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ゴールデンアイ

ごーるでんあい

1995年に公開されたアメリカ・イギリスのスパイアクション映画。「007」シリーズ第17作目。この記事では同作をベースとしたゲーム版についても解説する。
目次 [非表示]

概要

007シリーズ第17作目。監督は後に『007 カジノ・ロワイヤル』も手掛けるマーティン・キャンベル。

俳優ピアース・ブロスナンが5代目ジェームズ・ボンドを演じた初めての作品であり、007シリーズ初のドルビーデジタル作品でもある。

主題歌を歌ったのはティナ・ターナー。

ゲーム版

1997年にNINTENDO64でこの映画をゲーム化した『ゴールデンアイ007』が発売(開発はあのレア社)。劇中のストーリーが再現されている他、歴代007シリーズに登場したキャラクターもいくつか参戦した。

2010年11月にWiiXBOX360Playstation3などに対応したリメイク版が発売された。ストーリーの大筋は映画を踏襲しつつ、時系列の入れ替えや装備や施設の近代化など様々な差別化が図られている。なお、ボンド役は原作映画でボンドを演じたピアース・ブロスナンではなく、発売当時のボンドであるダニエル・クレイグである。

なお、主題歌は原作映画と同じく「ゴールデンアイ」だが、ニコール・シャージンガーによるカヴァー版となっている。


2022年9月にNintendoSwitch(NINTENDO64 NintendoSwitchOnline)とXbox Game passでリリースされる事が発表。前者はN64版かつオンライン対戦対応、後者は4Kリマスターである。

配信はXbox版と海外Switch移植版が2023年1月27日に、日本Switch移植版が同年11月30日にそれぞれ開始。


版権が絡む作品が、NintendoSwitchに配信されるのは異例である。


なお、日本Switch移植版ではCEROレーティングがCERO-Zに引き上げられている事が判明。それまではリメイク版を含めCERO-Cだったのだが、何故レーティングが引き上げられたのかは詳細不明。それに対し北米版ではオリジナル版と同じく「ESRB:T(13歳以上)」になっている。ちなみに発売元は任天堂のままである為、任天堂タイトル初のCERO-Zタイトルとなった。

日本国内での配信と同日に、現行レーティングでCERO-Zに該当する64ソフトのみに限定した『NINTENDO64 Nintendo Switch Online 18+』が配信開始され、本作はそのラインナップの1つとして収録される(同日に追加の『スターツインズ』も同様)。


NINTENDO64版は当時、水野晴郎浜村淳によるテレビCMがあった。

ストーリー

MI6からの密命を受け、ソ連のアルハンゲリスク化学兵器工場に侵入した007ことジェームズ・ボンドと006ことアレック・トレヴェルヤンだが、アレックが責任者であるウルモフ大佐に捕まってしまう。ボンドは止む無くアレックを見捨てて秘密工場を爆破、任務を完遂させる。


それから9年後、ロシアの犯罪組織「ヤヌス」のメンバーであるゼニア・オナトップとロシア軍将軍となりヤヌスと内通していたウルモフが、セヴェルナヤにあるソビエト連邦時代の秘密兵器「ゴールデンアイ」を管理する宇宙センターに侵入。兵士と職員を皆殺しにした上、ゴールデンアイの起動キーを強奪。ゴールデンアイを宇宙センターに使用して壊滅させ、全ての証拠を消し去った。しかし、女性技術士ナターリア・シミョノヴァは奇跡的に脱出しており、事の顛末を全て目撃していた。


この様子をMI6本部から衛星中継を通じて見ていたボンドは、上司であるMの命令により、ゴールデンアイとヤヌスの関係の手掛かりを求めてロシアのサンクトペテルブルクへと赴く。しかし、そこで死んだ筈のアレックと再会したボンドは意外な真実を知ることになる……

登場人物

ジェームズ・ボンド(演:ピアース・ブロスナン)

本作の主人公。MI6のエージェントで、コードネームは007。これまでに幾つもの困難な任務を成し遂げてきたスーパースパイ。今作では国際犯罪組織「ヤヌス」を相手に立ち回る事になる。

因みに、今作でボンド役になったピアース・ブロスナンはアイルランド人で、歴代ボンド俳優で唯一、英国出身ではない。ソフト版の吹き替えは神谷明が次作まで担当した。


ナターリア・フョードロヴナ・シミョノヴァ(演:イザベラ・スコルプコ)

