイニングガンダム - 「コア・ブースター」と呼ばれる飛行形態への変形が可能。


関連タグ

機動戦士ガンダム 大河原邦男

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