本作のボンドガール。ロシアの衛星兵器「ゴールデンアイ」を管理するセヴェルナヤ宇宙センターの職員で二等プログラマー。コンピューターの扱いのみならず拳銃の扱いにも熟達しているなど、かなりアクティブな性格。ヤヌスによる殺戮から運良く生き残り、今作の事件に巻き込まれていく。


アレック・トレヴェルヤン(演:ショーン・ビーン)

006のコードネームを持つMI6のエージェント。コサック出身の孤児。ボンドとは同僚であると同時に親友。アルハンゲリスク化学兵器工場の任務で殉職したと思われていたが……

因みに、アレックを演じたショーン・ビーンは元々ボンド役のオーディションに参加していた。


アルカディー・グリゴリビッチ・ウルモフ(演:ゴットフリート・ヨーン)

ロシア軍の高官。かつてはソ連軍の大佐で、現在はロシア軍の将軍にまで出世した。愛国者として知られているが、犯罪組織「ヤヌス」との黒い繋がりが噂されている。


ゼニア・ザラゲヴナ・オナトップ(演:ファムケ・ヤンセン)

国際犯罪組織「ヤヌス」の女幹部。グルジア出身で、元ソ連空軍の戦闘機乗り。殺人嗜好の残忍なサディストで、行為中に相手を両脚で挟み込んで締め殺す事を最も好む。


ボリス・グリシェンコ(演:アラン・カミング)

セヴェルナヤ宇宙センターの職員で一等プログラマー。ナターリアの同僚。コンピューターオタクで、卓越したハッキング能力の持ち主。

口癖は「俺は天才だぁぁぁ!」。


ヴァレンティン・ディミトリビッチ・ズコフスキー(演:ロビー・コルトレーン)

ボンドがヤヌスの情報を得る為に協力をあおいだロシアンマフィアのボス。元KGBエージェントで、現役時代にボンドと戦い、片膝を撃たれて障害が残っている。


M(演:ジュディ・デンチ)

今作の事件の少し前に就任した、史上初の女性MI6長官。冷徹な性格かつ勘を嫌がる学者肌の人物で、ボンドなど古参エージェント達からは内心煙たがられている。

女好きのボンドに「女性蔑視の太古の恐竜で冷戦の遺物」と嫌味を浴びせるものの、命令を下した後「生きて帰ってきて」と励ます等優しさもある。


ビル・タナー(演:マイケル・キッチン)

実働部隊の後方支援を担当するMI6エージェントで、Mの側近。しかしながら昔気質の古参エージェントで、現在のMを「数字の魔女」と呼ぶなど嫌っている。ボンドとはプライヴェートでも友人の間柄。


マニーペニー(演:サマンサ・ボンド)

Mの秘書。ボンドとは付き合いが長く、軽口を叩き合う仲。


Q(演:デズモンド・リュウェリン)

MI6技術局、通称「Q局」の局長。本名はブースロイド。マニーペニー同様、ボンドとは付き合いが長い。自身が開発したガジェット(ボンドカー含む)に強い愛着を抱いており、任務の度にガジェットを再起不能にするボンドに頭を抱えている。

子供っぽさの抜けない007に対し、「大人になれ007!」と苦言を呈するのは最早お約束。

衛星兵器「ゴールデンアイ」

本作のタイトルにして鍵である、ソ連が開発した秘密衛星兵器。攻撃に対する報復を目的としたもので、いわゆる電磁パルス兵器である。

普段は衛星軌道上を周回しているが、地上からの指令で起動すると、設定された標的地点に軌道を修正して移動する。標的地点到達後は、内蔵した小型核爆弾を起爆させて高出力の電磁パルスを発生させ、それを衛星軌道上から撃ち込むことで、標的地点を中心に半径50km圏内の電子機器を悉く破壊する。


その威力は凄まじいもので、セヴェルナヤ宇宙センターに対して使用された際には同センターの電子機器を破壊し尽くした上、宇宙センターからの警報で駆け付けたMiG-293機が巻き添えを食らって墜落、おまけにMI6やアメリカの衛星も巻き添えを受けて機能停止した。

関連タグ

映画 007

黄金銃:N64ゲーム及びWii版リメイクでゲスト登場した武器。本来は『黄金銃を持つ男』のメイン敵であるフランシスコ・スカラマンガの得物。

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